山奥で家族と動物の楽園創ってます

東京育ちの家族が山奥に移住し自分達で家を建て犬、猫、馬、ヤギ、羊、ミニ豚、兎、鶏亀と一緒に自分達の楽園を創っていく奮闘記

頑張れTさん

2006年07月19日 | 日記
11年ほど前にウズベキスタンというシルクロード上の国に行きました。
東洋と西洋両方の文化が融合したとても魅力的な国でした。
そのときツアーで一緒だった6人とはたまに同窓会的に会って食事をしています。
そのなかの一人でTさんは歯科医(女性)で3年ほど前、まだ家が出来たばかりのときに来てくれました。
年は確かオラと同じ、旅行の時は独身だったがそのときは婚約者の方も一緒でした。
そのときに彼女曰く「私達も将来こういう生活をする事が夢なんだ」と語っていました。
なのでいろいろアドバイスしてあげました。でも実際には彼女は神奈川で歯科医院を開業しているし、年老いた母親はいるし、彼の方は単身で仙台だか山形だかに赴任している。ので実現はまだまだ先か夢のままで終わってしまうのではないかと思っていました。
そしたらなんと先日、「伊豆の土地で念願の田舎暮らし始めました」とのハガキが。
早速電話すると自分の医院は店じまい、母親は介護が必要になり、いずれにしろ施設に入らなければいけないみたいなので老人ホームに入って貰い、彼は仕事を辞めてしまったそうです。もちろんエールを贈りましたよ。
そこは別荘の分譲地内で400坪の土地に大きな中古住宅がついているそうです、3年ほど誰も住んでいなかったので庭木の剪定やその片づけで大変だそうです。
これからパン作りの教室にも通うそうです。
あれもしたいこれもしたいと今が一番楽しいときでしょう。
その人その人によって田舎での暮らし方が違います、決してこうでなければということはありません。頑張りすぎると息切れして続きません。
彼女はパソコンを持って来ていないと言っていたのでこのブログは見ないでしょうが頑張って欲しいと思います。
本人はいろいろ悩んだのかもしれません、いきさつは分かりませんがとにかく実行したことに敬意を表します。もしだめならそのとき都会に戻ればいいだけの話しです。
伊豆は都会にも近いし気候は温暖だし最高だべした。
オラもカミサンがあったかい所がいいと言っていたのでいろいろ探したけれど伊豆なんてとても値段が高くて見に行くことすら出来なかったのだ。海の幸山の幸両方あっていいなー。Tさんがんばれ!!

田舎暮らしをしたい人に一言。(土地の探し方編)
都会に近くてそばにコンビ二があって太い梁と太い柱の旧家が建っていて景色が良くて日当たりが良くて木陰もあって静かで敷地内に沢が流れていて気候が温暖で安い土地。そういう土地はありません。(断言)信じられないけれど実際にそういう土地を探しているひとが居るんです。
要は自分がそこでどういう暮らし方をしたいかです、そして何を優先順位のトップに持ってくるかです。全てを満たす土地はありませんのでその優先順位の上位一つか二つをクリアーしていれば良しとしなければいつまでたっても決まりません。
オラの場合は景色のよさと広さでした、それをクリアーできたのですから不便でも寒くても電気も水も道もなくてもここを見つけたときはうれしかった。
家庭菜園をやりたいのか本格的に農業をやりたいのか、たまに田舎の空気を吸いたいだけなのか、ダイビングが趣味なのか、山登りが趣味なのか、それによって対象になる土地はだんだん絞り込まれていくでしょう。
とにかく理想の土地がない以上あとは自分でそれに近づけていくしかないんです。ですから自分では変えようがない気候とか景色をトッププライオリティーに持ってくることをお勧めします。   やまざるのウンチクでした