ワントリックもよし、ツートリックもよし。

いつもの、お楽しみ、
携帯電話は切りましょう・キャンペーン・シチュエーションコント。

スーパーでの万引き。
売り場奥の事務所の設定、小さいテーブルをはさんで椅子が二脚。

その舞台上手側の椅子に、エプロンをしたスーパーの店員が座ってる、喬太郎。
歌武蔵が、黒のロングコートに黒のソフト帽を被って、
喜多八は、ボタンを掛け違えたブルーのシャツの裾をだらしなくジーパンの外に出し、
野球帽のつばを後ろに被り、口のまわりを青白くメイクして、黒い点々の髭が描いてある。
片手に大きな紙袋を持ってうなだれて、ふたり下手から登場。
万引き犯と、万引きGメンの設定。

椅子に座ったのが、歌武蔵。
コントにしても、分かり易すぎる大袈裟な格好だと思ったんですよ、黒コートにソフト帽。
というわけで、歌武蔵さんが万引き犯で、喜多八さんが万引きGメン。
ここに、ワントリック。

作は、喬太郎さんなんでしょうね。
万引きした商品も、減塩スパム、魚肉ソーセージ、喬太郎手拭い、ウルトラマンソフビ人形。
ご自宅から持参したんでしょうか。
喬太郎さん、お自分の手拭いを会場に投げました、よっ、太っ腹。

万引き犯の歌武蔵さんを問い詰める店員の喬太郎さん。
万引きGメンの喜多八さんは、いつものように、無言で、ユニークな身体をユニークに動かして笑いを誘う。

詰問中に、歌武蔵さんの携帯が鳴る。
(着信音は、雲助師匠の呼び出し音。落語協会モバイル新サービス・?)
電話の相手が、ご主人。
えっ、ヒー イズ ゲイ?文法的に、イズ ヒー ゲイ?
そこは、ノーマルで、なにが、ノーマルなのか、
歌武蔵さんは、奥さんで、彼女。シー イズ ワイフの設定。
歌武蔵さんは、万引き犯で、女性で主婦だったのです。
ここに、ツートリック、ツートリックス(?)

オチは、詰問中に何回か携帯が鳴り話す主婦の万引き犯の歌武蔵さんが、
その不謹慎な歌武蔵さんの態度を叱り飛ばす店員の喬太郎さんの携帯が鳴り話す行為を逆に叱り飛ばすというもの、なんですが、この個性の強い三人がいて、ふたつのトリックで、このコントは、充分。

とくに、ナース姿(前回中野のコントでしたコスプレ)や、
ボタンを掛け違えるなど飛び道具を使ったコスプレで攻めて来る喜多八さんですが、
ちょっとした動き、ひょっとしたらなにも動かず、ただ立っているだけで、
可笑しいところに、肩を震わせ笑って楽しんでいるんでしょう。

2008年2月27日(水)19時
落語教育委員会
練馬文化センター小ホール

コント
古今亭志ん太 「幇間腹」
三遊亭歌武蔵 「池田屋」
~仲入り~
柳家喜多八  「いかけ屋」
柳家喬太郎  「心眼」

志ん太「幇間腹」
志ん橋さんのお弟子さん。
志ん五さんのお弟子さんかと、まくらを聴いて、最初思ってしまいました。

歌武蔵「池田屋」
故三平さんの「源平盛衰記」のような地噺で、
間に遊びを入れて楽しませてくれます。
はじめて聴きました。
他にも、いろいろこういう構成の噺あるんでしょうかね。

喜多八「いかけ屋」
まくらも長く、
子ども時代のハナタレ小僧の悪童の話、
その頃の風景、その頃の玩具、樟脳船、ぽんぽん船、羽ばたき飛行機。
会場をその頃の雰囲気、気分で充満させた。
こういうスタイルの喜多八さんは寄席の高座では観たことがなかったので、
是非、独演会にも行ってみたい。
いやぁ、「いかけ屋」面白かった。
いかけ屋で、親爺を怒らせたあと、うなぎ屋に。
まくらで私の頭につくられた悪童達が暴れだす。
「針はぁねぇっ」「触るんじゃない」「あっちぃへ行けぇ」
「針はぁねぇっ」「触るんじゃない」「あっちぃへ行けぇ」
「針はぁねぇっ」「触るんじゃない」「あっちぃへ行けぇ」
高座の姿が、すでに愉快。笑いを誘う噺家です。

