談志一門会

2008年1月29日(火)19時
新春初笑 立川談志一門会
練馬文化センター大ホール

志の吉 「看板のピン」
談笑  「イラサリマケ」(居酒屋・改)
談春  「替り目 」
~仲入り~
談志  「源平盛衰記 」

談笑、爆笑。

家元が「源平」を演った、ということを記憶に。
観ることができてよかった。
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らくだのうわさ

らくだを会場でみつけた。
いやぁ~な気分である。

もちろん、落語の「らくだ」ではない。
とうぜん、動物の駱駝でもない。

僕が勝手につけたあだ名の客だ。
お客さんでなく、客だ、というには訳がある。
僕の行く落語の会場によくいるんだ。

かたちでいうと大きな円(まる)、ずんぐりむっくりで、
酒灼けと芝刈り灼けに、さらに、なたね油を刷毛で塗りつけたような照り黒い顔。
話題の内舘牧子風な髪型、白八黒二な色合い。
身長と変わらぬくらい座高が高く、肩幅という幅ではなく、まるで釣り鐘に頭をのせたよう。
その頭は、実際の頭を二回り大きくした白八黒二のもじゃもじゃ髪のバリケード。
内舘牧子、やっぱ、マグマ大使のゴアの方が感じだが、知らないか。
おとこ、男である、念のため。

よく友達と二人連れでくる。
その連れを、僕は「かりの目の半次」と呼んでいる。
顔に傷などなく、「丁の目の半次」に迫力も百分の一にも満たないけれど、
らくだと一緒にいるという行きがかり上、仮りに、「仮りの目の半次」とつけた。
仮りの目の半次は、らくだをひとまわり小さくした割と細身で、
椅子に座ると、お尻を浅く座る癖があるとみえ、座席からちょっぴり頭が飛び出すかどうかくらいの、
もちろん、男である。

そのらくだは、落語の人物のように、こちらに何かを仕掛けてくるわけではない。
ただ、僕の座席と高座の座布団を結ぶ直線上の前の席に座られると、最悪なのである。
全く高座が観えなくなってしまう、それでもって、頭をよく動かす。
右に、左に、その度に、僕は、左に、右に、
これ、隣の席の境界線を侵犯するぐらい動かないと視界が開かないのですよ。

後ろを確かめた訳じゃないけど、
この右、左、後ろが、左、右、その後ろが、右、左の反復運動が、
ずーっと最後尾の席まで続いているかと思うと、
後ろめたい気分と、一度、高座からこの反復運動を観てみたいという欲求にかられてしまう。
相当に、演者はうっとうしいんじゃないだろうか。
これは、落語の会場じゃなくて、将軍様のいる国のマスゲームだ。

もう、この気疲れと、左右の反復運動に、気を取られ、落語どころじゃない。
とうぜん、会場が笑っているのに、こちらは、ちっとものれない、笑えない。
らくだが笑っていると、さらに、イライラしてくる。
金払って、イライラして、首ぃ鍛えて、どうするんだって。

昨日、この状況で「天災」を聴いた。
会場が大きく笑っているのに、涙がでそうだった。

こう書くからには、らくだが、落語を邪魔するのは、
これがはじめてでなく、これで三ん度目だからだ。
僕は、落語の「らくだ」は好きな噺だ。

どうか、この寒い季節に、らくだぁ、
ふぐ喰って、ふぐ、、、。


昨日の落語の「天災」、
きいてなかったんだなぁ。
先日の一門会に続き、
最期の「イラサリマケ」が強烈だったしなぁ、

2008年1月30日(水)18時30分
立川談笑独演会
国立演芸場

「蝦蟇の油」
「天災」
~仲入り~
「愛宕山」
「イラサリマケ 居酒屋・改」
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納豆の粒数で、つぶやきます。

