山奥で家族と動物の楽園創ってます

東京育ちの家族が山奥に移住し自分達で家を建て犬、猫、馬、ヤギ、羊、ミニ豚、兎、鶏亀と一緒に自分達の楽園を創っていく奮闘記

プロもびっくり!

2006年05月31日 | 日記
折角ヒズメ用にナタを作ったけれど高橋さんのところに本職の装蹄師の方が来たのでうちも削蹄を頼んでしまった。
そのほうが彼らも歩きやすくなるでしょう。
装蹄師さんちょっとオーディンの大きさにびっくりしてました。
高崎競馬場の仕事を長年されていたそうですが25年やってるけれどこんな大きなヒズメは初めてだ、って言われてましたオーディンの奴。
この体とこのヒズメではとても競馬では勝てないなー、とも言われていましたオーディン。本人は得意の涼しい顔で聞き流していました。



まず特別な刃物で裏を削って平らにします。
これが簡単そうに見えるけど大変なのです。
でもさすがプロさくっさくっと削っていきます。
オーディンもじーっとおとなしくしています。
おらのときは「早くしてくれよ!」とぶつぶつ言うくせに。

たしかに連呼してた。でもオーディンの気持ちも分るのだ。「こんにゃろ」とか「ぐうぁ!」とか「うげ」等と足元で奇声を発せられたらねえ。こわいよね。
体は大きくても蚤の心臓だもんね。オーディン、良く頑張ったよきみは。
それに比べてやはりプロは違いますナー。
ホントに側で見ていて、手際の良さに見とれてしまいました。只々感心するばかりでした。
オーディン、きれいにしてもらって良かったね。
山猿くんもいつかあんな風に出来るといいね。



このでかさ、まー写真の撮り方もあるけどほんとにでかいんです。
装蹄師さんつぶされそうになりながらも大汗かきながら頑張ってくれてます。
なんせJRAの最高記録保持者ですから。この記録がスピードならいいんですけど体重なんです、普通の馬の体重はサラブレッドで400キロから500キロくらいですがこいつは640キロあるんです。でもその大きさのおかげで小さい馬が好きな高橋さんが大きい馬が好きなおらにくれたのでうちの住人になりました。



今はナタではなくこのように「食い切り」のでかいので周りを少しずつ切って形を整えていきます。
確かに前はナタで落としていたとのことですが今はほとんどこのやり方だそうです。でも牛は足を上げないので今でもナタだそうですが。



今度はやすりで底をさらに平らに整えます。



切った周りの部分もやすりをかけて形を整えます。
このやすり見るからに結構高そうでしたがこの装蹄師さんおらにくれちゃいました。いっときますけど催促してませんからー。さらに使い方まで丁寧に教えてくれてすこし伸びたとときにまめにこれで削ってやればそれでいいとのこと。とてもいい人でした。♪
前回の装蹄師さんは最初に使う特殊な刃物(名前がわからん)をくれたし装蹄師さんていい人ばかりだなー。まー動物を好きな人に悪い人は居ないっつーからな。

こんな山奥まで来て頂いた上に新品のやすりまで頂いて素人のトンチンカンな質問にも親切に答えて頂き有り難うございました。
一緒にいらしゃった厩務員さんのNHKの朝ドラ「ファイト」の話しもおもしろかったです。色々勉強になりました。感謝感謝



おまけ
未確認生物発見、ではなくてオーディンの鼻のどアップ。
えさを食べるときにはここだけ別の生き物のように器用によく動きます。

気を抜くとうけ口になってしまうオーディンなのだ。まぁ、そんなオーディンもかわいいけど

でんぴん検査

2006年05月30日 | 日記
犬の狂犬病の予防注射のように馬も毎年検査がある。
それが馬伝染性貧血検査、略して伝貧(でんぴん)検査。
今日、福島県県南家畜保険衛生所から担当の人が2人来てくれた。
因みにこちらは略して「かほ」ちょっと略しすぎじゃないの?馬を飼い始めた頃は高橋さん達が「かほ」がどうのとか「かほ」から来る、なんていうのを聞いていてかほってなに?場所?人?という感じでした。
じゃー普通の保健所は「ほ」?(笑)

検査といってもここでするわけではなく試験管に血を少量採ってそれを持って返って検査して後で通知が来るという作業です。



まずは凛ちゃんから。
高橋さんが手伝いに来てくれました。
針を首に刺して血を抜いているところ。
針を刺すので多少は痛いだろうに人を信じてるのかじーっとおとなしくなすがままでした。
(なすがままならきゅうりがパパ?)ぴゅー(北風)
「えらかったねー凛ちゃん」