喬太郎「心眼」
まくらもふらずに、噺にはいる。
「ねずみ穴」もそうなんだなぁ、と思うけど、
これ梅喜さんの頭の中、梅喜さんの夢の世界のはなしですからね。
弟に言われた悔しさをきっかけに、こういうストーリーを観てしまったのか。
どこから「人無化十(にんなしばけじゅう)」という言葉がでてきたのか?
ゆっくりとそこんとこも探ってみたい。
知っている方がいたら、是非、教えていただきたい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

北風と太陽 楽しませたのはどっち。

昨日は、春一番が吹いた。
ビルの屋上から工事用足場の鉄柵が強風で飛ばされて落下した映像がTVに流れた。
春を待つのも命がけであります。

今日も、風が強い。
北風と太陽です。前に歩こうと思ってもなかなか進まない。

新宿駅のホームに人があふれている。
掲示板をみると、埼京線が20分程遅れている。
乗り換えの赤羽では、運行休止。
途方に暮れていると、宇都宮線が運行を再開したとアナウンスが流れた。

浦和に着くと、もう開演時間10分前だ。
改札で目的の文化センターの出口を尋ねると、南浦和駅だと言われ、
たしかに、浦和駅から徒歩7分と書いてあったと思い、
まずは、タクシーに乗り込んで、かわら版で確認し、
「浦和市民文化センター」を告げると、南浦和の? と再びいわれた。
会場に連絡をして、タクシーの運転手さんに変わってもらい、
場所を確認して向かうも、すぐに渋滞で、
お急ぎならば、この先だからと言われ降ろされる。
「反対車」「替り目」じゃないよ、今乗ったばかりじゃないか、
これで、710円かい、いくら働いてもお金が残らないわけだ。
そりゃ、駅から徒歩7分だもの、乗る方が悪いってかい。
言われた場所に行くと。「埼玉会館」楽屋口というのが見え、
受付で尋ねると、隣のビルだと言う、
そりゃ、「埼玉会館」だもの、聞く方が悪いってかい。
看板もでていない、ここが?、ですか?、っていう、
こぢんまりとした建物の4階の会場。
客席は70席のパイプ椅子が置かれ、空席もみえるが、
皆さん着席して待っている。ご年配が多いようである。
強風にもかかわらず、
逆に空席は、強風のせいってことですか。

最前の南浦和駅には、さいたま市民文化センター(旧称:浦和市文化センター)、
目的のここが、浦和市民文化センター。
駅員もタクシーの運転手さんも間違えるはずだよ。
浦和市は、2001年に、大宮市、与野市と合併して、さいたま市となり、
2003年に、さいたま市は、桜区、浦和区、南区、緑区の4区に分けられた。
つまり、浦和市民というものは、もういない。
この建物の名前も、浦和市民(の)文化センターから
浦和(区の)(さいたま)市民文化センターという意味に、
変わってしまっているんですよ。
志の輔さんの落語のような話だ。

強風のため10分、開演を遅らせるという。
親切な配慮です。
仲入りで、不揃いだけど、ちゃんと陶器の湯呑茶碗に熱いほうじ茶が、客席の全員に配られた。
手作りの暖かい落語会です。
途中の講義もほっこりして、外は強風なのに、日向ぼっこをしているよう。

落語を観るにも、こんなに苦労をすることもあるんですね。
今日、噺家のまくらでは、この強風の中、
わざわざ、ご来場ありがとうございます、と言う感謝の言葉と、
よっぽど家にいることができない訳があるんですねぇ、とか、
他に行く場所がないんでしょうか、とか、
楽しませてくれているんでしょうね。

2008年2月24日(日)14時
江戸落語講座
浦和市民文化センター

入船亭扇辰 「鮑のし」
三宅いづお  講義・寺子屋
入船亭扇辰 「竹の水仙」

扇辰さんの「竹の水仙」
さげが、喬太郎さんで聴くものとは、違ってました。
扇辰さんの工夫なんでしょうか。
会場の客層に合わせたのでしょうか、
肥後細川様の竹の水仙を買い付ける役人に「小泉純一郎」という名前を付けていました。
会場はうけてましたが、なんか不思議な感じでした。

