振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

山陽路ツーリング(1)糸崎にある民宿を目指して

2021-10-13 16:54:36 | バイクツーリング


いつものバイク仲間5人で山陽路を西に向かうことにした。初日の宿は広島県の糸崎で、自宅からの走行距離は約300キロになる。

我々のツーリングは基本的には高速道路を利用せず、一般道を走ることにしている。理由は自分のバイクが来年25歳を迎える高年式で、長時間の高速走行は心配なこと、高速道では万が一事故った場合のダメージが格段に違うこと、そして旅路の景色を楽しめないことだ。決まった時間に間に合わないなど、やむを得ない場合は高速道路を使うが、それにしても料金が軽自動車と同じなのは納得できない。

今回は京滋在住のメンバーは国道9号線老の坂の手前のコンビニに9時半に集合した。ここからだと山陰方面に向かうようだが、実は一般道で山陽方面に向かう場合は亀岡から国道372号線で丹波篠山を経て姫路まで行くのが良い。亀岡市内は多少渋滞するが、後は信号が少なく、通行量も比較的少ない路線なので、阪神経由ルートよりも時間的にも早い。

ちょうど12時には姫路のマクドナルドで大阪から高速道を使ってレンタルバイクで来たI氏が合流して、昼食だ。これから糸崎までの距離約180キロを考えると合流時間を早くしたかったが、レンタルショップの開店時間が10時なので仕方ない。I氏には自前のバイクを買うように勧めているが、駐輪スペースの問題などもあり、家人の同意が得られないようだ。毎回レンタルを使うならコストは別にしても、自前のバイクを持つ方が安全だと思うのだが。

姫路から国道2号線に入り、部分的にはバイパス化されていて制限速度70キロ区間もあるが、夕刻が近づくと渋滞ヶ所もあり、結局目的地の三原市糸崎に入ったのは17時半だった。途中でコンビニ休憩と給油もしたが、平均時速は35キロ程度のようだ。

目的地の宿は楽天トラベルで見つけた民宿で、福山あたりでも良かったのだが、評価もクチコミも良かったので決めた。





建物や部屋、そして女将さんやお手伝いのお母さん方は我々と同じ「昭和」だが、トイレ、浴室、洗面はピカピカの「令和」で快適だった。



地元の魚介類を使った夕食は宿代の¥6000(税込)にしては充分な上、アルコール類の値段もリーズナブルだったので楽しい宴会になった。コロナ禍でもあり、20時には宴会を切り上げたが、他に4~5人おられた一人旅の方々には少々迷惑だったかも。



朝方、朝食前の散歩に出掛け、糸崎駅前まで行った。



学生の頃までは山陽本線で郷里との間を往復していたので、糸崎駅と言うと当時は機関庫があって特急や急行が停車する駅だと知っていたが、駅舎を初めて見て、その簡素なことにビックリした。今まではもう少し大きな駅のイメージを持っていたのだが。

だが、泊まった民宿を利用するために例えば青春18きっぷで訪れた場合は、この駅舎で降りるのはピッタリかも知れない。バイクも良いが、そんな風情のありそうな旅も悪くはなさそうだ。





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