28粒、28粒ですよ、談春、談春さんが、28粒。

とうとう、あたまがくるった訳ではありません。
「替り目」の噺の中で、つまみに、納豆が28粒、残っていただろの28粒のことです。
先日、文楽さんが、といっても小益さんの文楽さんが池袋演芸場で「替り目」を演って、
35粒といっていたので、たしか、18粒と志ん生のCDでは、演っていたなと思って聴いて確かめたら、
35粒と演っていて、誰の噺で、18粒と聴いたかなぁと、勘違いかと思っていたら、
10粒の勘違いは、勘違いでしたが、28粒、談春さんでした。

ここんとこ毎晩、志ん生版「替り目」をCDで聴いていたので、
談春さんの工夫というか、創作というか、ここをこうして、こうくるか、と、
じつに、楽しい時間を過ごしました。

なんで、志ん生さんは、28粒で演っててくれなかったんでしょうかねぇ。
35粒なんて。何粒でもよかったんですかねぇ。

ところで、談春さんの「替り目」って、以前どこで聴いたんだろう、
あれっ、聴いたことないんじゃないかなぁ。

じゃ、誰だ、18粒説は健在かぁ。
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忘却は、喜びである。それとも、阿呆なのかいな。

小三治師匠のトリ、千秋楽を楽しみに、池袋に。
1時間前、すでに行列が。さすが、日曜、小三治のトリの楽日、
行列の足下に寒さがじんじん染み込みます。
正午、列が動き出した、チケット売り場の前、立て看板に、
「小三治→権太楼」のビラ。
な、な、なんですとぉっ!休演ですかぁ!
なんで、ネットで確認をしてからぁ家を出んかったんやぁ、われっ、自分。
残念にもほどがある、とはいえ、並んだんだし、喬太郎は出るんだし、
ということで、入場、起立、礼、着席。

もう、正月気分も抜けた、
もともと、正月気分って抜けるほど入ってないけど、
の中席・千秋楽の20日のねずみ。

2008年1月20日(日)12時30分
池袋演芸場 中席 昼の部

開口一番、前座
・春風亭ぽっぽ 「狸の恩返し」
小朝さんの3番目のお弟子さん、初席、元旦、鈴本の高座返しもしてましたね。
女性が増えましたね、「ちりとてちん」効果で、さらに、増えるんでしょうか?
女性が増えて、落語界、今後がどうなるか、楽しみです。

・柳家ろべえ 「平林」
喜多八さんのお弟子さん、
「弥次喜多」、喜多八師匠より「やじきた」と呼び名が先で、
弥次呂兵衛が前に来やがってぇ、
ということで、弥次のうしろの箇所の呼び名で、ろべえ。
ひとつ、と、やっつ、と、とっ、き、きぃ。

・柳家禽太夫 「たらちね」
みずからことのせいめいはぁ~、
紙に書くときに、なぜに、姓名だけ「安藤千代女」と書かないんでしょうかねぇ。

・古今亭菊志ん 「寄合酒」
この噺、志ん朝師匠のCDで聴いた「酢豆腐」のまくらの導入から、
噺に入るんですね、はじめて聴きました。
はやいテンポで、つぎから、つぎからと笑わせる。
以前聴いたときより、噺にぐっと引き込まれました。
会場、大きく笑ってましたね。

・笑組
「お、し、り、か、じ、り、む、し~、」うまいこというなぁ~、ほんとに。
時間を忘れてしまうほど、「もう時間なんだよぉ、」と高座を降りた。
コンビというのもおもしろいなぁ。

・柳家小里ん「」
失念、追記します。


・入船亭扇橋 「人形買い」
あじわいのある語り口、じわぁ~、じわぁ~、と、
ゆっくり、やさしく、しみ込みます。
おとぎ話を聴いているようです。

・柳家さん八 「小言念仏」
この噺は、「なんまいだぁ~」と、お経をあげながら、小言をはさむ、
とってもとぼけた面白い噺。さん八さんのとぼけた表情で会場大きく笑った。
「どじょうやぁ~」

・アサダ二世 奇術
風船をピストルで撃って、カードを選び出す、
最前列の女の子、選ばれて、ピストル持って撃ちました。
当たった、スペードの6のカード、土産にもらって思い出になるよね。

