勉強になりました、落語教育委員会。

2007-10-31 11:28:03 | 喬太郎
相撲の世界で、後援者、ご贔屓のことを谷町という。
大阪の谷町に、相撲好きの外科のお医者さんが住んでいて、
力士を無料で治療したり、食事の面倒を見たり、小遣いをあげたりしたから、
それで、谷町。

歌舞伎の世界では、花。
「花」という文字を分解すると、
くさかんむり、が、カタカナの「キ」の字を横にしたもの、
下の「化」という文字は。カタカナの「イ」と「ヒ」。
ならべて、ヒ、イ、キ、贔屓。

ちょっと、賢く、なった気になりますね。

落語が、お旦。
旦那に、「お」をつけ、お旦那じゃ、長くなるから、「那」をとって、おだん。

そんな、まくらから、
歌武蔵さん、「煙草の火」という噺に入った。
はじめて、聴く噺です。
いま、この噺のようなお茶屋遊びなんてあるんでしょうか。

もっぱら、ゴルフ、カラオケですか、元次官。
退官式は、すこぶるお派手でしたね、このお遊びのお金は、どちらから。

落語教育委員会
柳家喜多八・三遊亭歌武蔵・柳家喬太郎 三人会
なかのZEROホール
2007年10月28日(日)14時

喜多八・歌武蔵・喬太郎  コント
三遊亭歌彦       「反対車」
柳家喬太郎       「禁酒番屋」
~仲入り~
三遊亭歌武蔵      「煙草の火」
柳家喜多八       「宮戸川」

コント、
喬太郎さんの白衣姿まんざらじゃない、歯医者とかにいそうです。
反則技です、喜多八さんのナース姿。
所在なげに、手足をもじもじ、コントが耳に入らず、
新しい生き物に、釘付けとなりました。

歌彦「反対車」
歌武蔵さんの弟弟子さん。
ほほう、そういうさげもありますか。
気がつけよ、と、車のお客さんにつっこみたくなりますね。

喬太郎「禁酒番屋」
冒頭、酔った侍の喧嘩、近藤氏の回想報告じゃなく、演者の語り口。
番人の、カステラ、油、しょんべん、とすすむ酔っぱらい方が、見ものです。
「のぉ、ご同輩」
昨日、台風の中、武蔵小山の会の後、
「子別れ」に、ご友人からだめ出しが、
お酒も入って、どんな会話のやりとりだったのでしょう。

喜多八「宮戸川」
とぼけた感じが、おもしろい。
さげは、喜多八さん、にやりっ、と笑って「馴れ初めの1席」
にやりっ、と、、、こちらも、にやりぃ。楽しかった。

3 コメント

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Unknown (たけ)
2007-11-01 22:28:08
「たばこの火」。「たばこ」は草冠に良い、という字の題です、たしか。(私のPC、アホで変換できない)ウチにあるのは故・文枝師匠(小文枝時代)の映像。だから、上方の話なんですかね?派手そうだし(←全然詳しくないし、調べる氣も無い…)でもきっと、終了後の出口近くには「煙草」って書いてあったんでしょうね。私は変換されない方の字がなんか好き。薬草っぽくて(嫌煙家なもんで)。あ~何でもいいから、そのコント見てみたい!!!いつか絶対観ちゃる!!!
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Unknown (××)
2007-11-02 00:13:17
へぇ、そうなんですか、勉強になります。
出口に、「煙草の火」とかいてあり、鵜呑みに。
「反対車」のくるまは、人偏に車が、好きですが、
PCが、わたしの言うことを聞いてくれません。
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Unknown (たけ)
2007-11-02 10:34:09
私も「人偏に車」が好きですが、ウチのPCも変換出来ませんえん…。
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