振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

やっと清算できた2年前のタイ航空のチケット代金

2022-09-07 11:29:58 | チェンマイステイ
今回チェンマイまでの飛行機はタイ航空を利用したが、チケットの購入には少し複雑な手続きを要した。

2019年の末ごろ、二人の友人と3人でチェンマイ旅行を計画して、2020年6月の往復航空券を購入した。私はバンコクの知人に会うため別の旅程になりエアアジアで手配したが、海外旅行に不慣れな友人二人の航空券は乗り継ぎも比較的容易なタイ航空にして、私がタイ航空からオンラインで購入した。

春になってコロナが世界的大流行となり、ほとんど全ての航空便がキャンセルされた。そしてタイ航空は会社更生法を申請して破産してしまった。支払い済みのチケット代金、それは私のクレジットカードで支払った、友人とは未清算の代金はどうなるのか心配だったが打つ手がない。

6月になってタイの中央破産裁判所からのメールが届いた。チケットの払い戻しが済んでいないため私も債権者の一人になったようで、会社更生手続き開始の知らせのようだった。数日後には同様のメールがタイ航空から届き、払い戻しに至るまで時間がかかることのお詫びがあった。

10月頃になって再びタイ航空からメールがあり、払い戻しの開始はは早くて2022年になることと、払い戻しの金額をタイ航空のチケット購入などに使えるバウチャー(金券)に交換出来ることの知らせだった。1年もすればコロナも落ち着いてチェンマイ旅行を実行出来るかと思い、友人にも連絡してバウチャーへの切り替えを申請した。申請受領の連絡が入り、引き続きバウチャーを添付されたメールも届いた。   

2022年の今年になって航空便も多少は復活してきて、チェンマイにはずっと行きたいと思ってはいたが、入国後の隔離や帰国後の隔離を考えると躊躇した。その後タイランドパスの廃止や入国前のPCR 検査の免除などがあり、夫婦でチェンマイへの渡航を決めた。

この時点で関西空港から選べる航空便は乗り継ぎなど考えるとほぼ一択のタイ航空。友人のバウチャーは第三者に譲渡出来ることを思いだし、二人の友人に連絡して譲渡の承諾を得た。

タイ航空の日本地区コールセンターに電話をすると、友人のパスボートのコピーと、友人がサインしたタイ航空指定のバウチャー譲渡証(タイ航空HP よりダウンロード)の二つの書類が必要とわかった。メールに書類や画像を添付して二人の友人とやり取りすれば早くすむのだが、生憎とその方面には弱い御二人。郵便でのやり取りは結構日数がかかった。

準備が整ったのでタイ航空コールセンターに電話して予約したい航空便の空席確認をした後、バウチャーの番号を告げて指示されたメールアドレスに必要書類の画像を添付して送信。書類審査の後、チケット発券の連絡があった。予約したチケット代金とバウチャーの金額にあった差額4万数千円(1人)はクレジットカードで決済した。

これで友人との間の清算も済んでスッキリした上に、チェンマイに来れた。バウチャーの譲渡と言う複雑に思ったタイ航空との手続きも、予想外にスムーズだった。