・柳家花録 「長短」
落語の世界で、この噺にしか登場しない短七と長七。
師匠小さんは、この短気の短七を演るときに、
足の指を小刻みに震わせて、短気の了見で演じていたそうだ、
というのを、小三治さんの本で読んだ。
花録さんも震わせて演っているんだろうか。

・桂文楽「替り目」
残った納豆粒が、文楽さんは、切りのいい、35粒。
18粒の方が、わたしは好きです。
「いただきました。」
ぺヤングのコマーシャルにでてましたよね。
顔は四角だけどぉ、味はまろやかぁ~。

※そうだと思っていた志ん生師匠は、「35粒」と演ってました。
誰だったのでしょうか?まったくの記憶違いだったのかも知れません。
忘却、あやういなぁ。
(後日、追記)

・柳家福治「町内の若い衆」
寄ってたかってこしらえてくれたようなものです。
小三治門下。

・近藤しげる
アコーディオンを持って登場。
ただいま、ニュースで森繁久弥が亡くなりました、と、会場に告げ、
会場、静まりかえったところで、
舞台の袖に向かって、「うまくいったぞぉ~」って、
息を飲んだ自分が、どっと笑いがこみ上げて、大きく何度も笑ってしまった。
これって、そういえば、末廣亭でも聴いたことがあったよぉ。
忘れるって、いいんだか、自分に自信がなくなるっていうか、
とりあえず、笑っておこう、やられた、と、
そして、自分の記憶にも、やられた、と。
会場のお子さんに紙風船をあげてました、これもいい思い出になるといいな。
今の子どもは、そんな牧歌的じゃないのかな、
昭和歌謡のせいかしら、知らない唄も多かったけど。
会場、歌声喫茶状態。
野口雨情、西条八十。
八十は本名で、「苦」がないように、
八、「九」、十と八十(やそ)としたそうです。

鈴々舎馬桜 「ねずみの小噺」ぎぃっちょんちょんの踊り。
寄席踊りが観ることができるのも、いいですね。

~仲入り~

柳家喬太郎 「時そば」
ウインナー、コロッケの形態模写、と、いっても、食べ物のコロッケ、のです。
立ち食いそば屋の爆笑のまくらを、なにか訳がありげに、ながながと引っ張る。
会場は大きく笑いに包まれてました。
なるほど、師匠さん喬のためだったんですね、よっ、師弟。
そばをたぐる仕草で、
お連れと一緒に来ているお客さんが、顔を見合わせて、「ねぇ~」と頷いた。
その頷きで、会場後ろから観ていると、
チェスの盤面みたいに客席が市松模様になっていました。
「うまい、ねぇ~」。

・古今亭志ん輔 「夕立勘五郎」
珍しい噺を聴かせていただけました。
以前、家元のCDで聴いたことがあるだけです。
今日も高座の熱がすごく伝わってきました。
喬太郎さんが沸いた後、まくらで、インターバルをとり、自分のペースに、
つぎから、つぎにでる寄席の楽しめるすごいところです。
まくらのインターバルは、さん喬さんのつなぎの意味もあったんですかぇ。

・柳貴家小雪 太神楽
最前列の親子連れ、先程、マジックで手伝った妹のお兄ちゃん、
玉を渡されて、傘、目指して投げました、お見事。
帰りの電車は、盛り上がりますね、お父さん。

・柳家さん喬
小雪さんと香盤が変わった理由を、説明するところからはじまります。
末廣亭に着物を忘れてきたそうです。
前座さんが新宿から池袋に届けるのを待つために、
なるほど、それで、喬太郎さんがバルタン星人まで飛び出す長いまくらを。
喬太郎さんのお陰もあって、間に合って着物が届いたんだが、
権太楼さんが、高座にあがらなくてもいいと、言って
小雪さんが先にあがったんだそうです。
じゃ、落語を演んなくて帰っていいの、というと、
リレーで、落語を演ろう、と、そして、「文七元結」。

寄席のサプライズ、並んだ甲斐があったというものです。

さん喬さん、
佐野槌で50両を借りて、吾妻橋の袂にたどり着いたところで、高座を降りた。
喬太郎さんの「文七元結」もそうでしたが、
さん喬さん、お久は、継母の設定なんですね。

