リセッツAROMA香房

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ヤケド事件

2006年07月23日 | オ-ナ-日記

昨日は、富山の実家の祖母の一周忌でした。
実家にお坊さんを呼んで、ごく身内だけでのささやかな法要でした。

お坊さんがろうそくや線香などを用意されていた時、熱くなった御香に誤って触れてしまわれたとかで、親指の腹をヤケドされました。私は現場を見ていなかったのですが、弟が「やけど、やけど」と母と私を呼びにきました。

誰がどこをどうヤケドしたのかも知らないまま、今日、ラベンダーなどヤケドに効きそうな精油を何一つ持ってきていない自分を悔やみました。

何かいいもんないかなぁ、絶対何かあるはずやから・・・と考えていたら、一ヶ月ほど前、母親にひまし油を一本売ったことを思い出しました。
「お母さん、ひまし油もってるばすやろーー。はやく持って来て!!」
母はぽっか~ん

ひまし油の瓶を受け取り、洗面所で指を冷やしておられたお坊さんのところへ行くと、彼はこのやけどでかなり動揺しておられるのがわかりました。
親指全体が真っ赤でした。
御香は、きっと思いのほか高温だったのでしょう。
しかも間もなく法要が始まるという大切なときに・・・・・・。

「このオイルを塗るとすぐに良くなるんですよぉ。」と、有無を言わさず、ひまし油を塗り、絆創膏2~3枚で保護して(ネルもなかったので)完了。

その後、なにごとも無かったかのように、ふつうに法要が始まりました。
お経をあげられたことで彼自身も落ち着かれたのか、痛いけどプロとしてやるべきことをされただけなのか・・・(?)

それよりも私自身がいつになく、お経とかお坊さんに意識を集中することが出来て良かった。
そもそも仏教には全く興味もなく、お経の意味もわからないので、法事や葬式に出ても、いつもかなり退屈しておりました。ぼんやりと故人のことを思っていたりして時間をやり過ごすだけでね。

ですが、ヤケドにひまし油を塗らせていただいたおかげで、お坊さんのことが急に気になり、「大丈夫かなぁ。良くなりますように。」と祈っているうちに、お経の抑揚がとても心地よくなってきて、「意味不明な言葉」でしかなかったものが「美しい祈りの音楽」のように響いてきました。
その音楽に乗せて、祖先のことや、生きている家族のこと、自分のこと、いろいろお祈りしました。

お経がすみ、会食の頃には、お坊さんもとても穏やかな表情にもどっておられたので、「どうですか」って聞くまでもありませんでした。

帰り際、「オイルを塗ってもらったら、すぐに痛みがひいた。ありがとうございました。」と仰って下さいました。
(こちらこそ、ありがとうございました。お礼を言わなければならないのは私です。)

うちに帰ってから思い起こしたのですが、やっぱりひまし油って、単にヤケドの治療薬に留まらず、ショックや動揺までをも癒す力があるように実感します。
そして、塗った人、塗られた人、両方癒されるみたいですね。

例え、そういうすばらしいひまし油のウンチクを全く知らなくても、確実に、誰にでも効くということも立証されました。

それにしても、突然、ヤケドの患部にギトギトのオイルを塗られたら、びっくりされたでしょうね
これからはラベンダーを持ち歩くようにします。(どうみてもラベンダーのほうが、ひまし油よりも癒し系っぽいよね。)

BYふなかわ