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山奥で家族と動物の楽園創ってます

東京育ちの家族が山奥に移住し自分達で家を建て犬、猫、馬、ヤギ、羊、ミニ豚、兎、鶏亀と一緒に自分達の楽園を創っていく奮闘記

無垢にこだわってます。

2006年06月06日 | 木工
完成しました桜の棚。
うちの庭で撮りましたがいまにも雨が降りそうな天気のため写真が暗い!。
足が黒い棒にしか見えない!!。


足掛け4日正味2日と半日掛かってまあまあ想像どうりに仕上がりました。
足は桜の木の枝を使っているため微妙に曲がっているので棚板に接する面だけ平らに加工して組みました。


この微妙な曲がりが好き嫌いの分かれるところかもしれません。
自然の曲がりと人工的な直線とのバランスが難しくいつも悩むところ。
ちょっとした違いで印象がすごく違います。
自分ならこうするのに、というところはありましたがとりあえずはリクエストを満たしながらそれ以外の部分を自分好みに作りました。

写真より実際に目で見た方が木のぬくもりを感じられます。スー


早速となり村の「こころん」に納品。
自然食品や自然素材のハンカチ等を並べてみました。


なんということでしょう(ビフォーアフター風に)まわりの壁ともうまく調和してなおかつアクセントにまでなっています。スタッフの方達から賞賛の嵐を浴びてしまいました。(笑)「きゃー素晴らしーっ!!」「うちにも欲しいー!!」等々。(大分オーバー)


おまけ

このヤギいつもいじめられて餌も食べられないし、逃げ回ってかわいそうなのでたまに外で気分転換させてあげてます。
名前 ピータンポー メス
ヤギの社会はまさに弱肉強食、メスでも子供でも容赦はしない。弱いものは淘汰されて当然の社会、どこまで人の力の関与をすべきか考えてしまう。
でもいじめられているとついついそいつが可愛くておいしい餌や草をあげてしまうので結構得かも。
ポニーの凛ちゃんはヤギだけでなく犬でも人でも自分の近くに来るとすぐ寄ってきて「友達になろう」とせがむ社交的ないい奴です。


名前 ラクダ メス
ピータンポーの子ども、でもピータンポーは全然面倒を見ないので人間を親だと思っている変わりもん。後ろをついて歩くのでとてもかわいい。木枯らし紋次郎気取りでかっこつけてます。実際見るとそうでもないんだけど写真でみるとヤギって目が離れすぎ!!だからとぼけた顔にみえるんだ「冗談は目の離れ具合だけにしてください」(笑)
                               やまざる
いつも笑ってるみたいでかわいいけどね。
ピータンポーは小さい頃にお母さんを亡くしているから子育てが出来ないのかも 
                                 スー

本業は木工家ですがそれがなにか?

2006年06月02日 | 木工
今朝薄井工務店からかんなくずを取りに来てくれと電話があった。
うちには馬が3頭いるので敷き藁を結構使う、馬房は毎日掃除するのでワラを買っていたらとてもじゃないが高くて続かない。つーことでワラの替わりに米の籾殻やかんなくずを貰ってきて敷いている。籾殻もかんなくずも厄介者で処分に困っていてみんな喜んでくれるのでうちとしてはとても助かる。この二つはおしっこなどの水分も吸収するしボロ(馬の糞のことをこう言う)ともよくなじむしクッション性もあり足に負担が掛からずとても具合がいい。しかもそれから出来た堆肥は畑の栄養になり無駄が無い。といいことずくめ。でも量がすごいので都会の乗馬クラブなど撒く畑がないところは処分代がすごいと思う。だから都会の乗馬クラブは高いのかも。



この上の大きな木の箱に集塵機で集めたかんなくずがたまる。
かんなくずまみれになりながら山盛りに積んでみました。
今回は多すぎて少々積み残し。
塵肺になりそうだ。



うちの置き場。
秋の米の収穫期にはここが籾殻で天井まで一杯になる。
一杯になるとなんかとても安心するのだ。


昼、久しぶりに本業の注文が入った。
「えっ?本業ってなに?」ですって?
「NPO法人生活支援センター こころん」というところから棚を
作ってほしいとの事。
「そうです、なにを隠そうおらの本業は木工家ですがそれがなにか?」
「なーんちゃって、木工や陶芸でおまんま食えたらいいなー。いまのところ黙考家」(笑)