・柳家権太楼 「文七元結」
吾妻橋、身投げをしようとする文七をとめるために、いきなり殴るところから。
打ち合わせなく、突然、はじめたリレー落語「文七元結」。
さん喬さんと、権太楼さんで、長兵衛のかみさんの格好が違ったり、
ハプニングも含めて、うれしい、高座。

いやぁ、寄席っていいなぁ。

居残りしようと思ったが、
熱燗に首根っこ持っていかれた。
さてと、肴は、なににしようかな。

ふうぃ~っ、御慶ぃ。
正月気分抜けたっていったのに。
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通れば、勝負。

挑んできました。
都内で,新年初めての独演会。

談春さんの「子別れ 上・中」
聴いていて心地よく、面白い。
自信を持っているだけあります。
はずれがない、安心して楽しみました。

仲入り後~

「子別れ 下」
「子別れ」の通しですか、
先に言ってよぉ、心の準備が。
談春版、子別れの下 子は鎹。

攻めてくる落語家。
後半、噺をあたらしく。
色鉛筆が出たときも、驚いたが、
今回は、さらに、…
さて、次回、この噺に出会うときは。

聴いてるこっちも緊張してくる。
どうなってくるのか、次の展開が、
もう、気になってしょうがない、
熊が、どうする、なんていう、
亀が、どうする、なんていう、
妻が、かあちゃんが、おみつが、

こういう機会に出会うと、
この噺、この試みが、
どうなっていくのか,どこまでいくのか、
追いかけたい、観続けたい、
わくわく、刺激的ですねぇ。

たのしみが、またひとつ増えました。


2008年1月11日(金)19時
<有楽町噺小屋>銀座ブロッサムスペシャル!
睦月の独り看板 立川談春独演会
銀座ブロッサム中央会館

立川談春 「子別れ 上・中」
~仲入り~
立川談春 「子別れ 下」
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談春の根多。

2008年1月7日(月)19時
横浜にぎわい座正月興行
立川談春独演会

立川こはる「小町」
立川談春 「棒鱈」
~仲入り~
立川談春 「妾馬」

談春さんの根多で、
「棒鱈」「粗忽の使者」なんていうのも、
じつは、好きな噺です、となぁ~。

師匠・談志の「金玉医者」は本物だ。
この噺、受け継ぐとしたら誰が演るんでしょうかね。

春から、縁起がいいねぇ、となぁ~。
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ご機嫌、談志。

第60回新春プラザ寄席
~立川談志一門会
大田区民プラザ大ホール

あれっ、昨日の会も新春60回、
今日の会も60回、ということは、 
新春プラザが始まって60年目の、
由緒正しい大田区のイベント、ってことになるんですか。

とにかく、よみうりホールの「芝浜」以来、
家元、調子がいいようです。

高座のそでから、登場した瞬間、
機嫌のいい様子が、わかった。
男と女の小噺、
新春はじめての噺は、「権助提灯」。

今年、ねずみ年、
何席、立川談志の噺を聴くことが出来るのでしょうか。

立川らく次 「雛鍔」
立川談修  「ちりとてちん」
立川談笑  「粗忽長屋」
野末陳平
~仲入り~
立川談志  「権助提灯」
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いま、夢の競演。

すごい、すごい、すごい、こんな会を待ってました。
しかし、よく考えたら、みなさん柳家小さんのDNA。
志らくさんを、三三さんに変えたら、
談春さんが、三人集を企画したときに集めようとした五人のメンバーだ。

しかし、この会、入門順でいうと、
市馬、談春、志らく、花緑、喬太郎。

【柳亭市馬】
右藤泰幸(うとうやすゆき)
1961年12月6日(昭和36年)大分県緒方町

1980年(昭和55年) 3月 五代目柳家小さん入門
1981年(昭和56年) 4月 前座名「小幸」
1984年(昭和59年) 5月 二つ目「さん好」
1993年(平成05年) 6月 真打 四代目「柳亭市馬」