池袋を通過したときに、
演芸場への未練がでたが、
3月の鈴本・下席を楽しみにして。

扇辰さんも3月中席・夜の部で鈴本の主任を務められます。

北風と日向ぼっこ、のような一日でした。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

4回目の黒談春、昼談春と夜談春

2008年2月19日(火)19時
第4回 黒談春 夜談春
紀伊國屋ホール

立川談春「札所の霊験」
仲入り
立川談春「宿屋の仇討ち」

「もっと刺激を。もっと談春。」が黒談春のキャッチコピー。
刺激的な会です、この刺激、これからも楽しみにしたい。
談春さんのことだから、
こちらがびっくりするような、あの手この手で、
あらゆる刺激を提供してくれることでしょう。

今回から、昼と夜。
昼談春では、
「宿屋の仇討ち」仲入り「札所の霊験」
の演目順を、夜談春では、代えてきた。
こういうこと、ひとつとっても面白いですね。

夜談春では、
「札所の霊験」を演じた後、緞帳がさがるときに、
笑顔で両手をかわいらしく小刻みに振ってました。
黒談春なんですねぇ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

プリンターがなくて600円の損、かわら版のお陰で200円の得。

2008年2月17日(日)17時20分
上野鈴本演芸場 2月中席 夜の部

鈴々舎やえ馬 「寿限無」
柳家右太楼  「牛ほめ」
ダーク広和   奇術 麦酒瓶、紐、カード
柳家さん生  「動物園」
橘家文左衛門 「手紙無筆」
ロケット団
三遊亭歌武蔵 「無精床」
柳家権太楼  「人形買い」
~仲入り~
鏡味仙三郎社中
柳家小菊
柳亭市馬   「笠碁」

ダーク広和
外見、衣装だけのマジシャン、しかし、すばらしく華麗なマジック、
ダーク・マジック。

柳家さん生「動物園」
明るい朗らかなさん生さん、
「動物園」こういう噺も演るんですねぇ。

橘家文左衛門(代演)「手紙無筆」
扇子にみえない、あれは、手紙ですよ。
鈴本式落語。暴れるとどうなりますかい。
前半ながく演って、サゲまで行かず高座を降りました。
ネットでは、サゲまで演ってましたが、期間限定、賞味期限あり。

ロケット団
なるほど、池袋では、はじけてた。
鈴本では、「余所行き」なんですか、皆さん。
それとも、池袋が特別なんですか?

三遊亭歌武蔵(代演)「無精床」
昼席のトリ。
寄席で、歌武蔵さんの落語に出会う機会があまりなかったですが、
面白い、時間調整の日にいつも当たってたのかぁ。
落語もっと聴きたいなぁ。

柳家権太楼「人形買い」
権太楼節です。

仙三郎社中
仙三郎 寄席の吉右衛門、
仙三  好男子
仙花  紅一点も寄席の花、応援してます。

柳家さん喬「短命」
この「短命」いままで観た「短命」の中で、よかった。
なかなか気付かない熊さんに付き合うご隠居、ふんわり軽く心地よい気分。

柳家小菊
にょろ、ぴょこ、を楽しみにしてましたが、鈴本では演らない根多でしょうか。
盃をかたむけたい、いい気持ち。
ご贔屓さんですかね、すこし酔いのまわったお客さんがひとり、
ずいぶん受けてました、手を頭の上に伸ばして拍手してました、
それを相手にしない小菊さん、惚れるわな。

柳亭市馬「笠碁」
ほんと市馬さんは、高座にやさしい華があるというか、
機嫌よくこう生きたいなぁ、と思わされる。
本日も楽しみました。

市馬さんのホームページからプリントアウトを持参すると
2800円が2200円、プリンターがなくてパソコン画面をにらみながら上野に向かう。
窓口で、ホームページを見てきました、では、当然、通用しなくて、
かわら版割引で、2600円で入場しました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

バレンタインナイト

バレンタインといっても、
すっかり、チョコとは縁がなくなり、義理も人情もなくなった。
やなぁ渡世じゃなく、真っ当な渡世だぜ。
しかし、デパ地下を横目でみると、すごい人です、
誰が誰にあげているんでしょうか。
あっしには、関わりないことでござんす、が。