棚の足はこころんで以前伐採した桜の木の枝を使うことになった。
自然の木をそのまま使うのは微妙な曲がりがあり基準がとれないので
難しいが反面やりがいもあるので頑張るっ。
幅90センチ、高さ120センチのものひとつ。
幅180センチ、高さ80センチのものひとつ。
出来たらここに写真載せますので。甘口の批評よろしく。(笑)


ここがこころん。
主に心の病気、うつ病、対人恐怖、引きこもりなどの自立支援をしてます。
アットホームな雰囲気でスタッフの方の感じもとてもよくて一肌脱いであげたくなります。
でもしっかりいつも材料代プラス手間賃貰ってます(笑)なんせうちも厳しいもんで。
(こころんでは現在農業を一緒にやっていただけるボランティアを募集中ですのでよろしく!!たぶん他のことでもボランティアなら大歓迎、本人も癒されるよ)



去年の秋に頼まれて作った物置。
塗装はみんなで柿渋を塗ったそうです、いい感じの色に仕上がりました。

棚が終わったらこころんの副理事長先生の自宅のデッキの手すり兼布団干し作り、と庭に1坪程の東屋を作ることになりました。立派な家なので下手なものは作れない。最低100年もつ手すりを作ってみせる。ってデッキが10年しかもたないっつーの(笑うところ)
その後は庭に簡単な椅子とテーブルも作って欲しいって言ってたような・・・

重なるときは重なるもんで夜、別のところからの依頼での30坪のデッキの壊しと片付けの依頼。場所は羽鳥湖。出来れば作る方がいいんですけど・・・
まー仕事を選べる立場ではないし今までそうやっていろんな仕事をこなしてきたからやっとなんでもそこそこには出来るようになったのだから、なんでも頑張るっ。
ライオンはウサギを捕まえるのにも全力を尽くす。(なんのこっちゃ)
それにライオンではなくサルですから。(爆)
                           やまざる

却下

2006年05月22日 | 木工
かみさんから風呂場に花を飾りたいので適当な台を作ってほしいとのリクエストがあった。小さくていいと言われたがちょっといいのを作ってやろうと頑張った。


ならの木をチェーンソーでおおまかに形を作り、のみで形を整える。
水周りで使うので切断面をバーナーで焼き、そのあとブラシサンダーでみがき、最後に蜜蝋をしみこませてある。底面は2センチの足をつけ水に浸からないようにした力作だ。
かみさん一目見るなり「ごつすぎるし大き過ぎる」おらは「かっこいいべした」(こんなにかっこいいのに)と粘ったが却下。つまり風呂場を掃除するときに動かすのが大変というのが理由らしい。
そんでもってごらんのように外に追いやられました(涙)

湿度の多いお風呂場に置く事を考えって作らなくちゃあね。折角、苦心して作っても湿気ですぐ駄目になるでしょう。もったいないじゃん。これは玄関でお客様を迎えるのに調度いいのさ。家のお風呂場には重量感が有り過ぎ、岩風呂とか総ヒノキ張りのお風呂になら合うかもしれないけどね。家のお風呂じゃ浮いちゃうよ。って事で丁重にお断り致しましたとさ。 
                 



「分かったよじゃーほんとに簡単に作ってやる」と作ったのがこれ。
その辺にあった桜の木の枝にやはりその辺にあった杉の端板をのっけてビスで留めただけの渾身の作(笑)
今度はOKが出ました。
バックは我が家の風呂場、まだベニヤにFRPを塗った状態です。この壁に鉄平石を張ろうかタイルを張ろうかペンキで済まそうか考えているうちに面倒になって4年目だけどおそらくあと4年はこの状態(笑)

そう、こんなんで充分なのさ。後ろのベニヤにもぴったり。

余談
今朝馬(オーディンの方)にえさをやりにいった時のこと、おらが何の気なしに後ろを向いた瞬間「早くえさ持ってきやがれ!」と言いながら(実際にはブフフッ)「がぶっ」っとおらの背中を噛みやがった。「この野郎後ろからかかっくるとは武士の風上にもおけぬヤツだ!」とゲンコで殴ってやろうと飛び上がって殴りかかっていったら自分が馬房のパイプにぶつかって二度痛い目をみた。「クーーー」息ができなかった。
「今度だけは勘弁してやる、以後気をつけい!!」と言ってもヤツは涼しい顔をして口笛を吹いていた。(そんなばかな)
ジャンバーを着てたので噛まれたところは赤く歯型がついただけだが、ぶつけたあばら骨がまだ痛い。