【立川談春】
佐々木信行(ささきのぶゆき)
1966年6月27日(昭和41年)東京都

1984年(昭和59年) 3月   五代目立川談志入門 前座名「談春」
1988年(昭和63年) 3月3日 二つ目
1997年(平成09年) 9月20日 真打

【立川志らく】
新間一弘(しんまかずひろ)
1963年8月16日(昭和38年)東京都世田谷

1985年(昭和60年)10月 五代目立川談志入門 前座名「志らく」
1988年(昭和63年) 3月 二つ目
1994年(平成06年)11月 真打

【柳家花録】
小林鳩(こばやしきゅう)
1971年8月2日(昭和46年)東京都豊島区目白

1987年(昭和62年) 3月 五代目柳家小さん入門 前座名「九太郎」
1989年(平成元年) 9月 二つ目「小緑」
1994年(平成06年) 3月 真打「花録」

【柳家喬太郎】
小原正也(こはらまさや)
1963年11月30日(昭和38年)東京都

1989年(平成元年)10月  柳家さん喬入門 前座名「さん坊」
1993年(平成5年) 5月  二つ目 「喬太郎」
2000年(平成12年)12月3日 真打 

談志師匠は、小さん門下で、立川流を立ち上げ、
さん喬師匠は、小さんの門下。
つまり、本日の出演者は、みんな柳家小さんの系統なんですね。
名前をだした、三三さんの師匠小三治も小さんの門下。

そして、
【柳家三三】
蛭田 健司 (ひるた けんじ)
1974年7月4日(昭和49年)神奈川県小田原市

1993年(平成5年) 3月 柳家小三治に入門
         5月 前座名「小多け」
1996年(平成8年) 5月 二ツ目「三三」
2006年(平成18年)3月 真打

柳家、おそるべしラインナップ。
こんなラインナップで、落語会が観てみたいと思っていましたが実現しましたね。

しかし、かつて「東横落語会」というのがあり
文楽、志ん生、圓生、小さんと、出演する落語会があって、
これまた夢のような会ですが、
これは、夢でないと観ることが出来ませんからね。

2008年1月5日(土)18時30分
第60回新春プラザ寄席
大田区民プラザ大ホール

立川志らく、柳家花緑 挨拶
柳亭市馬 「一目上がり」
立川志らく「洒落小町」
柳家喬太郎「初天神」
~仲入り~
柳家花緑 「時そば」
立川談春 「夢金」

志らく、花緑のお二人が、
幕が開くと板付きでお辞儀をしている。
この会は、お二人の会のホームグラウンド。
一年に一回、地下の秘密結社の集いから地上に上がってくる、
そんな、特別なありがたい会です。
地下の秘密結社の会もアットホームな心安らぐ会なので、
脚を運びたいのですが、歩調が合わず、
にわとりの足の指でも数えるのに足りるほどです。

市馬師匠の陽気な相撲甚句、
正月だ!、晴れやかな気分になりますね。

志らくさん、お久しぶりです。
いやぁ、おもしろい、
笑える言葉の選び方が本当にうまいですねぇ。
しかし、この「洒落小町」という噺、
いつも思うのですが、
「風吹けば沖津白波竜田山 夜半にや君が一人越ゆらん」の業平の歌と、
「恋しくばたずね来てみよ和泉なる 信田の森のうらみ葛の葉」の歌と
間違えようがないと思うのですが。

喬太郎さん、
さん喬一門の暮れの話から、
市馬兄さんと大師匠小さん宅での楽しい思い出、
柳家小さん師匠でつながっているんだと感じたまくらから、
やはり「初天神」できましたか。
「よ~い、よ~い、よぉい、よ~い、よ~い、よぃやっさ、」
土手を手ぇつないで楽しそうに歩く親子ふたりが見えます。
お団子も蜜たっぷりに3個串刺しにしてあるのが見えるし、
落語の、見えないものが見えるという、すごいなぁと思う芸のひとつのです。
志の輔さんは「なんにもないけど、なんでもある」といったそうですし。

