振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

タイしゃぶの店MKあれこれ

2017-03-05 13:23:45 | 日記
タイに何度か行ったことのある人はMKと言えばタイしゃぶのチェーン店だとわかる人も多いと思います。

関西の人、それも京都の人ならMKと言えばMKタクシーですね、たぶん。昔は運輸省の政策に対抗する営業戦略を次々に出して全国的にも有名になりましたが、私も関西空港から海外へ出る場合は自宅からMKのシャトルサービスをよく利用しています。

話が逸れていますがこのMKは40年くらい前に京都市のミナミタクシーと桂タクシーが合併してそれぞれのイニシャルをとってMKとなったのですね。



20年前に仕事で初めてバンコクに行った時には「コカ」と言うタイしゃぶレストランでごちそうになりましたが当時既にあったはずのタイしゃぶMKを知ったのは何年か後のことでした。

2000年頃に家内を連れてバンコクに旅行した時にプロンボーン近くのコカに二人で入ったのですが、メニューを見ながらあれこれ注文した時に魚も注文しました。するとフロア係の男性が「これでよいか?」と言う感じでお皿にのせた白身の魚を見せに来たので適当に「OK」と言いました。

食べ終わって1000バーツは軽く超えたなと思って精算を頼むと何と2千数百バーツ!明細を訊ねるとあの白身の魚が1000バーツもしてました。スペシャルメニューで恐らく日本からの輸入かまたは活魚か何かだったのでしょう。やられました。

それからは印象を悪くした「コカ」には行かず、その頃に見つけたMKばかりに行っています。

タイ人が多く利用しているMKですが「レストラン」ですからそれなりの値段で、利用しているのは恐らく中間層以上のタイ人だと思われます。ビールを飲んで(飲んでいるのは大概日本人)でひとり1000円~1500円ですから日本人にはありがたい値段ですね。

鍋には薄味のスープが入っていますが味付けは自分用のお椀に移したスープに入れる甘辛いタレの量で調整します。日本人には小さじ半分ぐらいでもちょうど良いと思いますがタイ人はたっぷりと入れています。これによってタイ人でも日本人でも美味しく食べられるのがポイントだと思います。鍋にいれる具材の種類も豊富ですから4人で行くといろいろな具材が注文できて楽しいです。もちろん〆にいれる麺もあります。

日本でも「やよい軒」を出店している会社がMKのフランチャイズ店舗を九州や東京で出店していますね。店の前を通ったことがありますがMKの同じロゴマークを使いながらしゃぶしゃぶ、飲茶、寿司がメインのメニューのようで、「タイしゃぶ」の文字はまったく見えません。MKの本家がタイにあるなんて知らない人が多いのではないでしょうか。

一方でタイではMKの会社が「やよい軒」のフランチャイズ店をたくさん出店していてMKと隣接だったり同じモール内でフロア違いだったり、かなり積極出店の感じです。背景にはタイでの日本食ブームもあるのでしょうが日タイそれぞれの会社がフランチャイズで相互乗り入れしていてやり方として悪くないですね。


上の画像はやよい軒のテーブルに置いてあるオーダー用の端末画面ですが、オーダーの後で表示されたのがおかしな日本語だったのでパシャ。

タイのやよい軒は日本から出店している大戸屋やココイチよりも値段が手ごろ、現地の日本食チェーンの「FUJI」よりも同じく値段が手ごろ、店の入り口には「当店はサービス料はいただいていません」と書いてあります。味の方は私が感じる限りはどこも五十歩百歩ですから価格戦略は重要だと思います。