次はオーディンの番。
オーディンもいい子にしてました、というかオーディンは大きすぎて針が刺さったのも気がつかなかったのかも(笑)それとも家保の人のやり方がうまかったのか?
後ろは順番を待つシルク、と係りの人に甘える凛ちゃん。
この後シルクの番になったら暇になったオーディンはシルクの後ろからブヒブヒとちょっかいを出すので引き離されてしまいました。
犬の狂犬病の注射が3000円なのに何倍もある馬の検査が1頭1600円です、犬が高いのか?馬が安いのか、まーとにかくかほの人お疲れ様でした、来年もよろしくお願いします。
                                 やまざる    

じょんのび

2006年05月29日 | 日記
方言シリーズ第二弾、最近の我が家のブームは「ジョンノビ」です。使い方は寒い時期に風呂に入ったとき、作業で疲れた日にふかふかの布団に入ったときなどに「あーじょんのび、じょんのび。」と使います。また「じょんのびもんねー」とか「あーじょんのびかった」ともいいます。この響きがよくて我が家ではもっぱらこれです。これは福島の方言ではなく新潟県、それも使うのは柏崎地方だけだそうです。先日テレビで面白い方言を探しそのルーツをさぐるという番組がありそれでやってました。皆さん意味はもうお分かりですね、そうです「極楽、極楽」という意味です。
ルーツは諸説あるのですが有力なのは「あー寿命が伸びる」だそうです。
それが「寿命伸び」となり「じょんのび」となったらしいのです、いいことばではないですか。
みんなでじょんのびを流行らせましょう。

話変わってハンドルネームの話。
今までの「リスクテイカー」はかっこよすぎ、「管理人」はありふれている、「樵」(きこり)はこの辺は本物がいっぱいて師匠でもあるので自分がそう名乗っているのがおこがましいのでやめ。というわけで
おらのハンドルネーム募集に沢山のご応募ありがとうございました、厳正な審査の結果決定いたしました。って募集してないっつーの。(一人ボケ突っ込み)ひゅーー。(北風)

おらの干支は猿、山奥に住んでるから「山猿」・・・安易だ。
カミサン「海猿のパクリ?」
おら「んだ、でもルックスが似てっからいかっぺ」といったらカミサンに鼻で笑われました。
(実物はまったく似てません、念のため。でもどっちかというとブルースウィリス似かな。もーいいっつーの。)⇒そんな事ない。ウリだよ。頭が・ね。チャンチャン
他にも友達に「熊とーちゃん」というハンドルネームの人が居るのでおらは「山羊とーちゃん」にしようとしたらカミサンがおかしい、変だと言うし「猿の古いの」や「古い猿」という候補もありましたが自分しか意味が分らないので結局「やまざる」決定。
でもまた飽きたらまたすぐ変更するかも。



昨日も写真が無いので今日は2日前に撮った楽園の入り口の写真

から2キロの道のりを登って来てまさかこんな山奥に人は絶対住んでいる訳が無いとみんなが思い始めた頃正面が拓けて馬場が現れ馬が3頭も居てびっくりという場所で、おらの結構好きな場所なんだ。  やまざる



福島は雨

2006年05月28日 | 日記
今日は朝から1日雨だったので従兄弟と昼飯を食べに行った。彼の家は東京にあるのだが仕事の関係で福島の須賀川という所に単身赴任で最近やってきた。ここから30分位のところなので買い物を兼ねて訪ねてみた。主に福島や田舎暮らしの話題であったが物価の安さということで意見が一致した。ほんとにいろんな物が安いんです(福島に限らず地方は安いのでしょうけど東京と福島しか知らないもんで)たとえば東京にいた頃はユニクロが安く感じたのにこちらではすごく高く感じますし食品もおいしい弁当が400円でしかも夜になると半額になり、もう少し待つと100円とかになるんです。
しかもジャスコは夜11時まで、同じイオン系のスーパーセンターやマックスバリューは24時間やってます。もちろんマーケットリサーチして戦略を考えての営業時間なんでしょうけれど、お客さんいるの?って感じで、そこまで便利に安くしてくれなくてもと思うくらいです。むしろ東京より便利かもしれません、しかも今はネットで何でも買える時代ですから。
しかーしなんでも安いということは・・・そうです給料も安いのです(笑)ですから会社勤め以外の収入がある人たとえば自給自足を目指す人や農業で食っていける人あるいは手に職がある人には福島は穴場ですよー。早く記事を投稿しないと明日になってしまうので今日はここまで。

朝の散歩

2006年05月27日 | 日記
 
シンバとミーちゃん。
どこにでもついて来るかわいい奴です。

 
オダマキかな?
 