こう並ぶと、喬太郎さんが入門が遅いから、
他の師匠がすべて、兄さんとなるんですね。
ちょっと、演りづらそうに感じたのは、わたしだけでしょうか。

仲入り後、
花緑さんも、お久しぶりです。
「時そば」
ところどころ端折っていたように感じたましたが、
そんなこと無かったですか?
居住まいの正しい、きれいな、由緒正しい若旦那を感じる高座であります。
落語に若旦那は、もちろんでてきませんが、たたずまいが、です。
五代目小さんの血筋、本当のDNAですもんね。

談春さん、
昨年、黒談春、白談春、
そして、今年、昼談春、夜談春と
「談春」の動詞としての機能が定着してきました。
真っ裸で、旅館の廊下にいて、気が付いたら、
イチローも真っ裸で、真っ裸の談春さんに、
振り子打法のレクチャーを上下(かみしも)あわせてした、という
初夢、まっぱだか談春のまくらから、「夢金」にはいりました。
「ひゃ~くりょ~う、ほしぃ~よぉ~」

昨年暮れ、まっくら談春で、
音だけで聴いた「夢金」。
身振り手振りがついたものと、やはり違います。
あったりまえの事をいっていますが。
始めての体験と、集中をして聴いたので、
まっくらのなかの「夢金」が強く記憶に残っています。
なんか、視覚を使って観ている分、
脳みそがなまけているような感じでした。
しかし、この部分で、こういう手振りをしていたんだという、
自分の音声から想像仕切れていない発見がおもしろかったですね。

以前、噺に終わりがなく、また、あたまに戻ると思っていましたが、
勘違いで、落ちは、「ひゃくりょ~う」と驚いて、
「また、寝言を言ってやがる。」、ですからね。
ここで、噺は、終わるわけです。

この夢の競演は、
ここで、終わるんじゃなく、また、くり返して欲しいですね。
次回も、是非、
「みぃ~たいんだよぉ~」
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根多おろし、干支、コマーシャル。

他の追随を許さない。
次元が違う、孤高の人。

こう言葉を並べると、
大袈裟で、嘘っぽくなってしまいますが、

正直な感想なんです。

立川志の輔

間違いを恐れず、
勝手な印象でいうと、
平成の円朝、円朝師なら、いま、こういうこともするんじゃないでしょうか?

老若男女を包み込む話芸、と言いたかったのですが、
観客の親子、お母さんと、子どもは小学校低学年、
もう、静かに座って観ていられない。
仲入りで、お母さんが、子どもに
「もう、うるさい!静かにしなさい、お母さん、がっかりよぉ」
っていってましたが、
子どもにしたら、「こっちが、がっかりだよぉ」だろう。

さすがの、志の輔らくごも、
小学生というラインにまで守備範囲を広げるのは無理のようです。
そこには、また別の方法論があるのでしょうし、
それは、小学生低学年と一緒に観た親子落語会で、しっかり感じましたから。
仲入り後、
自分自身が、噺に夢中になり、
子どもの反応に注意を払うのを忘れてしまった。
仲入り前にくらべて、気にならなかったぐらいだから、
きっと、子どもも夢中になったんではないでしょうか、
充分に理解できるし、びっくりもしたんではないでしょうか。
長く書いてしまったけど、
子どもを入館させない舞台や、コンサートもありますからね。
こっちの邪魔をするな、ということで、
親が子どもにがっかりするのは勝手ですから、
こっちが座った席に、がっかりさせないようにしてくださいね。
周りのことを気にしない、この母親にがっかりです。

愚痴になってしまって、
円朝師から、自分の愚痴じゃ、
自分のちっぽけな了見に、こっちが、がっかりだ。
この興行は、全23公演、続くそうです。
途中、演目を変えてくるのでしょうか?

