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ちょっといいな、ちょっと幸せ

映画、アート、食べ歩きなどなど、私のちょっといいなを書き留めました。

指輪リフォーム

2009-08-05 22:05:37 | お気に入り
   
 リフォームの指輪が仕上がってきました。プラチナのフレームに大小のダイヤを1つずつ。胸の前で、両の手でダイヤをやさしく包み込むイメージの、シンプルなデザインです。
 もとは、成人のお祝いに両親から贈られた、ひと粒ダイヤのネックレス。自分が大切に育ててもらったことを思い出す物のひとつであり、重ねてきた歳月を振り返る物のひとつでもありました。年を重ねるごとに物が増え、忘れかけていました。物がある幸せも、物を持たない幸せもわかるようになりました。大切なものだけ、必要なものだけあればいいと思えるようになりました。

朝顔の懐紙

2009-06-14 12:49:58 | お気に入り
 
 咲く花を見る度に、季節の巡るはやさを感じます。いまは、紫陽花や、花菖蒲、エンゼルトランペット。ふと足を止めて、過ぎ去った日々に、懐かしい場所に、思いを馳せます。
 「まだ少し早いけれど。」と、遊・中川の懐紙をいただきました。絵柄は薄紅色の朝顔。淡い色づかいの朝顔は、涼やかで可憐。季節の懐紙も、さり気ない心遣いのできるひとも素敵だなと思いました。

シルクのシュシュ

2009-06-11 13:05:50 | お気に入り
                           
 オレンジのグラデーションがきれいなシュシュ。素材は、シルクオーガンジー。ふんわりとして、やわらかい。髪を結わえるとしっくりして、シルクの良さを感じます。こんな曇り空の日は、鮮やかなオレンジが差し色として映えそうです。レーヌ・クロードのハンドメイドなので、縫い方にちょっと味があります。

奈良晒の懐紙入れ

2009-06-03 13:20:03 | お気に入り

 中川政七商店の懐紙入れ。色は、藍納戸。手織り手紡ぎの麻織物製です。貝ボタンで描かれているのは”こぐま座”。ボタンの大きさで星の明るさを表しています。奈良は古くから農業の副業として、貝ボタンの製造が盛んだったとのこと。古きよきものに、心が和みます。

扇子

2009-05-23 11:20:30 | お気に入り
 ミキモトのショーケースに飾られていた扇子に目が留まりました。毎年この時期に数量限定の扇子があるとのこと。扇面がベージュと、ペパーミント、ローズピンクの3色ある中で、明るいローズピンクを選びました。
 透かし柄の扇骨に、シルク・オーガンジーを配した涼しげな扇子。扇骨の竹が爽やかに香ります。タッセルと、小さな真珠が付いたチャームがミキモトらしいです。手に馴染んであおぎやすい。扇子を閉じる時の音も軽やかです。
 目と耳で涼を感じられるのが扇子です。

繕う

2009-05-21 14:16:11 | お気に入り
 破れたりほつれたりした衣類や小物を直す「繕う」作業が好きです。
 今日の繕い物は、カットソーと、古いぬいぐるみ、陶芸用のアームカバーとエプロン。心地よい場所で、好きな音楽を聞きながらの作業です。音楽は、Tahiti 80 のアルバム「PUZZLE」、KT Tunstall の「Eye to the Telescope」。窓からの風と、音楽が気持ちがいい。チクチクと針を運んでいると、物への愛着が深まります。まだまだ縫い足りない気がして、使い古したタオルでぞうきんを縫いました。穏やかな、木曜日の午後。

トリニティリングの由来

2009-05-12 15:26:58 | お気に入り
 カルティエのトリニティリング。ホワイト、イエロー、ピンクゴールドの3つのリングが絡み合うシンプルなデザイン。気品のある、美しいリングです。指にはめたときのフィット感も好きです。3色使いなので、他の金具の色を気にせず、カジュアルから幅広くつけられます。
 先日、トリニティリングの由来を知りました。1924年にジャン・コクトーが友人である詩人レイモン・ラディゲに贈るために、ルイ・カルティエに「この世に存在しないリングを作って欲しい」とオーダーして、1925年に完成したのがトリニティリングなのだそうです。ピンクゴールドは愛を、ホワイトは友情を、イエローは忠誠を表しているとのこと。レイモン・ラディゲは、1923年に20歳の若さで亡くなっています。コクトーはラディゲの早すぎる死に衝撃を受け、深く悲しんだといいます。コクトーが亡き友を悼んでオーダーし、カルティエが応えて誕生したリング。トリニティリングがもっと好きになりました。

Daisy - Blue

2009-05-06 13:51:51 | お気に入り
 ジョージ・ジェンセン、デイジーコレクションのペンダント。色は青。紺青や瑠璃紺に近い、ひっそりとした控えめな青。静かに寄り添ってくれるような青です。
 青はとても好きな色、特別な色です。青を身につけていると、安心します。青い服を着ることもあるけれど、それよりも、つけていることを忘れてしまうような、小さな青がいいのです。ちょうどこの、デイジーのような。

モンスーンの庭

2009-04-15 15:50:06 | お気に入り
 エルメスの香水「モンスーンの庭」。トップノートは、スイートライム、ジンジャー、グリーンノート。ミドルノートは、コリアンダー、ペッパー、カルダモン、ジンジャーリリー。ラストノートは、ベチバー、ロンゴサ。
 モンスーンのあと、植物が艶やかに輝き瑞々しく香る、南アジアの豊かな庭の風景が浮かんできます。爽やかでやわらかい、どこか憶えのあるような、快い香りです。生花店のひんやりと湿った空気と匂いにも似ています。
 「モンスーンの庭」は、甘えたところのない、媚びない香りです。しなやかで凛とした、自分の時間を快く過ごすための香水です。