   
 

ヒメジオンの蜜を吸いに来たマルハナバチ?
仕草がかわいいです。

 
行者ニンニクの花です。

 
こんな明るい場所にマムシ草?

 
庭の片隅に咲いていた花。ランでしょうか?名前がわかりません。
(ネットで調べて見ました。シランでした。おばあちゃん、正解でしたよ。)


 
庭のブルーベリー。去年は山羊に先を越され食べ損ねましたが
今年はいっぱい食べられそう!
あっ、宿敵のカラスもいたか。今年もライバル多し

 
いつもお世話になっているタラの木

 
散歩の時に採ったタラの芽(葉)の天ぷらと高橋さんに頂いたアカハラの素揚げです。
タラの木とアカハラに感謝。


道普請

2006年05月26日 | 楽園
道も大分荒れてきたので久々に今日梅雨に備えて補修した。
後述するがここはうちしか使っていない上に図面上は道ではなく役場が持っている細長い土地という位置付けなので、道路補修、敷き砂利、除雪等はすべて自分で行わなければならない。しかもその距離1キロ余り。


これが補修前。



これが補修後。
赤く見えるのは瓦の色です。
今はユンボを持っているので楽になったが前は手作業でした。



これが補修前。
ここが林道との分かれ道、ここから手前方向に瓦ロードが始まる。



ユンボでの補修中。このユンボの前についている鉄板を排土板といい、小型のブルドーザーの役目もします。道作り、土地の造成、雪かきなど大活躍です。


ということで今日は道の奮闘記。
前にも書いたが土地を買うときにそこからの景色に惚れて買ったためインフラは二の次でした。前の日記にも書いたように水は何とかなったので道も何とかなるでしょう、と始まりました。道を造成しているときはデジカメは無くフィルムのカメラで撮ったのでここに載せられないのが残念です。その頃は道といっても土だったので雨が降るとぬかるんで田んぼ状態、四輪駆動のデリカでも登れませんでした。道幅も狭く乗用車でもぎりぎりで、何回か通るとボディーは枝で擦り傷だらけになりました。ところどころ砂利を撒いたりしましたが家を建てるためにせめて2トントラックが通れる幅にしなければと本格的に取り掛かることにしました。
道の両側は民有地なのでまず地区の総代さんに相談に行きました。そういう場合はその広げる土地の持ち主全員の許可が必要といわれましたがその総代さんがいい人で「よし俺が次の寄り合いでみんなに頼んでやる」といってくれ、晴れて拡幅工事が出来るようになりました。(の人には土地を買ったときと、1年後白河に引っ越してきたとき2回全部の家に挨拶回りをしておいてよかった。因みにその2年後家が出来て大信に引っ越す前にも回ってます、計3回、毎回お菓子持参なのでの人は恐縮してたけどこちらも早く仲良くなりたいし情報収集の意味もありますから。余談ですがちょうどそのころオウムがあちこちでサティアンを作り問題になっていた時期でうちも最初はオウムではないかと疑われていたようです。(笑)そりゃそうでしょう水も電気も道もないあんな山奥に住もうとするなんて。)
いくらユンボでやるにせよ「狭いところを広げ、急なところをなだらかに」と言葉では簡単ですが結構大変でした。路面も一番削ったところは長さ100メートル深さ1メートル以上下げました。やっとそこまで終わってもまだ路面は土です、はじめのうちは砂利を買ってきて撒いていましたがどんどん土の中に入ってしまいいくら撒いても足りません。なんせ舗装道路から2キロ、そのうち始めの1キロは県の林道なので村で補修してくれてますが残りの1キロを整備しなければなりません。この辺は白河石の産地なので石切り場から木っ端石を貰って特にひどいところに敷いたりしましたが厚みや大きさがまちまちなので返ってでこぼこになったりして・・・
そこで今度は「瓦だ!」と思いつきました、我ながら頭いい!解体で出た瓦なら厄介者なのでただで貰えるし砂利の代わりになるのではないか?敷いてみると最初はすこしがたがたするけどすぐ割れて周りになじむのでなかなか具合がいいんです。赤土を焼いたものだから自然にもやさしいし、いいことずくめと思われました。しかし瓦を撒いて数日後、車がパンクしました、そのときはまだ瓦との関係には気づいていませんでしたがそれから1週間で5回パンクしたときにはさすがに気づきました。(笑)配達の人、そのときパンクしてたらごめんなさいそれはうちのせいです(笑) 実は瓦を屋根に固定していた釘も気づかずに一緒に撒いていたのでした。でもあきらめませんよーおらは。今度は瓦工場を探してそこで不良品を貰うことにしました、先方も瓦の処分に困っていたので大喜び、オラも今度は大喜び。トラックで何十回往復したかわかりません。下のの人もあきれるやら感心するやら「まーよくやるねー」と言われ続けてやっと道の形になったのですが定期的に瓦を撒き続けなければならないのがちょっとつらい。
宝くじにでも当たれば全部舗装すんだけど・・・