1席目は、根多卸しで、この公演で、完成されるのではないでしょうか。
1席目の終わった後の仕掛けは、笑ってしまった、
落語会の途中でのこういう仕掛けは、
あまり好きではないのだが、面白い、
自然と受け入れることに慣れるのでしょうか。
ただ、もう落語家はひとりではない、
スタッフ、仲間と総動員で落語会をつくるんだ、そう思わせるものでした。
実際、今回に限らず、通常、落語会は、
下座さんもいれば、芝居噺では、前座やスタッフが準備をして、手伝ったりしますが、
規模の違いを感じます、実際は、少数精鋭なのかもしれませんが。
お客さんを喜ばすということにおいて、こういう積極的なサービスは、
表に出ないブレーンやスタッフによって支えられているということですね。

2席目は、志の輔さんは、ほんと上手(うまい)なぁ、と思わせられた。
おもわず、ティッシュを捜してしまった。
今年も涙腺がよわい、はじまりです。

仲入り後、
一期一会と言う言葉は使わなかったが、
ここにいる観客は、もう2度と、まったく同じ席に居合わせていることはない。
その日、その日で、笑いの起こり方が違うと、
泣いたり、怒ったりは、同じでも、
笑う、ということは、違うんですと、
いくつかの小噺をした。
たしかに、客席にいても、
その噺によって、客席が全体的にどっと笑っているのと、
一部分の笑いと、まばらの笑いと、はっきり判る。
だれでもわかりやすい噺と、
きちんと頭で視覚化していないとわからない噺と、
その物事を知っていないと笑えない噺と、あるのが判る。
志の輔さんは、毎回違う観客のこの反応の違いを楽しんで、
公演を続けるんだそうだ。

そんな、まくらから、
3席目、去年も観たけど、よくできている噺だ。
登場人物がたくさん出てくるが、うまく構成されている。
知ってはいながら、驚き、感動してしまう。

映画も観たが、やはり、らくごがよくできているから、
ふくらませて映像化できたんでしょう。
こういうなんでもない、普通の、あえて、なんでもない、普通のといいますが、
笑って、怒って、泣けて、暖まって、映画館から街に出るという娯楽映画が、
地方で映画を2本立てで観た自分には、
これが日本映画のひとつだったような気がしました。
落語には、その要素が、じゅうぶん詰まっているってことですね。

今回、あらためて、
志の輔らくご、というジャンルがある、ってこと。
いまさら、ながら、ですが。

2008年1月4日(金)19時
志の輔らくご in PARCO 2008
PARCO劇場

立川志の輔 「異議なし」
立川志の輔 「ねずみ」
~仲入り~
立川志の輔 「歓喜の歌」


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新春、大衆演劇、長谷川伸。

2008年1月2日(水)14時
浅香光代 新春特別公演
雷5656会館
「雪の渡り鳥」長谷川伸作
「春夏春冬」歌謡舞踊ショー

ひょんなことから浅香光代さんの演劇のチケットが回ってきて、
新春2日から、初日の観劇をしてきました。

浅香光代といえば、野村のサッチーとのバトル、
何をバトルしたのかは、すでに、記憶にありませんが。
6歳から芝居を始めて、背中がまるくなりながらも、
脚を怪我しながらも、殺陣も演じる。

客席は満席。
ただし、初日は身内が多いらしいのですが。
大衆演劇、侮れない、面白かった。
ただ、涙がでない、大笑いもできない。
牧歌的な退屈も含めた安心感。
小学生の頃、土曜日学校から帰って、
吉本や松竹の新喜劇、モーレツしごき教室の合間に
テレビで、国定忠治とか観た記憶があるのだが。

第2部の歌謡ショー、
踊りに、小島よしおと、ビリーをアレンジした
新しきものにチャレンジしようとする試み。
うまくいっている、うまくいっていない、
という判断を超えた、大衆を包み込みきれない、
むしろ、老若男女すべてを包みきれる風呂敷など無い、
それでも、そこに探りの手を伸ばす大衆演劇のしたたかさ、
観ないより一度観た方がいいと思うが、
木戸銭が高いんだよなぁ、落語に比べて、
舞台美術、衣装、小道具、出演者の数を考えると、
あたまでは理解が出来るんだけど。

それでも、一度は観てみる価値はあるんでは無いでしょうか。
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元旦・初席

