ちょっといいな、ちょっと幸せ

映画、アート、食べ歩きなどなど、私のちょっといいなを書き留めました。

『 身延山・七面山 修行走 』

2015-11-30 22:50:08 | トレラン

ロングの部(36km)に参加。

身延山・七面山参詣は、自動車交通の一般化以前は、
身延山久遠寺から奥の院に登り、
そこから赤沢に降りて1泊し、
翌日七面山に登るというコースが一般的だったといいます。

この身延往還がコース。

歴史ある修行道。

垣間見える富士山、神聖な森。

大会にかかわるすべての方々、
お坊様、参拝の方々、
すべてが素晴らしく清々しい。

ありがたい気持ちで
幾度となく手を合わせました。

身延山は特別な場所。
心に何かが宿ったような、
いま、そんな穏やかな気持ち。

『 東京日記 』

2015-11-25 23:31:25 | 読書

川上弘美著。(平凡社)

東京日記 卵一個ぶんのお祝い。
東京日記2 ほかに踊りを知らない。
東京日記3 ナマズの幸運。
東京日記4 不良になりました。

シリーズの4冊。

穏やかでシュールで、
ふわふわとした空気感が好き。

自分の日記を読んでいるような、
友だちの○○子さんの日記を読んでいるような、
そんな気持ちになる。

10余年分の日記。
その間には、
作者や多くの人たちの人生を激変させた
出来事もあった。
そのことに直接触れずとも、
作者の動揺と毅然とした姿勢が伝わってくる。

『 赤城山 』

2015-11-21 21:55:36 | トレラン

初冬の赤城山へ。

鍋割山登山口⇒竈山⇒火起山⇒荒山高原⇒荒山⇒ひさし岩⇒南尾根の東屋⇒軽井沢峠⇒南尾根の東屋⇒関東ふれあい道(?)⇒登山口

群馬の空は青く広く清々しい。

鍋割山山頂の気温は3℃。
ゴーゴーと呻くような冬の風。

手がかじかんで重ね着したけど、
心はあたたか。

気持ちのいい人たちと、
たのしい幸せな時間。

どうもありがとう。

『 わたしの名前は... 』

2015-11-10 20:38:59 | 映画

アニエスベーの初監督作品。

心に傷を負った少女と
トラック運転手の
ロードムービー。

色彩がいい。

突然モノクロームになったり、
古い家庭用ムービーのような映像になったり、
独特の世界観はさすが。

ストーリーは重く悲しい。

ピーターを演じるダグラス・ゴードンが
すばらしい。

『 みずうみ 』

2015-11-09 08:57:14 | 読書

よしもとばなな著。( 新潮社 )

魂に深手を負ったひとたちの
再生の物語。

心に沁みるとか、
心の琴線に触れるとか、
どんな言葉を並べても
言い尽くせないくらいに、
深く美しい。

ほんのりとした希望と余韻が
まだ心に響いてる。