らむ茶の独り言

ロックとノンアルコールビールと田舎暮らしを愛するガーディニング野郎の勝手な独り言。

春が来たが

2023年03月20日 11時02分01秒 | 楽器

クロッカスが咲き始めた。こちらも例年に比べてずいぶん早い。
春は早く来たみたいだが、こういう時はこの春が長く続く事になるやも知れない。
これが困る。
春は全然暖かく無いからだ。冬に比べたら気温が高いというだけで、暖かいというわけではない。
桜は咲くけれど花見など寒くてやってられるものではない。

そんな春の低温が続くと野菜は育たない。
一昨年、種から野菜を育てようとしたが育苗ポットがいつまでも沈黙状態。
寒かったのだ。芽が出たのは6月近くになってからだった。
この時も早く雪解けしたがそのあと寒い春の状態が続いた。
ようやく畑に植えられる様な大きさになったときにはもう夏だった。
1ヶ月以上遅れて育ったのでトマトなどは実が赤くなる前に秋になってしまった。
最も、トマトは赤くなる前に採って来ないとみんなカラスにやられてしまうが。

去年は雪が多く雪解けも4月まで待たされたが、その後は順調に気温が上がり梅雨の頃には結構な大きさになっていた。
しかし、去年は僕の体調が悪く全く野菜の世話が出来なかった。
まあ、梅雨が長くて連日雨ばかりだったので体調が悪くなくても世話は出来なかったかな。
そういうわけで、今年はやたらに早い雪解けで一昨年のパターンかな、と。
すんなり暖かくなって早く夏が来るとかそういう事はないわけで、
結局季節は最後は帳尻が合う様になっている。
冬が早く終わるとそのあとの寒い春が長く続いたり、夏が暑いと冬が寒かったり。

雪解けが早かったが冬の寒さも雪も例年と何ら変わらない。
トイレに置いていたサンスベリアが全滅。寒かったのだな。
10℃くらいまでは大丈夫かと思っていたが、真冬には5℃まで下がっていた。
冷蔵庫の中の温度だからなあ。枯れて当たり前か。
温暖化なんてものはない。春が早く来たから温暖化などという事はない。
真冬が春みたいになったら温暖化と言えるかも知れないが、
普通にマイナス10℃以下に下がって延々真冬日のどこが温暖化だ。

ともかく季節は春になった。
ようやくマスクも個人の判断になった。まだみんな着けてるけど。
もう普通の風邪扱いなのだからマスク外せば良いのに、スーパーとか行くと全員マスクだ。
僕はもうマスクはゴメンだ。混んでない限りはマスクしない。
映画館もマスク無しで良いらしい。やっとだ。
しかし、3年もマスクしてるともう外せないのかも知れないな。
困ったもんだよ。この横並びには。
この3年以内に出会った人の素顔を知らないのではないか。
メガネを外しただけで全然印象が変わって見えるのにマスクを外したらどうなるのか。
長すぎたなマスクの期間が。もう外せないのではないか?
コロナ以前は黒いマスクして帽子かぶっていたら完全に不審者で職質問だろう。
それが今ではそういう人が珍しくないのだからなんというか。

興味のない人には分からないだろうが、ずいぶん変わってしまった。
何がというと、文化系の活動がほとんど全滅状態になってしまった。
大学のサークルはずっと活動中止だった様だし部室も使えない。
文化祭もやっていたのかな。まあその前からこういう催事はもう死んでたわけだけどね。
イベントも軒並み中止で、最近ようやく普通に始めてる様だがイベントに出る人がいなくなった。
バンドなんて密だから練習など出来なかっただろうし、イベントもみんな中止で発表の場が無くなってしまった。
音楽をやる人はずいぶん減ったのだろうなあ。
大手の音楽スタジオやライブハウス、楽器店も相当数が閉店に追い込まれた。
これらがまた再開する事はもうないのだろう。景気も悪いし。

一度失った物を再び取り戻すには相当な手間と時間とコストがかかる。
この状況ではそれは望むべくもない。
このまま消えてしまう文化活動が相当あるのではないか。
僕が20年以上続けて来た音楽スタジオはもう再開の目処はない。
最後こういう形で幕を引くとは。
11年前のあの大災害以降厳しい状況が続いたが、今回のコロナでトドメが刺された。
以前は何度もあった復興が今回は全く見られない。
音楽文化は地方から消えようとしている。
少なくとも子も街の音楽文化は消えてしまったのではないかな。
結局、こういうふうに次々と消えていくこの街の衰退をなすすべなく眺めて来ただけだったのか。
その時は分からなかったが、今から思い返すと街は衰退の一途だった。
まさかこんな風になってしまうとは。

もう自分の役割というのは終わってしまったのだなと痛感する。
ジタバタする気もない。おそらくこうなる事は容易に想像が出来たわけだから。
この街の文化に貢献出来る事はもう無いが、自分の音楽活動は終わったわけではない。
これからは自分の為だけの音楽活動が始まる。
さて、あとどれだけの時間が自分の音楽活動に残っているのだろうか。
ずいぶんと熱意は消えてしまった。
一日中ギターを弾いていられたら幸せだった頃はもうずっと遠くに。

しかし、ようやくコロナも終わった様だが、安堵感は無くて喪失感しかない。
戦争が終わって焼け野原になった街を見渡す感じだろうか。
先人たちはそこから奇跡の復興を成し遂げたのだが、奇跡が再び起こる事は、、、

 

 

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