うちの道の初めのころはこんな感じでした。
んーもっと細かったかも。



途中林道からわき道に入るのだけれど宅配便の人、郵便屋さん、電気やガスの検針のひとなどがみんなこちらに曲がらずまっすぐ行ってしまうので看板立ててみました。矢印のあと1キロと書いてあります。
今度「楽園ファーム」という看板も立てようかなそれとも「山奥の楽園」がいいかな「田舎の桃源郷」もいいな。

世界遺産のブナ?

2006年05月25日 | 日記
今朝、下のの井上さんに「昨日庭片付けたときにいらなくなったこの木持ってってうえとかっし」(植えておきなさい)というので貰ってきた。


アセビ4本、紅葉2本、エゴノキ1本、ブナ3本。
ごらんのようにみんな結構大きな木。
「へーブナですかこの辺にはあんまりないですよね、もしかして世界遺産の白神山地のブナですか?」とおら。「うんにゃ、これは箱根のブナだー」とのこと、残念。というよりも世界遺産のブナ取ったら犯罪ですよね。

井上さん、有り難う。



というわけで植えました。
アセビともみじは庭に、ブナとエゴノキは馬場の横に。
馬場は夏、日陰がなく馬がかわいそうなので馬の口が届かないところに植えたけれど一段低いのでこれが育って馬が涼めるくらいの木になるのはいつのことやら。
まーでも正面の松林の下に行けば日陰があるのでよしとしよう。
この林の中に馬の外乗コースを作るといい始めて早3年。
まずは人の遊歩道から始めます。
そういえばツリーハウスなんてとっくに出来てないといけないのにまだ木も決まってない(笑)

アセビは毒だから山羊が間違って食べないかちょっと心配だな。



馬場とは反対側にある藤の花が満開です、ってこれではわからん。
実際はすごくきれいなんです、絡みつかれている木がかわいそうなんで何度か切りたくなったけんど藤だから勘弁してやっている。もっとも絡みつかれているのが結構太い松なんで頑張ってくれるでしょう。
木はいいですねー。一時森林浴という言葉がはやりましたがあれ本当です。
ほんとにすがすがしい気持ちになります。

あれはまだおらが東京でサラリーマンだったときのことじゃった(日本昔話風に)
会社は下町の門前仲町というところにあり、その近くに富岡八幡宮という由緒正しい神社があったとさ。(よく横綱がテレビで土俵入りを奉納しているところ)昼休みおらはいつもそこのクスノキの下でじーっと瞑想しているとなんとともいえないいい気持ちになれたものじゃった。そのクスノキの精霊が降りてきておらを包み込み、まるで俗世間とのバリヤーになってくれたような気分じゃった(昼寝ともいう)。でもたまに邪魔がはいるんだよなー、「真光」(まひかり)という新興宗教のひとが「手かざし」とかいって5分位おらの頭に手をかざすんだ。そのあと「どうですかご気分は」というから「とてもいい」と答えたらうれしそうな顔をして勧誘し始めた。よっぽど「あんたのせいではなく木の精霊のおかげですからーーー!!」(ギター侍風)といってやろうと思ったが人のいいおらは夕方その支部まで話を聞きにいってあげました。(これほんと)(笑)
というわけで誰かクスノキの苗木わけてくださーい。
大事にしますんで(笑)

イチジクとハスカップとゆすらうめと柚子とえーとそれからパンのなる木とお菓子のなる木と・・・大事にします。下さい。なんちゃって。



今日も高橋さん。

2006年05月24日 | 日記
高橋さんに馬の削蹄がうまくいかなかった話をすると、とんかちではなくセットハンマーにすることとナタの刃を丸くしたらいいというアドバイスをもらった。のでナタを持参した。


「こんな感じでしょうか?」とおら。
「もっとアールはなだらかでもいい、それよりこれはこれでそのままにして馬用に新しくつくったらいかっぺ」となって、おくから取り出してきたのは石切り場で使っていたあつさ5ミリはある石の切り出し用のカッターの刃。



