らむ茶の独り言

ロックとノンアルコールビールと田舎暮らしを愛するガーディニング野郎の勝手な独り言。

拝金主義の成れの果ては一体どんな姿になってるのだろう

2020年10月03日 21時10分59秒 | 楽器
 
敵はそこじゃない

 中国とどこが違うのだ? 希望の党 東京だけの話 それはただの期待たまに見かける蜂みたいな蝶みたいな不思議な昆虫。初めて見る人は、すわッ、ハチ鳥か?と驚くのだが。今......
 

一年前の自分は良い事を書いている。まさに我が意を得たり、って自分で書いてるわけだから当たり前だけど。
自分の書いた文章というのはすぐにわかるもので、昔Amazonのレビューに書いたコメントが、どこかの誰かが引用しているのを
たまたま見かけた事があったが、すぐに分かった。
あれ?これオレの書いたコメントじゃないか?

自分の書いた文章、自分の描いた絵、自分の撮った写真、案外とすぐに分かるものなのだ。
ネットの時代になり、絵でも文章でも写真でも簡単にコピーできる様になった。
それを個人で楽しむだけなら問題はないが、お金が絡むことに利用すると著作権が問題になる。

武田教授は著作権などというものは拝金主義が生み出した根拠のない権利だと言っていた。
世の中全て金金金。著作権は持ち出す人とそうじゃない人がいる。
勝手に使ってくれ手かまわんという人と、オレのものは金を払わないと絶対に使わせない、という人が出てくる。
しかし、今時の人間が過去のレガシーを全く使わずに新しいものを生み出すなど不可能だ。
という事は、著作権を行使しない過去の人たちの上にあぐらをかいて、
自分のものは自分だけのものだと権利を主張する著作権というものはいったい何なのか。

僕が演奏した曲はYouTubeで登録したら広告収入は著作権者と折半だと書いていた。
ところが実際には取り分は99対1ぐらいの割合で、高校収入のほとんど全てが著作権者に入る仕組みだった。
オレが全部演奏したのにだ。著作権者はメロディーの権利だけじゃないのか?
楽器の演奏もアレンジも全部メロディーの作曲者の権利なのか?結構か権利だよ、全く。

そういうわけで雀の涙ほどの広告収入だったが、それを知ってからは全部広告無しにした。
オレが骨折ってアレンジ考えて練習して演奏して作った動画の対価は、全てメロディーだけ考えた作曲者のものだという著作権、そしてジャスラック。
音楽教室にも著作権の網をかけようというジャスラックのどこに文化があるのか。拝金まみれのジャスラックに乾杯だ。
今時YouTubeに投稿するにもタダでできる話じゃない。
儲けるとかそんな話じゃないんだよ。何をやるにも金はかかる。
その活動の資金の少しの足しになったら、という程度だがそれすらもダメだという。
それじゃアマチュアが演奏する意味やモチベーションはどこにある。

昔は趣味で儲けようなんて事はサラサラなくて、趣味はあくまで趣味でそのために働いて得た収入で楽しむ余裕があった。
今はそんな余裕は無くなってしまった。
趣味に好きなだけお金をつぎ込める人などごくわずかだ。
しかし、趣味を続けるには金がいる。そこにYouTubeが広告収入を持ち込んだわけだ。
当初は全く相手にされなかったが、YouTubeは正しかった。というか将来を見る目があったのだな。

取り止めのない話を延々と続けても仕方のない事だが、昨今のこの不況下ではアマチュアが活動を続けていくのは難しくなってきてる。
ボランティアなど余裕がなければ出来まい。これから先ボランティアは減る事はあっても増えることなどあるまい。
物事には全てコストがかかっている。
レコード会社は売れなくて大変だというが、音楽は金を出して聴くだけのもので、それを演奏したら金払え、というスタンスなら
やがてアマチュアは楽器を持って演奏する事をやめてしまうのではないか。
アマチュアの演奏にもコストはかかっている。ライブを開くにもそこそこの金がかかるわけで、昔の様に全部自腹では成り立たなくなる。
レコードそのまま流して金取るのは問題だと思うが、その曲をアmチュアが練習して演奏することにまで権利を持ち出して金を要求するのはいかがなものか

と常々思うのだが、残念ながら流れは一層著作権強化に流れていく。
その結果どうなるか。音楽文化は繁栄するとでも?
楽器演奏人口のほとんどはアマチュアだ。そのアマチュアの活動を叩き潰そうというジャスラックのどこに文化振興の姿勢があるのか。
いや、良いんだよ、金さえ払えば。という拝金主義の成れの果てに一体どういう文化が残るのだろうね。

ジャスラックのせいだけではないだろうが、おかげさまで楽器を始める人口は激減、当然楽器は全く売れなくなってしまった。
楽器演奏者のほとんどを締めるアマチュアを死滅させてプロだけが生き残るはずもない。
YouTubeでは食えなくなったミュージシャンが盛んにレクチャー動画を配信しているが、
僕などはこういうのを見ると虚しくなってくる。
それを見て練習しても発表の場など無いんだよ。いや、金払えば良いんだけどね。
ひっそりと誰の目に増えることもなく練習を積み技術を磨くだけのアマチュアがいるのだろうか。

ライブハウスは激減してるだろう。コロナのせいもあるが、それ以前からアマチュアの楽器離れバンド離れは進んでいた。
理由は経済的な部分が多い。
まあ昔からアマチュアが演奏して金になどならなかったわけだが、昔は収入に余裕があったのだな。
今はもうカツカツでやりくりしてるわけだから、楽器やその活動に回す金がない。
YouTubeなどは期待した向きもあったが、結局上述の通り著作権を立てに収入は得られる状況ではなくなった。
自分の演奏を聴いて欲しい、という気持ちがモチベーションになるのだが、それとて金がないのでは動画も作れまい。

ここここに至ってはどうしたら良いのかも分からなくなってしまった。
分からないが、衰退は進む。やがてこの街の子供たちは楽器を持たなくなるに違いない。
まさか僕が子供の頃よりも楽器を持つ子が減る様になるとは。
いったいこれからどういう世の中が展開していくのだろうかと不思議な気持ちだ。

 

 

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