2008年2月14日(木)19時30分
柳家喬太郎たっぷりナイト
なかのZERO小ホール

柳家小ぞう 「真田小僧」
笑い声が聞こえない、会場中がシーンとして、誰もいない会場のようだ。
聴いていて面白いのだが、笑い声としての音がでない、
淡々と語る小ぞうさん、辛いだろうなぁ。
後半、やっと会場から笑い声が聞こえて来て、ほっとする。
小ぞうさんも緊張していて、その緊張が客席に移ったので、
冒頭、笑い声がでなかったんだな。
自分の名前すらいうの忘れていたからな。
その後出番の喬太郎さんに、自分の名前もいわないで、このままじゃ、
「柳家開口一番」だよ、って言われてましたよって、
小言を言いながらフォローするんですよ、この方は。

つづいて、この方、喬太郎さん
こんな日に演るなんて、
催促しているようなものですね、今後、気を付けなければと、
楽屋の方に、チョコを沢山いただいた様子。
そのお返しが、「白日の告白」。
予想されていた方、多いんじゃないですか。

37年振りにチョコをくれる彼女が出来た37歳の男。
その彼女が3月の14日、記念日といって呼び出されて会うと、
ばかばかしくもくだらない、落語らしいサゲ。
このサゲが判らないという方も、いらっしゃるのでしょうか。

ねこマジ
『私はエレガ』『スリーピースの男』『ジュゲム』
はじめて観ました。
最近、落語が多くて、こういう大人のユーモアのある音楽が聴けて、楽しかった。
贅沢な夜でしたが、折角なら、衣装も楽しませて欲しかったなぁ。

仲入り後

「おせつ徳三郎 花見小僧・刀家、通し」
この噺、喬太郎さんでは、はじめて、それも通しで。
噺の途中、ホールの下で、扉をバタン、バタンと閉める音が会場に響きます。
こういうノイズをほっておけないのですね、この方は。
観客も気にして、噺から気がそれる。
ご自分も気になる、観客の集中が途切れるのも気になる、
「お向かいが引越しで、騒々しい。」
邪魔なノイズを噺に取り入れ、リセットして、噺にもどす。
いつもながら、喬太郎さんの気遣い、サービスに感心します。

サゲが、
「南無妙法蓮華経」とお題目を唱えながら、手と手を取って川に飛び込んだ。
しかし、川には筏がぎっしり繋いであった、その上に、ドスンと落ちた。
「助かったのはご主人様の日頃からの御祖師さまへの信心のお陰だね」
「 そーだとも、御材木(お題目)のお陰で助かりました」。
と、聴き慣れた古今亭志ん生名演集のCD落語。

しかし、喬太郎さんは、…。

今年に入って、
寒い冬の噺に出会えません。
「白日の告白」は、この季節の噺だわな。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

母校が取り壊される。

2008年2月13日(水)19時
春風亭昇太プロデュース 下北沢演芸祭
SWA「ブレンド・ストーリ2」
本多劇場
「黄昏の母校」
春風亭昇太 「遠い記憶」
柳家喬太郎 「やとわれ幽霊」
林家彦いち 「アイアンボーイ」
三遊亭白鳥 「明日に向かって開け」

噺というのは、時間を掛けて完成されていくんだなぁ、
と改めて感じました。
古典の根多おろしと違って、
新作の根多おろしって、こなれてなくて、ういういしい。
改良されて、育ってから、もう一度聴き直してみたいです。
そういえば、喬太郎さんの「華麗なる憂鬱」根多卸しに立ち会って、
続けて2回聴く機会がありました。見事に進化の過程を体験しました。
「黄昏の母校」これから、楽しみにします。
しかし、話の設定ほど、黄昏る感じじゃなかったなぁ。

この会のあたまで、4人の過去の過ちのはなし、
3回の公演の中で、毎回違った話をしたんでしょうか?
うまい具合に、自分の噺の中に、この冒頭の話が、取り込まれていく、
寄席や、何人かで構成された落語会もそうだけども、こういう気転が、
芸人の腕を感じるし、ライブ、生を実感しますね。

この会が終わって、
彦いちさん蘇民まつりに参加すると言ってました、
後日、報道されたニュースに、彦いちさんが映ってました。
すごいぞぉ!彦いち!