このアールをそのまま使ってナタの形にしるしをつける。



そのしるしのとうりに切っていく。
実は高橋さんは鉄工所の社長さんなんです。
そのほか田んぼも畑も牛の肥育も競走馬の育成も専業並みにやり、なおかつよく遊ぶというスーパーマンです。朝は4時ころから夜中まで仕事をしてそれから遊びます。おらにはとても出来ねー。自慢じゃないけど早いときは8時頃寝ちゃうもんねー。


大体の形に切ったところ。



グラインダーで形を整えていきます。
高橋さんが「こういうふうにやんだ。」と細かくお手本を見せてくれてます。



ここからは根気よく少しずつグラインダーで削っていくしかありません。



最後に電動砥石で砥いでおしまい。
これもお手本みせてくれてます。


これが完成形。名づけてヒズメカッタータカハシカツジスペシャル
いつものことだけど高橋さんの手に掛かるとその辺のガラクタが命を吹き込まれて再生するのです。何でも作ったり直したりしちゃうのでいろんな人がいろんなことを頼みに来ます。それをいろんなアイデアで次から次へとこなしてゆくけど、自分ではすごいと思ってないところがまたすごい。
高橋さんありがとうございました。
「さー待ってろよオーディンその中途半端なヒヅメ切ってやっから。」
そういえばあれからオーディンの歩き方が木靴を履いているようになんかぎこちないのはヒヅメのせい?

そうだよ。ヒズメのせいだよ。早く治してやってよ。朝のオーディンの猛ダッシュが見れないのは寂しいよ。
しかし、よく斬れそうな刃だね。くれぐれも指落とさないようにね。


おらげのタラの芽

2006年05月23日 | 日記
うちは人里離れた山奥なので敷地内にタラの木が100本以上生えている場所や30本位生えている場所など群生しているところが何箇所かある。
収穫は毎年ゴールデンウィークの頃だ。
毎年楽しみにしているが今年はあと2,3日というときに100本のところのヤツが全部誰かにやられた。



この写真ではわかりにくいがこの松の林の中に細く白く写っているのがそうだ。
山では柵がしてあるわけでもないしロープも張ってない。
の人は前から採っていただろうから新参者の我々は「オラげのタラの芽とるな」とはちょっと言いにくい。
いままでも山菜やきのこ採りに来た人たちには「うちの土地だけど採ってもいいですよ」と言ってきた。
でも楽しみにしていたのをごっそりとまだ芽がふくらまないようなものまで取って行かれるとちょっとがっかり。
この時期何かとそういう話題が出るので聞いているとみなさんロープを張ったりして自衛している。ウチでもロープを張ったり「採るな」と言っていいみたい。それに最近は下のの人の顔はわかるようになったし、の人はうちの土地とわかっているから採りに来てない様子。採りに来た人に話を聞くとみんな地元ではなく近隣の町や市から来ているよそもんだから。
なかにはあそこのおんつぁま(おじさん)は採っているのをみつけっとすぐ警察に通報すんだ、なんていう話も聞くし。
でもロープは張りたくないしずーっと見張ってもいられないので結局採られないように祈るしかないかなー。
まータラの芽、こしあぶら、くらいでがたがた言うのはやめましょう。
自分が植えたのではなく自生しているんだから。
実は手前に見えているように今年の正月に牧草地を作るために杉の木をだいぶ切ったのでここのタランボも切られる運命なんです。今まで採ってた人残念でした。何本かはウチから見えるところに移植するかも。
いま読み直したらなんか今日は眠くて文章が変なとこだらけ、まっいいか。だらだらと読みにくくてすいません。

え~きちゃうの?もっもったいない。
タラの芽、コシアブラ、いつも春を感じさせてくれて有り難う。
出来る事なら、ぜーんぶ、移植してあげたい。

却下

2006年05月22日 | 木工
かみさんから風呂場に花を飾りたいので適当な台を作ってほしいとのリクエストがあった。小さくていいと言われたがちょっといいのを作ってやろうと頑張った。


ならの木をチェーンソーでおおまかに形を作り、のみで形を整える。
水周りで使うので切断面をバーナーで焼き、そのあとブラシサンダーでみがき、最後に蜜蝋をしみこませてある。底面は2センチの足をつけ水に浸からないようにした力作だ。
かみさん一目見るなり「ごつすぎるし大き過ぎる」おらは「かっこいいべした」(こんなにかっこいいのに)と粘ったが却下。つまり風呂場を掃除するときに動かすのが大変というのが理由らしい。
そんでもってごらんのように外に追いやられました(涙)

