1月のことば 「法演の四戒」

ほんとに早いもので、1月ももう半ばすぎですね。

15日も過ぎましたので、齢仙寺の掲示も「頌春」から「今月のことば」になりました。

今月のことばは、

「法演の四戒」

中国、宋代に五祖法演という禅僧がおられ、弟子に四つの戒めを示されました。

一、勢い使い尽くすべからず。勢い使い尽くさば、禍必ず至る　
勢いにのって有頂天になってると足下を掬われる　順風満帆な時ほど要注意

二、福受け尽くすべからず。福受け尽くさば、縁必ず孤なり
　　幸福や財貨を独り占めしていては周囲は離れていく

三、規矩（きく）行い尽くすべからず。規矩行い尽くさば、人必ずこれを繁（はん）とす
　　規則にがんじがらめに縛られた言動は他人にうるさがられる

四、好語説き尽くすべからず。好語説き尽くさば、人必ずこれを易（やす）んず
　　工夫を凝らし言葉多く耳障り良く微細に真理を説いても説くほどに軽く聞こえてしまう　巧言令色すくなし仁である

一年の「計」を立てられた皆様、その土台においてこの四つの戒めは大切ではないでしょうか

まさに、好語不可説尽
　
今月の言葉　各自でしっかり味わおうではありませんか
（今月は、読み方も書いていません。ちょっと調べてみてくださいね）

お知らせ
一月十四日　齢仙寺初觀音

獅子舞

今年も来て下さいました。
伊勢大神楽講社の獅子舞。
家族全員頭をかんでいただきました！

頌春

明けましておめでとうございます。
ほんとうにおだやかな元旦を迎えることができました。
除夜の鐘をつきにきて下さった皆様、年賀のご挨拶にきて下さった皆様、ありがとうございました。
新しい一年、皆様のご多幸と安寧を祈念いたします。