「多数決」とは、選挙の直前で、考えてみる。(そのために)

選挙の前に、
もう一度、基本的なことを確かめたくて、

井手英策・宇野重規・坂井豊貴・松沢裕作 著
『大人のための社会科 未来を語るために』有斐閣
を、手に入れ、読み始めました、「読初」です。

こういう動機で、この本を、読み初めました。
という「読初」というカテゴリーで、はじめようと思ったのですが、

読み初めました、とは、表記しないそうです。
「初める」は、「そめる」と読み、「はじめる」とは読まないんです。
読み始めた、「始める」が、正しいです。
なので、いきなり、自分の思いが、
暗礁に乗り上がってしまった様です。
が、しかし、
そんな事は、気にせずに、暗礁を、乗り越え、船を進めます。
「読初」(どくしょ)です。
これも、誤用となるのでしょうか、
どうか、お見逃しください。

表紙のイラストは、田中圭一。
僕は、漫画『神罰』を思い浮かべますが、
多分、皆さんには、『うつヌケ』の方が有名なのではないでしょうか。(僕は、未読です)
かわいいイラストで、有斐閣って、法律系の出版社というイメージを、裏切る装丁です。

逆に、かわいくて、大人が、手に取りづらい装丁ですし、
『大人のための社会科 未来を語るために』というタイトルが、
気恥ずかしい、という思いもあるかもしれません。

まあ、子どものため、若い後輩のために、贈るという体裁で、
言い訳は出来るでしょう。
僕は、堂々と、取り置きをして、購入しました。
欲しい、と思った時の、衝動が、とても、はげしいのです。

大きな書店じゃないと、在庫がなく、
直ぐに、近所のチェーン書店では、入手が出来なく、探しました。

僕は、新宿の紀伊国屋書店で、見付け、気になってはいたんですが、
読みたいと強い気持ちになってから、街場の書店を探しましたが、在庫をしていなくて、
結局、吉祥寺のジュンク堂書店で、入手しました。

ながい前ふりでしたが、本題です。


「多数決」というキーワードの話を、
目次から、まんま、抜き書き出します。

第II部 〈私たち〉のゆらぎ
4)多数決
◯私たちのことを私たちで決める
・多数決とは何だろうか
・三択以上で起こる「票の割れ」
・多数決ではない選挙のやり方
・決め方で変わる結果
・間接選挙と直接選挙
・多数決の「正しい使い方」
・〈私たち〉という意識
・多数決と憲法

この目次の「多数決」の項目を、
こう写して、ひとつ、ひとつ、見ただけで、
興味がわいてきます。

全篇のキーワード(項目)をあげたいくらいです。
「GDP」「勤労」「時代」
「多数決」「運動」「私」
「公正」「信頼」「ニーズ」
「歴史認識」「公」「希望」
って、結局、全12章のキーワードをあげてしまいました。

これらのキーワードが、次々に、つながり、そして、関連して、
各々のキーワードを、補いながら、順番に、読み進めつつ、
戻って確認できる構成になってます。

項目ごとの、サブタイトルを付けると、
もっと、興味がわいてきます。
が、ここでは、書ききれません。
手に取って、ご確認してみてください。

期日前投票をしてしまった、という方も、
是非、手に取って、目次だけでも、目を通してみてはいかがでしょうか。

これから投票という方も、
今までに気付かなかった考え方に、
出会うことが出来るかも、です。

この本を、読んだから、といって、
誰に入れればいいか、投票先を決めてくれる訳では、ありません。
ただ、自分で、考えるための、手助けには、なるかも、です。


あわせて、
井手英策 著
『財政から読みとく日本社会ー君たちの未来のためにー』
岩波ジュニア新書

も、興味深かったですが、
『大人のための社会科 未来を語るために』よりも、
井手さん自身の考え方を紹介してます。
こういう発想もあるんだな、と、歴史も含めて、
今後、考えるきっかけをくれる本です。

ジュニア新書といえども、
「総額に気をつかう財政」のことなど、
繰り返し、この国の財政のテーマとしてでてきますが、
よく理解できないところもあり、
誰か、解るひとに、お聞きしたいところです。


選挙を前に、選挙の投票を決めるための、手がかりになればと、
興味深く読んだので、紹介してみました。
いまだに、こういうコトから、初めています、
いや、始めています。






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文句の叫び

エドヴァルト・ムンク
Edvard Munch(1863-1944)
1863年12月12日、五人兄弟の長男として、
オスロの北150キロ、リョーテンの街にムンクは生また。

「叫び」1893の作
人間の自然に対する実像的な不安を描いたあまりにも有名な作品。

もう、タイトルからネタがばれてしまったと不安なのですが、
超クレーム体質のお客さんと出会った。
悪気とかじゃなく、身に付いたもの、
もったがやまいの文句好きだ。
小言ではない、苦情・クレームだ。

この季節だと、
セーターに、ひっかき穴か、虫食い穴をみると、
みつけた!弱点、とばかり指を入れて、その穴をぐりぐりまわして大きくするひと。

せっかくできたすり傷のかさぶたを、
表面のざらざらを楽しむようにさわりながら、
にやりと笑って、ぺりっとはがしちゃうひと。

和気あいあいモードから、一転、足払い、自分が優位なポジションに立ち、
さあ、ここからだと、アドバンテッジを手に入れてから交渉・対話に入る。
敵にしたくない、できれば近づきたくない。

そのお客さんからの電話の着信に、
思わず、ムンクの叫びの表情になってしまう自分。
精神・肉体への負荷が重くかかる。

しかし、ポジティブにいえば、
お客様の苦情・クレームはためになる、
普段、見落としていたものを気づかせてくれる、
大事件になる前の警告だ。

なんて、こころのバランスをとろうと思うが、
そんなことより、
このひとが、どうして、そんなやまいをもったかに興味がある。
やまいのもとが、こまった相手、たじたじの相手へ精神的な優越感なら、
すべてを認めれば退屈になるだろうが、
経済的優位、金銭的要求には、そうもいかない、ちゃんとした対応が必要となる。

最近、
苦情、クレームに困っているひとが多いのだろうか。
「苦情学」関根眞一著 恒文社
を買ってみた。

著者の関根さん、苦情・クレーム対応アドバイザーという肩書きです。
とすると、苦情・クレームの専門家、
苦情・クレームががなくなると、
めしのタネがなくなっちゃうってことか。

どんなお宝がまってるのか、
楽しみだ。

読後の感想っていうのは当たり前だが、
読む前の感想、「読初の感想」というのは新しいかも。





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