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埼玉県比企郡嵐山町の記録アーカイブ

よりよい村にする為の具体的方策(志賀・出野硯屏) 1951年11月

2008年09月13日 | 報道・よりよい村にするために 1951年

 一、健全なる村財政の確立 いくら立派な抱負経論があっても財政が不健全では実行に移すことは出来ない。村財政は村民の負担である税収入によって賄はれるので納税成績が挙らねば健全財政の確定は期し難い。よってその対策として各に十名乃至二三十名単位の納税組合を創設して納税意識の昂揚に努め「税を納めなければ村は決して良くならない」という村民個々の自覚を喚起することが肝要である。
 二、農地交換分合の断行 農村を豊かにするには生産の増強以外にない。それには農地を集団化し無駄な労力を省かねばならぬ。土地改良法による農地交換分合がそれだ。政府はその普及宣伝に大童であるが末端は極めて低調で政府の笛に少しも躍ろうとしないのは遺憾だ。農業委や農協或は篤農家の奮起を要望してやまない。
 以上の外衛生行政の徹底、教育の刷新等々幾多挙げたいことがあるが紙面に制限があるので後日の機会に譲ることヽする(菅谷村役場国保係長、61歳)。
     『菅谷村報道』17号(1951年11月10日)掲載



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