新しい年がはじまってから少したちましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
やはり1月はスタートの月、いまいちど自分を見つめ直したいもの、
というわけで、今月のことばは、
「百雑砕(ひゃくざっさい)」
「百」は百科事典の「百」と同じで数・量・種類の多い様をいいます。
百雑砕(ひゃくざっさい)とは
いろんなもの、すべてのものを
「木っ端微塵に打ち砕け」
と喝破する言葉なのです。
打ち砕くのは心の中にある全てのモノ。
心の三毒(貪欲(どんよく)、瞋恚(しんに)、愚痴(ぐち))、
人間の五欲(食欲、睡眠欲、性欲、財欲、名誉欲)、
毀誉褒貶から生じる心象、優越感、劣等感、不安、自信、美醜、善悪、
これらを全てぶち壊して「こっぱみじん」にしてしまえ
という意味なのです。
このようなものがあるから、心は囚われ、執着が起き、一喜一憂しながら次の深みに落ち込んでしまう。
そのようなものは毒にこそなれ薬にはならない。
すべてを取っ払って、右往左往しない「こだわりのない自己」をシッカリ自覚せよという言葉です。
複雑化する今日(こんにち)だからこそシンプル且つ柔軟心が大切でしょう。
一年をスタートするにあたり、浅深は別としても味わうべき言葉であろうと自覚します。
お知らせ
一月十七日 齢仙寺 初観音
平成二十七丙申睦月
やはり1月はスタートの月、いまいちど自分を見つめ直したいもの、
というわけで、今月のことばは、
「百雑砕(ひゃくざっさい)」
「百」は百科事典の「百」と同じで数・量・種類の多い様をいいます。
百雑砕(ひゃくざっさい)とは
いろんなもの、すべてのものを
「木っ端微塵に打ち砕け」
と喝破する言葉なのです。
打ち砕くのは心の中にある全てのモノ。
心の三毒(貪欲(どんよく)、瞋恚(しんに)、愚痴(ぐち))、
人間の五欲(食欲、睡眠欲、性欲、財欲、名誉欲)、
毀誉褒貶から生じる心象、優越感、劣等感、不安、自信、美醜、善悪、
これらを全てぶち壊して「こっぱみじん」にしてしまえ
という意味なのです。
このようなものがあるから、心は囚われ、執着が起き、一喜一憂しながら次の深みに落ち込んでしまう。
そのようなものは毒にこそなれ薬にはならない。
すべてを取っ払って、右往左往しない「こだわりのない自己」をシッカリ自覚せよという言葉です。
複雑化する今日(こんにち)だからこそシンプル且つ柔軟心が大切でしょう。
一年をスタートするにあたり、浅深は別としても味わうべき言葉であろうと自覚します。
お知らせ
一月十七日 齢仙寺 初観音
平成二十七丙申睦月