湿度の多いお風呂場に置く事を考えって作らなくちゃあね。折角、苦心して作っても湿気ですぐ駄目になるでしょう。もったいないじゃん。これは玄関でお客様を迎えるのに調度いいのさ。家のお風呂場には重量感が有り過ぎ、岩風呂とか総ヒノキ張りのお風呂になら合うかもしれないけどね。家のお風呂じゃ浮いちゃうよ。って事で丁重にお断り致しましたとさ。 
                 



「分かったよじゃーほんとに簡単に作ってやる」と作ったのがこれ。
その辺にあった桜の木の枝にやはりその辺にあった杉の端板をのっけてビスで留めただけの渾身の作(笑)
今度はOKが出ました。
バックは我が家の風呂場、まだベニヤにFRPを塗った状態です。この壁に鉄平石を張ろうかタイルを張ろうかペンキで済まそうか考えているうちに面倒になって4年目だけどおそらくあと4年はこの状態(笑)

そう、こんなんで充分なのさ。後ろのベニヤにもぴったり。

余談
今朝馬(オーディンの方)にえさをやりにいった時のこと、おらが何の気なしに後ろを向いた瞬間「早くえさ持ってきやがれ!」と言いながら(実際にはブフフッ)「がぶっ」っとおらの背中を噛みやがった。「この野郎後ろからかかっくるとは武士の風上にもおけぬヤツだ!」とゲンコで殴ってやろうと飛び上がって殴りかかっていったら自分が馬房のパイプにぶつかって二度痛い目をみた。「クーーー」息ができなかった。
「今度だけは勘弁してやる、以後気をつけい!!」と言ってもヤツは涼しい顔をして口笛を吹いていた。(そんなばかな)
ジャンバーを着てたので噛まれたところは赤く歯型がついただけだが、ぶつけたあばら骨がまだ痛い。

川遊び

2006年05月21日 | 日記
例の高橋さんのところに草を刈らせて貰いたいと電話した。
俺はいま川に来ているから「草刈が終わったら遊びに来たらいかっぺ」とお呼びがかかったので午後から行ってみた。高橋さんの孫も3人連れてうちの3人とで総勢6人。場所はここから1時間ほどの栃木県の里山の中の川。
間瀬には高橋さんのほか4人のいろんな道の師匠がいた。



投網をぶつ会長(白河の焼肉屋の会長)
もちろん漁業権は持ってますよ。
ここでは1回に200匹位取れるんです。
高橋さんは毎日ここまで3回も4回も往復してるそうです。
その上週に3日はここに泊まってます(ちゃんと快適に泊まれるようにアルミボディーのトラックを改造したキャンピングカーと併設した屋根がある)
まーこんだけ取れればたのしいわな。



この辺では赤腹と呼ばれている魚。
今回はすこし小さめ。



その場でくしに刺し炭で焼きます。
数が多いから大変だ。



魚を焼いている間子供達は川遊び、まだ水はすこし冷たかったがそんなことはお構いなし。いまはこっちの子供でもあんまり川遊びとかはさせないようだけど、せっかくこんなに自然があるのだから川や山で思いっきり遊ばせたい。車の宣伝で「物より思い出!」というのがあったけれどオラもそう思う。
因みに泳いでいるのがシンバ。



魚は生焼けくらいで一回さます。
食べる前にもう一回焼くなり唐揚げにするとこれがまたうまいんです。
魚の焼き方、くしの刺し方、火加減、くしの作り方、魚の食べ方などいろんなレクチャーを受けます。そうそうこの黄色い長袖を着ているのがあの有名な?高橋さんです。田舎暮らしの師匠です。



せっかく苦労して取って、焼いた沢山の魚も気前よくほとんどうちにくれちゃいました「いくらでも取れっからいいんだ」だって。
「こんなにもらっても食べきれない」といっても「いいから持ってけ」と持たされちゃいます。
都会から田舎に来た人あるいは来たいと思っている人に一言。
田舎には田舎の暮らし方があります、都会の生活スタイルを崩したくない人は別ですが、まずその地域の人たちと仲良くなることが田舎暮らしを成功させる秘訣だと思います。そうすれば何倍も楽しい生活がひらけますよ。まー高橋さんほどのひとはなかなかいないと思うけど。

余談
帰りも高橋さんの家経由で帰ってきた。
今朝草刈の時に鴨の子供を見つけたらしくダンボール箱に子鴨が入っていた、そのうち2羽が箱から出てしまったらしく高橋さんが鴨を呼んでいる。
「鴨、カモーン、鴨、カモーン」俺は大うけ、でも奥さんやうちのかみさんはさめた表情。呼び方がよかったので1羽はつかまったのだがもう1羽は見当たらない、そこでまた高橋さんが一言「そのうち出てくる鴨ね」またまた俺だけ大うけ。東京の人には普通すぎてこの面白さはあまり分からない鴨しれないが、この辺では「そのうちでてくっペー」というのが普通なので受けたのでした。
女性陣にはあの面白さはレベルが高すぎたのか?

