振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

小型船舶操縦免許を更新することにした

2019-08-12 15:04:44 | 日記
最後に船を操縦してから8年は経ったと思うが、5年に一度の更新の時期が来た。今後操縦する機会はありそうになく、どうしようか迷ったが更新することにしてそのための講習会に行ってきた。





最寄りの講習会場は京都市内の二条城の北隣にある社会福祉会館で、過去にも更新のたびに来ている。

小型船舶の操縦免許は国土交通大臣が発行する国家資格だが、取得のための講習や実技試験、更新のための講習などは国交省から指定を受けた日本海洋レジャー安全・振興協会(JMRA)が実施している。

全国で小型船舶の操縦免許保持者は約350万人で毎年5万人くらいが新規取得者らしいが、免許証に有効期限はあるものの終身免許なので失効免許の保持者も含まれている。継続的に更新をしている保持者は150万人くらいらしい。高齢になったからって返納制度はもちろん無い。

自分は10日前くらいにJMRAにインターネットで更新受講を申し込んだが、海事代理士事務所に新しい免許証の交付まですべてを委託して本人は講習会だけに来ている人の方が多い。

会場で受付を済ませると身体検査の一部になっている視力検査を受ける。自分の場合はメガネなどは不要だが左右の遠近視力が逆になっているので別の機械を使っての視野検査が付加される。これは自動車運転免許の更新でもやっている。

氏名の確認と大きなケガや病気はないかを問われ、これに受け答えすることで聴力の確認と身体動作に問題がないかの検査になっているようだ。





講習はDVDを使った救命胴衣の説明が約20分間あったが、小型船舶の場合は昨年から全乗船者に船室内を除いては救命胴衣の常時着用が義務化されたことがわかった。DVDを視た後は講師によるテキストの中身を中心に50分間のレクチャーで、法令の変更箇所や最近の海難事故例などを聞いて終了した。



講習終了証明書と身体検査証明書が渡されたので、これを大阪の運輸局に持参(または郵送)すれば新しい免許証が交付されることになる。40人くらいは受講者がいたと思うが、運輸局で自分で手続きするのは二人だけだった。

受講料・身体検査料・コンビニ振込手数料の合計で4370円と、運輸局での申請手数料が1350円のトータル5720円となる。海事代理士事務所のHPを覗くと更新費用が8500円と書いてあって大きな差異はないが、暇があるので自分で出来ることは自分でやってみる。



上の画像は有効期限を2か月残す自分の免許証。確か23年前に琵琶湖で受験して小型船舶4級を取得した。十数人が一緒に受験したが、自分が最年長者で講師の質問ターゲットにされた。実技試験は4人でグループを組んで操縦や接岸、落水者救助の実技を交代でやったが、連帯感が生まれたためか合格発表の時に4人とも合格が決まって手を取り合って喜んだ記憶がある。

免許をとってから船外機付きのゴムボートを買い、車に積んでもっぱら日本海や大阪湾まで釣りに出掛けていたが、友人を誘って琵琶湖の海津大崎の桜を湖上側から花見としゃれこんだことが記憶に残る。

但しゴムボートの運搬や洗浄、組立と収納が結構大変で、十数年経てからマリーナにある中古の21フィート艇を購入した。ところが仕事のこともあってか釣りから足が遠のき始めて数年で手放してしまった。その間に昇級試験を受けて免許は1級にステップアップしたが、ほとんど役には立たなかった訳だ。

まあ琵琶湖や若狭湾にはレンタルボートがあるので、また誰かを誘って釣りなどで遊んでみるのもいいかなと思う。今は暇も充分あるし、免許証も更新したんだし。






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