17日の「喋り倒し」で、どんな話をするのかなぁ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

力士と噺家の「春」

本日は、月曜ですが、建国記念日で祝日。
中野で、心技体を楽しんで、
四文屋で、金宮・梅割(お一人様、三杯まで)を1杯飲んで、
もつをつまんで、下北沢に。
飲まずに行けないかネェ。

下北沢、本多劇場。

幕が上がると、
談春さんと昇太さん、おふたりが、
座布団のうえ、お辞儀をした姿勢(かたち)で、あらわれた。
お互いの弟子の話で盛り上がり、
談春さんの気の利いた企画。

3日前に談春さんが昇太さんに電話をして、
一緒に高座で対談して、
リレーで落語をするお願いをしたそうです。
仕掛屋、企画屋ですな、談春さんは。
もちろん裏の稼業のことじゃないです。

昇太さんの「力士の春」に続いて、
談春さんの「噺家の春」。
去年の下北沢で、根多卸をした「噺家の春」。
私は、紀伊國屋の黒談春ではじめて聴きました。

以前聴いたときに比べ、
ずいぶん練れて、進化してました。
美濃克くん、目指せ、円朝!なんて。
楽しく聴きました。
ただ、楽しんでりゃいいんですけど、
噺の進化に感心するなぁ。

仲入りをはさんで、もう一席、
なにを演るのか、楽しみにしてましたが、
「木乃伊取り」。
なるほど、この会でいうと、2席目は、こうなりますか。
清蔵、談春さんの田舎もん、いいんだなぁ、好きです。
以前に比べて、灰汁の感じを薄めているような気がしますが。

2008年2月11日(月)19時
春風亭昇太プロデュース 下北沢演芸祭
立川談春独演会
本多劇場

立川談春・春風亭昇太 対談
春風亭昇太 「力士の春」
立川談春  「噺家の春」
~仲入り~
立川談春  「木乃伊取り」
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

こころ・わざ・からだ

2008年2月11日(月)14時~
心・技・体 vol.10
なかの芸能小劇場

扇辰さん、彦いちさん、喬太郎さん、
三人の同期が集まる落語会。

柳家生ねん
「金明竹」


入船亭扇辰
さん生さんの弟子、
前座の「生ねん」が「さん生」の弟子なので、
二つ目「わさび」になる、と高座に呼んで紹介した。

池袋の2月上席、昼の部では、
3日通いましたが、お会いすることができずに、
喬太郎・扇辰の会は、1分後には完売。
3月15日の扇辰日和、足を運びたいと思います。
以前聴いた「五人廻し」聴けるかなぁ。
廓噺がいいんですよね。

扇辰さん、「心眼」もよかったなぁ。
高座を拝見する限り、お元気そうだが、
定席の休演が気になります。

林家彦いち
まくら、自分の日常生活の体験を話す彦いちさん、これが、面白い。
聴いたことありますかぁ、飛行機が飛ばないこんな理由。
その理由が、…。
「天狗裁き」
天狗から、団扇を取り上げてからが、好きなんですが、
その前に、起こされた。

柳家喬太郎
扇辰さん「心眼」、彦いちさん「天狗裁き」
夢しばり!?と思ったけど、
名人、上手のまくらから、
「抜け雀」の旅籠の街道で、呼び止められて宿に泊まる端緒を端折って、
はじめた、と思っていたら、
そうか、そうか、喬太郎さんは「竹の水仙」だ。
喬太郎さんの演目で「竹の水仙」はよく見ていたが、
高座を観るのは今日がはじめて。
この演出が、通常通りなのか、
「心・技・体」特別バージョンなのか気になるところだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「ちりとてちん」の妄想

NHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」
主役の貫地谷しほり演じる徒然亭若狭。
良きにつけ、悪きにつけ、妄想を暴走させる。
先を読む、実となる想像力でもなく、
空気を読む、状況判断の出来た想像力でもなく、
自分の勝手な、実際の状況から、現実からは、ずれた想像、
つまりは、妄想。
その彼女の妄想が、楽しみな見所のひとつでもある。

さて、本日の妄想は。

池袋にある演芸場。
代演で出演の落語家さんをお目当てに出かけた私。

腹ごしらえに、デパ地下でお稲荷さんを2個買い、会場に。
そうそう、寄席で、つまみながら、飲みながら観るって楽しみだけど、
ケンタとか、マクドとか、ニオイの強いの、
そうぉ、フライドポテトとか、あれは、最低ですぅ、と思いながら、
巻物とか、お稲荷さんとか、おにぎりがいいんですぅ。
おにぎりもパッケージをはがす音のするコンビニのは、要注意。

