らむ茶の独り言

ロックとノンアルコールビールと田舎暮らしを愛するガーディニング野郎の勝手な独り言。

東京仕様

2008年06月14日 04時13分41秒 | 日記・エッセイ・コラム
昨日は選挙に行ってくれ、なんてガラにも無い事を書いたが、日経サイトの田原サンのコラムを読んでると国民はもう自民も民主もどっちにもウンザリしてるという事らしい。まあ正直オレもそう思うけどね。もう済し崩しで落ちて行く様な感じしか無い。ウチの近所でもそういう景気の悪化というか地方衰退を現す事があった。詳細は書かないが、もう企業は地方は捨ててかかってるんじゃないかという気がする。

日本には東京しか無いのだろう。首都圏だけで日本はこれから国内消費をまかなって行くのだ。地方は後期高齢者みたいなもんで邪魔なだけだ。10人に1人が東京に住んでるってスゴいよねえ。周りの3県足したら3人に1人ぐらい?非正規雇用と同じじゃん。まあこっちはまだ1000万ぐらいらしいが。何しろすべての製品が東京仕様だ。何故こうなんだ?と疑問に思った時それは東京という環境を考えるとすぐに分かる。田舎じゃこんなの売れないよ、とよくおふくろが言うがいいんだよ。田舎で売れなくても。東京で売れてナンボなんだから。年寄りはいいんだよ。若い連中だけ相手してればという感じか。

日本でコンビニが生まれてどのくらい経つだろう。30年は経ってるかな。そうすると小学生の頃からコンビニを知ってる人たちはもう40代にはなってる。ところが40代以降の利用者がまったく増えない。いつの時代も利用者のほとんどは20代だ。という事は20代の人も40代になるとコンビニを使わなくなるという事だ。中高年の利用者を増やすというのはコンビニの毎度のお約束懸案事項なんだがまったく成果が上がらない。というか要するにコンビニは若者しか相手にしていないのだ。相手に出来ないというべきか。オレもだんだんとコンビニから疎遠になって最近では最後に寄ったのがいつか思い出せない。ほとんど毎日店の前は通るが店内に入ろうという気にはまったくならない。理由はさんざん書いたから割愛するが、コンビニは年齢が上がると利用しなくなる傾向がある。

コンビニは全国展開はしてるが首都圏の比率が7割以上じゃないかな。当然首都圏の20代の利用者相手の品揃えになる。刺身やら野菜を置いても20代は買わない。何度も同じ事をやってる。中高年層にはコンビニは必要ないのだ。近所にスーパーがあればそれで良い。ところが首都圏で20代の単身者層がメインの品揃えにしないと売り上げはとれない。地方はまた客層や収入が違うので品揃えも変える必要があるワケだが、なにしろ商品担当が若造だ。そいつに中高年の嗜好を理解しろと言う方が無理。まあそれもさんざん書いたな。要するにコンビニも何もかも全国チェーンの店はすべて東京仕様になってしまってるという話。地方の地元商店街を叩きつぶしてその地域のニーズに合わない東京仕様の品揃えを強要する。迷惑な話だ。

確かに昨今の状況を見ると今さら自民だろうが民主だろうが変わらない様な気がする。だがそうじゃない。政権交代がプラスに働くか正直ワカラン。前の方が良かったと言う事も充分考えられる。それでも政権交代は必要だ。部屋の空気を入れ替えれば別にそれで何が起きるわけじゃないが気分は少し変わるかもしれない。気分が変われば行動が変わるかもしれない。今の日本に必要な事ってそういう事じゃないかと思うワケだ。残念ながらそういうささやかな変化に期待できる様な状況じゃなくなってきてる。土壇場という感じか。これからの10年は面白いモノが見られそうな気がする。歴史に残る様な。ただそれは良い意味では無いが。

コメント
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