2008年1月1日 元旦

あけましておめでとうございます。

なにがめでたい、年が明けたから、めでたい。
めでたいと、よのなかが言っているんだから、めでてこう。
ついで、だから、なっ、おうっ。
テレビでは、脅すと、視聴率があがるって、といって、
不安にさせて、もっと情報を求めるように、
テレビに釘付けにしようと年末、そして新春からあおっています。
テレビは、よのなかの、すべてではない、
よのなかの、なかには()にして、
まんま入れないように気を付けて行こう、っと。


平成20年正月初席「吉例落語協会初顔見世特別公演」
新春爆笑特別興行 第2部 14時10分
上野 鈴本演芸場 

松旭斎美智 
松竹梅のカードマジック

林家しん平 
浅草寺、うがい手水は、鳩の糞場。
線香の煙は、悪いもの、厄を煙で吸い上げて飛ばすもの、
けっして、ありがたそうに、自分の悪いところに掛けないように。
聴いてよかった、気を付けよう。
狛犬かっぽれ、狛犬を獅子舞のように被り、しん平・オリジナルの踊りを。

桂才賀
自衛隊出身、笑点の回答者でしたよね。お久しぶりです。

柳家喜多八
とぼとぼ、爆笑、そして、とぼとぼ。
今年も、落語教育委員会、楽しみにしております。

笑組
ひよこのオスとメスの見分け方のネタ、
ケッコウーです、しかし、ねずみはどうした。

古今亭志ん橋
頭のカタチを見入ってしまいます。

橘家円蔵
仲入り前に出るはずが、
この辺のご事情は、どうなんでしょうか、面白いです。

橘家円太郎
本日トリの小朝さんのお弟子さん。

文左衛門さんは、2,4,6日、残念。
残念って、1日に行ってるんだから、出ないよね。

伊原寛・千寿子
獅子舞のマリオネット。
驚きました、これは凄い、すばらしい。
この正月にしか観ることができない獅子舞、
としたら、もったいないです。

三遊亭白鳥
白鳥さん、1部に出るはずでしょう、
楽しみにしていた喬太郎さん、1部に出て、白鳥さんと変わった様子。
喬太郎さんを楽しみにしていた観客から
白い光線が何本か高座に投げられていました。

しかし、代演って、面白いですよね。
必ず、観客は番組表をじーっと穴のあくくらい見つめますよね。

古今亭志ん輔
「相撲風景」熱演、会場、大爆笑。
正月、幸せにしていただきました。

入船亭扇遊
大師匠先代小さん、師匠入船亭扇橋のお弟子さん。

~仲入り~

あした ひろし・順子
本日、いちばん笑いました。
おかしいのなんの、何回も観ているはずなのですが、
破壊力がありました。

川柳川柳
めくりが、「福田康夫」何回使えますでしょうか、このめくり。
仲入り前の予定でしたが、今年も元気な「ガーコン」。

春風亭勢朝
楽屋噺を楽しみにしていましたが、
川柳さんの影響か、短く高座を降りました。
しかし、こういうことが、寄席、
プロの落語家という言い方も変ですが、感心します。

林家二楽
先代正楽さんの息子さん。
羽根つきする娘さんを切り、
お題をもらい、藤娘、そして、ねずみ。
ねずみは、干支、予想をして楽屋で用意して、
お題のお客さんに渡して、素早く高座を降ります。
見事ですなぁ。

春風亭小朝
「源平盛衰記」
本日、水天宮前・新春独演会、昼と夜の間にご出演。
いろいろあった昨年ですが、一言も触れず、きれいですね。
「源平」は、三平師匠の録画で聴きましたが、
小朝版「源平」です、小朝さんが演るから当たり前なんですがね。

今年、正月らしさが無い気がしました。
クリスマス気分もなかったな。

そもそも、正月は、お店がやってなくて、
初詣以外、行くところもなく、
家にいて、退屈と、親戚と訪問、そしてお年玉。
いとこ、めいっこ、と遊ぶトランプ、かるた、双六、凧揚げ、に独楽。
いくつなんだ、おれは、
つい、こないだ、なんだけどなぁ。
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