すでに会場は満席、立ち見。
日本一お膝送りのうまい前座さんのおかげで、着席が出来た。

さて、いよいよ、お目当ての落語家さんが出演の直前に、
先ほど買ったお稲荷さんを口の中に。
だって、ちょうど、さらに、お膝送りをしていたので、
その間にと思って、パクリッ。

しかし、ご存知のように、間が悪く、鈍臭い私。
思いもよらぬ大きさのお稲荷さんを口に入れ、
口からは、はみでるは、ジューシーなお稲荷さんから甘い汁がボトボト垂れるは、
右手で口を覆い隠しつつ、もう一方の左手で垂れてくる汁を受ける。
目を丸くして、あわてていると、
おちゃめで、悪戯な、お目当てさんが、
お膝送りをしている前座さんの脇に顔を出し登場してきてしまった。

お多福のように口をふくらませ、
口に手をあてる私とお目当てさんと目が合ってしまった、
観られてしまった。

落語家さんは、
この高座で、かける噺を、悩んでいたが、
「この噺で、いいかぁ」
意を決したように、「ちりとてちん」。

ほんだでぇ~、
わたしの、くち、いっぱいの、頬ふくらませたぁ、手をあてた、様子ぅをみてぇ~、
「ちりとてちん」てぇ、
はずかしいぃったらぁ、うれしいぃやらぁ~でぇ。

あわててぇ、もぐもぐ、食べたけどぉ、
もうすこしぃでぇ、ご飯粒ぅ、ふきだしそうなくらい、おもしろかったでぇ~。
クチいっぱいなんとぉ、可笑しいの我慢するんでぇ、アゴがいた~かったでぇ。

うわぁ~、寄席ぇ出ると、雪が降っとった。

ほんでぇ、家帰ってからもぉ、
うれしくてぇ、雪ぃ見ながら、CDで、「夏泥」聴きながら、お酒を飲んだでぇ。
やっぱぁ、夏じゃないと、わびしく、切な過ぎるのかなぁ、この噺は。
そもそもぉ、凍え死んじゃうてぇ。
雪が降ってるのにぃ、季節はずれぇ。
しかしぃ、いいなぁ、音だけで、世界が広がる。
もうすこし、妄想を広げちゃおうかなぁ、今宵ぃも。

2008年2月9日(土)
池袋演芸場 2月上席 昼の部

マギー隆司
柳家喬之助  「長短」
橘家円太郎  「真田小僧」
ぺぺ桜井
五明楼玉の輔 「宗論」
柳家禽太夫  「蜘蛛駕籠」
翁家勝丸
柳亭市馬   「味噌蔵」
~仲入り~
柳亭左龍   「棒鱈」
橘家文左衛門 「ちりとてちん」
笑組
古今亭菊之丞 「景清」

夜の部

三遊亭玉々丈 「子ほめ」
三遊亭天どん
林家彦いち
ロケット団
林家正雀   「黄金の大黒」
春風亭一朝  「湯屋番」
翁家和楽社中
柳家権太楼  「金明竹」
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

雪の鈴本、豆が欲しいかぁ、そら、やるぞぉ。

2008年2月3日(日)
池袋演芸場 上席 昼の部

志ん坊     「元犬」
柳家喬之進   「仏馬」 
大空遊平かおり
柳家喬之助   「子ほめ」
入船亭扇治   「割引寄席」
ひびきわたる
五明楼玉の輔  「マキシムド?兵衛」
橘家圓十郎     「宮戸川」
ぺぺ桜井
さん生     「うどん屋」
~仲入り~ 豆まき
橘家文左衛門  「千早振る」
柳亭左龍    「初天神」
笑組 
柳家喬太郎   「一日署長」

人が、客席が、裏返ってしまうって、
こんな感じ、目の当たりした、集まり。
立ち見で入り口にあふれかえる会場に、お膝送りと詰めていき、
高座と客席の間にもお客さんが入り、
ついに、仲入りの豆まき。
垂れ下がる蜘蛛の糸を掴もうと手を伸ばしあげる餓鬼どもの様、
お互い掴んだ豆の引っ張り合い、勝負に勝った女性んのもう一方の手にも豆。
か、と思うと、運良く手にした豆を、取れなかった周囲の人にお裾分けしている方も。
どうも、なにも手にすることができずに、お裾分けをしていただいた方です、わたしは。
♪みんなで仲良く食べにこい、(ムリぃ。)