牛にえさをやっていた高橋さんは家に帰ってから15分後「さー牛にえさくれたからもう一回行ってくっか」だって。今帰ってきたのにまた行くんですか?といったら「俺はちょっと変わってるんだ」だって。変わってるというよりもタフすぎます。








おらげの運動会

2006年05月20日 | 子供
昨日までのぐずついた天気がきょうは晴れたり曇ったりの運動会日和になりました。



一生懸命頑張る子供達をみてこちらまで童心に帰ることができました。
子供達の目はみんな輝いていました、さめた目をしている子供は一人もいませんでした。茶髪の子供もいません。みんな本当に素朴で純情です。こういう子供達の中で自分の子供を育てられることだけでも田舎に来た価値があったと感じました。



これは応援合戦、俺の好きな競技?のひとつです。
この必死さ一生懸命さがいいよね。
大人になればいやおうなく求められる結果。
いまのうちはその結果よりもそれを得るために必死になって頑張ったことが大事だということを学んでほしい。オラはそこんとこを熱く熱く語りたい。



グランド全景。
写真では見えないが正面の山の向こうに雪をかぶった那須連山が見えてとてもきれいでした。
いまは児童数も減り、全校で83名だそうだ。
息子の学年の3年生は9名そのうち男子は2名だけ。ちょっとうらやましいハーレム状態(笑)
クラスには派閥もいじめもない仲良しばかり。
どうか全員そのままの素朴さで、宮澤賢治ワールドに出てくるようなほのぼのとした大人になってほしい。
お願いします。


仲良し二人組みです。

ワラつかみました。

2006年05月19日 | 日記
何日か前の記事にも書きましたが腰痛で病院にいったが見放された(そんなオーバーな)哀れな俺はネットで腰痛体操を調べていたときにいいものみつけちゃいました。その名も背筋けん引機。腰痛にはこれ!というコピーにつられて29800円とちょっと高いけどおぼれるものはワラをもつかみます。しかしあいにく売り切れ。
続いてヤフーのオークションを覗くと1台だけありました、しかも新品で送料タダの上に代引き手数料も先方持ちの16500円!ラッキー。すぐ入札してめでたくうちの物となりました。



なんといってもこの名前がいい。
「のびのび君」です。
すごく効きそうな横文字のしゃれた名前やらNASAのお墨付きや訳のわからん医学博士の人間工学に基づいて云々等の能書きはいっさいありません。
まー健康器具なので効果をうたうと法律に触れるということがあるのかもしれませんが・・・


このまるいハンドルを回すとギアーの力で左のシャフトごと伸びてゆきます。
わきの下にパイプがあるので体は動かないようになっています。



そんでは、ということで実際にやってみました。
1日3回10分位やれと書いてあるのでとりあえずしばらくやってみます。
さっきやったときは引っ張りすぎたのかひざがすこし痛いです。
考えてみたら固定されているのは足首と脇の下なのでその間にある間接全部に負荷がかかるので弱いところがあればそこをいためるかもしれません。
でも腰も引っ張られている感覚はあるしほんとに気持ちがいいので効果が楽しみです。
さーこれがほんとのワラなのか浮き袋なのかそのうち結果を報告します。


アルプス1万尺

2006年05月18日 | ヤギ
息子のシンバが大きな声で歌を歌っている。
「アルプス1万尺♪子ヤギのうーえでアルペン踊りをさー踊りましょ♪ラーラランラ・・・・♪」
「ん?子ヤギのうえ?」と俺。「子ヤギの上で踊ったら子ヤギがかわいそうだっぺ」と突っ込んどいてあげました。小槍だっつーの。
その後「ヒマラヤ三百」ってなーに?と聞いてきたので「暇なラヤが三百あるっつーことだ」と教えてあげました(笑)「ふーん」と言ってましたが目がすこし疑っていたので本当のことを教えてあげました。(笑)
ということで今日は子ヤギ。



この子は去年のクリスマスイブに生まれたおめでたいヤツです。
この写真ではそうでもないですが松島トモ子(しってるかな?)にそっくりだったので松島さんと呼ばれています。



