振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

尾道に行ったらやはり尾道ラーメンですか

2017-03-19 08:57:37 | 日記
山陽新幹線が開通するまでの学生時代、帰省時には山陽本線を使っていましたが尾道駅を通過する前後は海側の景色を見るのが好きでした。対岸の島の間の狭い水道を多くの船が往来していて一度は下車してゆっくり眺めたいと思っていました。

近年は18きっぷを使って山陽本線を何度か利用したことがあり、その内に下車しようと考えていましたが広島在住の友人と会うために尾道で電車を降りました。


尾道駅前にある渡船の乗り場です。20tもなさそうな小さな船が頻繁に対岸の向島まで往復しています。ここの渡船は人間以外に自転車も乗せていますが、我々はこの後で自動車も運べる別のフェリーの渡船を利用してしまなみ海道に向かいました。

尾道の東部からは橋もかかっていますが尾道駅付近からは渡船の方が便利で、今でも利用者は多いような様子でした。


尾道と言うと放浪記を書いた林扶美子が浮かびますね。作品を読んだこともなく、尾道が出生地くらいに思っていましたが調べてみると出生地は下関か門司のようで尾道は女学校時代を過ごした場所のようですね。

画像は千光寺公園に立つ博物館の「尾道城」をバックにした林扶美子の銅像です。

さて、尾道ラーメンですが友人にすすめられて人気一番店と言われる「朱華園」に行ってきました。

11時開店でその20分後に行ったのですが既に店前に行列です。それでも10分以内で店の中に入ると食券売り場まで行列が続いていましたが壁に銅板が飾ってあります。作家の壇一雄がこの店の感想を雑誌「旅」で紹介した一節が書かれていました。


定番のラーメンは¥600で魚介と醤油のスープに細目で少し硬めの麺。そこに背脂とチャーシューが乗っています。魚介のダシに背脂のコンビネーションがここの味でしょうか。

確かに美味しいですが恐らく次に尾道に来ることがあれば他の店にトライするでしょう。初めての尾道ラーメンならば朱華園はオススメですが二度目なら違う選択肢もありです。

行列して入店しているので食べ終わると皆さんそそくさと出て行くため回転は結構速く、天気さえ良ければ外での行列も苦にならないくらいです。但し水はセルフサービスなので先に着席すると混雑しているので後から水をとりに行くのは面倒です。それとレンゲは頼まないと出てこなかったので、その辺も考えると次は別の店ですね。