齢仙寺雑記帳

滋賀県にある臨済宗妙心寺派のお寺、齢仙寺の日々のお話

北幼稚園のみんなからいただきました

2012年12月30日 | その他
先日とってもうれしいことがありました。

齢仙寺の池の鯉を見にきてくださった北幼稚園のみんなが、お礼にと持ってきてくれたのです。
かわいいです。とってもうれしかったです。
本当にありがとうございました!


今年もあと一日。
なんだかんだとバタバタしておりますが、明日には無事に準備をととのえて一年をしめくくりたいと思います。

齢仙寺では明日31日23時45分頃から除夜の鐘をつきます。
お近くの方はぜひつきにいらしてください。

12月のことば 「真玉泥中異(しんぎょくでいちゅうにいなり)」

2012年12月05日 | 今月の言葉
あっという間に12月。
師走です。今年ももうあとひと月ということですよね。

1年を振り返りながらも、2012年の残りを大切に過ごしたいものです。

大掃除も・・・今年こそ早めにとりかかろう、と思う今日この頃です。

さて、今月のことばです。

今月のことばは、

「真玉泥中異(しんぎょく でいちゅうに い なり)」(景徳伝燈録)

真玉(本当の素晴らしい玉石)は、泥の中にあっても光り輝いている ということです。

私たちは縁によって流転する中に存在しています。

世間の相対的価値観の中で、良い場合、悪い場合何れの場所にも身を置くことがあるのです。
健康や会社内での役職、年収や住まいなど、人生における境遇などがそうですね。

でも、「黄色」が「赤色」より素晴らしいでしょうか?

「2」は「3」より量的に大きいとは言え、素晴らしい価値があるでしょうか?

十人いれば十人十色。

今居るところに精一杯自信を持って精進して生きているなら、そこが一番の晴れ舞台。

真の面目、掛け替えのない自己の素晴らしさの発揮のしどころではないでしょうか。

バイプレーヤー(助演者)だって、芝居では欠くことのできない存在。随所に主人公であることが肝要。
「たら、れば」の思考からおさらばして「今、ここ」を生ききってみることが必要でないでしょうか。


☆お知らせ☆

十二月九日 午前十一時十五分 齢仙寺汁講
      午後一時 齢仙寺成道会法話会
           布教師 名古屋 林貞寺 大野師

十二月十五日まで 「東嶺圓慈 禅画と墨跡」展 於花園大学歴史博物館
          龍澤寺・齢仙寺と近江の禅寺所蔵作品展

十二月三十一日  午後十一時四十五分 除夜の鐘
※来ていただいた方から順番に鐘をついていただけます。