この子も同じ日に生まれた兄弟です。
最初は一番小さかったのでチビと呼ばれていましたがかわいそうにある日誰かに耳を食いちぎられてから耳がギザギザになってしまったのでギザミミクンと呼ばれています。通常ヤギはお乳が2つしかないので1匹か2匹しか子供を生まないのですが栄養がよすぎたのか5匹生まれてしまいました、でもかみさんの献身的な保育のおかげで5匹とも元気に育ちました。なんでも子供はかわいいなー。

そう、あれはさむ~い夜の事じゃった。何やら外で猫の鳴き声が・・・あまりの寒さにミーちゃん達が部屋にいれて欲しくって泣いてるのかな?なんて夢の中で思いながらうとうと・・・あれ、まだ泣いてる。なんかあったんか?と玄関の外に出てみる何やら鳴き声は山羊小屋の方から聞こえてくるではないか。
「もしかして、」と思い山羊小屋へ行くと暗闇の中に赤ちゃん山羊3匹発見。うん、まだ大丈夫あったっかい。と3匹を胸に抱き立ち上がろうとしたその時まだ何やら小さい塊が2つ・・・なんとぐったりして冷たくなった赤ちゃん山羊ではないですか。あわてて5匹を抱えて家へ猛ダシュ。樵くんとシンバも起きてきて、暖炉とストーブをガンガンに焚いて部屋を暖めている間に仔山羊達をきれいに洗いバスタオルで包んで3人でマッサージ。駄目かと思った2匹も明け方には意識を回復し朝、絞りたての初乳も少し飲む事が出来まずは一安心。
しかし、5匹も産んだ床屋(母山羊)はすごいね。お疲れさんでした。



この子は下の写真で箱に入っている子のお母さんが生まれたときの写真で名前を「ピータンポー」といいます。すこし前の記事で猫と場所を取り合っていたやつです。




左からミドリちゃん、床屋、オオシロ、コシロ、箱に入っているのがラクダです。
この写真ではわかりにくいのですがみんなスマイルしてるんです。


素人爪切り屋

2006年05月17日 | 
腰が痛いのでずっと爪を切るのをさぼっていた、といっても馬の話。これ結構腰にくるんです。でもあんまり伸びすぎてうちわみたいになってきたので切ってやっか。これでも前に何回か切っているんです、でも1回プロの人のを見ただけだからあやしいもんだ。装蹄は専門の学校があるくらいだから奥が深いらしいけど競馬で走るわけじゃないからまっいいかという調子。


まずは削蹄用に作った自家製特製ヒズメスペシャル、早く言えばナタ、で伸びた部分を切り落とす。ナタをヒズメの上にあてがい上からげんのうで叩くのだけれどオーディンの爪は硬くてなかなか切れない。「このっ!このっ!」とムキになって叩くが馬が嫌がって同じ切れ目に刃が入らない。このへっぴり腰!!
「おい凛。横でのんびり草食ってねーで手伝え!!」つーの。



「んー今度は場所を替えてやってみるばい。」
「この この この このこれでもかっ!・・・・・だめか
「やっぱり下がゴムだから跳ねちゃうんじゃない?」とかみさん
「よしそれならノミでやってみよう」



三度目の挑戦。「一番幅の広いノミを持ってきたぞ!」
しかし大事なことを忘れていた、ノミはナタと違って握った真ん中をかなづちで叩く、馬動く、手を叩く、痛い、 「これもだめか」こうなったら最後の手段だ。
ふっふっふっ電気を引っ張ってきてグラインダーで削ってやる。
ウィーーーンとグラインダーの調子は最高だったのですが片方の手で足を持ち上げて押さえつつ、もう片方の手でグラインダーを操るというのは無理でした。
「何回もやってるのになー、なんで今日は切れないんだろー」
ずーっとつながれっぱなしのオーディンはもう相当飽きていらいらし始めてかみさんがご機嫌をとるのも限界にきたので今日はおわり。まったく爪くらい自分で切れよ。って人間じゃないんだから。



「みろ白魚のような手が何回もかなづちで叩いたからこんなに腫れちまった」

画像で見るとそんなでもないけど血もでててかなり痛そーでした。お気の毒様でした。



「凛ちゃんはいい子だったねー」
オーディンもこういうふうに万能はさみで切れれば楽なのになー



「中途半端の俺の蹄どーすんだよ」とオーディン。
「真ん中から分けてみたの、かわいいでしょ」とシルク
「私、顔出しは勘弁して」と凛

ブワファファファ、なんじゃこのくっきりすっきりのスケベわけは、撮ってる時はまったく気がつかなっかた。
シルクごめんね。ほんとはもっといい女なのにね。オーディンはシルクにメロメロだもんね。
凛ちゃんも少女A見たいな感じだったのね。デジカメって難しい-!