手拭い、豆まきの仲入り後、
躁状態な会場ですが、

文左衛門
二日酔いの文左衛門さん、炸裂の(なかば、やけくその)「千早振る」
こんな面白い「千早振る」はじめて、観たことがない。
さげの謎を、正規のさげを潰して、喬太郎さんにキラーパス。
「とは」は、人の名前に非ず。高座をおりた。

左龍
まくらで、文左衛門さんと文蔵師匠のお墓参りで出会った話、
一緒に釣りに行って魚をさばく、文左衛門さんの言動、
どちらも、文左衛門さんのお人柄を伝えようとしたエピソード。
袖から、着物を脱いで、上下、白のシャツと股引姿、片手に折りたたみのパイプ椅子を。
そのエピソードを盛り上げる、パフォーマンス、素敵な文左衛門さん。
顔芸も魅せる、左龍さん「初天神」。

笑組
アドリブですかね、根多をきちんと演るような、会場のコンディションじゃない。
しかし、この舞台が、凄く面白かった、
このふたり、その場の即興の凸凹なやりとりが、とっても面白かった。
内海桂子好江師匠のお弟子さんなんだ。

喬太郎
今晩は、だれのLIVE?
寄席の会場が、こんな熱い状態になるのかって、いう。
高座の端に座り、「もうみんなで、飲もっか。」
この期に及んで、すばらしい『全方位外交』をみせる。
着席のお客さんに、立ち見のお客さんに、入り口はみ出ているお客さんに、
やさしい言葉をかけ、
客席と高座の間に座るお客さんのために、声が聞こえないといけないと配慮し、
座布団を舞台ぎりぎりまで運んで座り、
とどめは、会場のカメラを通じて、寄席の外、往来に映像の流れるモニターに声をかける。

キラーパス、文左衛門さんを犯人に、「一日署長」
「千早振る」、「とは」の謎を、
ひとつ、ひとつ、新たに解いていく、喬太郎。
会場が、その、ひとつ、ひとつに、大きな拍手と大歓声。
ここは、ワールドカップの決戦会場か。

「血はヤプール、神谷も効かず、立つ田川、
 花録レナウン、水くぐるとは」

永遠の謎。
この騒乱の中、暴動が起きずに、大きな拍手が起こった。

熱かった、外に出たら、雪がまだ降っていた。
火照った顔に雪が気持ちよく、
冷える間もなく、さっそく暖簾をくぐり、冷たいビールを飲んだ。

そうそう、せっかくの雪だから、雪の噺が聴けると思っていたんだが、
豆まきのイベントで、それどころじゃなかった、ですね。
じつは、喬太郎さんは「按摩の炬燵」をかけようと、
着物を準備してきたそうですが、羽織もやけくそで、脱ぎ投げてましたね。
この日に、「按摩の炬燵」いいねぇ、
しかし、そんな雰囲気じゃなかったからね。

もう一軒、新宿で、
お湯割りと、暖めて、家路に着いた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

池袋、代演だ、だだ、だ。

2008年2月2日(土)
池袋演芸場 2月上席 昼の部

歌ぶと
柳家喬四郎
大空遊平かおり
柳家喬之助   「芋俵」
入船亭扇治   「動物園」
林家二楽     桃太郎、春キャンプ、鬼、立体ねずみ
五明楼玉の輔  「浮世床」
三遊亭萬窓   「紀州」
ぺぺ桜井
さん生     「亀田鵬斎」
~仲入り~
柳亭左龍    「短命」
桃月庵白酒   「壺算」
柳貴家小雪
橘家文左衛門  「天災」
~夜の部~
柳家小んぶ   「道灌」
三遊亭ぬう生  「権輔魚」
柳家三三
ロケット団
三遊亭丈二
春風亭一朝   「宗論」
アサダ二世
柳家権太楼   「笠碁」

喬太郎さんの代演
トリが文左衛門さん、ということで、池袋に。

はじける「天災」。

外は、寒いが、
会場、熱気で一杯でした。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )