ちょっといいな、ちょっと幸せ

映画、アート、食べ歩きなどなど、私のちょっといいなを書き留めました。

季楽

2008-11-29 23:20:07 | おいしいもの
 銀座並木通りにある佐賀牛レストラン「季楽(きら)」。JA佐賀の経営で、食材から器、インテリア、すべて佐賀にこだわったお店です。この日は、お昼に3800円の鉄板焼きをいただきました。
 「前菜の盛り合わせ」、「サーロイン150g」、「焼き野菜」、「炊き立ての白米と、味噌汁、お漬物」、「デザート盛り合わせ」、「コーヒー」。食材はほとんどが佐賀県から空輸されたもの。食材一つひとつについて、スタッフの方が説明してくださいます。佐賀に誇りを持った人たちが、佐賀の食材を心を込めて料理したことが伝わってきます。佐賀の自然を想像しながら味わっていただきました。心のこもったもてなしが、とても気持ちいい。佐賀の話を、たくさん聞かせていただいて、佐賀を旅行したような気持ちで、食事を楽しみました。帰る時、私も友人たちも「ご馳走さま」と一緒に「楽しかった」という言葉が自然に出ました。すてきなお店です。

うれしいひとこと

2008-11-27 21:17:58 | お料理・お菓子作り
 久しぶりに訪ねてくれた友人から、うれしい言葉をいただきました。
 自家製のレアチーズケーキを出したところ、「これ、なつかしいね。」と。ひと口食べて「この味、なつかしい。」と、言ってくれました。彼女とは、頻繁に家を行き来していた頃、よくお菓子を作ってはお茶をした間柄です。中でも、冷やして作るレアチーズケーキは、1年を通してよく作ったものです。「なつかしい」という言葉は、くすぐったいような、妙にうれしい言葉で、幸せな気持ちになりました。そして、「おいしい」よりうれしい言葉があるのだなと思いました。誰かの記憶に残る料理ができたら、それは、とても幸せなことなのだと。

秋の終わりに

2008-11-25 21:04:20 | お気に入り
 柿をたくさんいただきました。そろそろ木守柿を残して、柿を収穫する時期なのでしょう。柿の木のある家で育った私は、なかなか柿を買う気持ちになれません。お店できれいに磨かれて陳列された柿は、ちょっとよそ行き顔で違うのです。こうしていただいた柿は、素朴でなつかしい。今年は豊作で、甘い柿がたくさんとれたのだとか。大皿に柿を山盛りにしてキッチンのコーナーに置いてみました。だいだい色のオブジェみたいできれい。

小春日和

2008-11-23 11:46:35 | おでかけ
 先日、小春日和の鎌倉を歩きました。紅葉狩りにはまだ少し早かったものの、前日の雨のおかげで、瑞々しい鎌倉の緑の中に浮き立つ紅葉が、とてもきれいでした。
 明月院は、四季折々の花の美しいお寺。初めて円窓のある和室に上がりました。和室から窓越しに見る眺めは、やわらかで優しい。円窓の向こうには奥行きのある美しい庭を眺められる濡れ縁があります。そこに座って、お茶をいただきながらくつろぐ人が絶えなくて、なかなかよい写真が撮れません。なにも円窓の前に座らなくても、もう少し端に寄ってくれればと思うのですが、そこはお庭を眺めるのにいちばんいい場所、心地よい場所なのですから仕方がない。

                 

 枯山水の庭で昼寝をする、寺の主のような猫。猫の足跡も残っていて、たのしい。

                 

 この日、ずっと会いたかった人に会えました。小春日和のように、心温まる鎌倉散歩でした。

モスクワ・フィルハーモニー

2008-11-22 22:11:41 | 芸術鑑賞
11月16日 13:30~  東京オペラシティコンサートホールにて

ユーリ・シモノフ指揮
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団

[曲目]
・チャイコフスキー:スラヴ行進曲op.31
・ボロディン:弦楽四重奏曲第2番より第3楽章「ノクターン」
・チャイコフスキー:序曲「1812年」op.49
・プロコフィエフ:バレエ組曲 「ロメオとジュリエット」op.64より

 ~アンコール曲~
・シューベルト:楽興の時 第3番
・チャイコフスキー:バレエ音楽「眠れる森の美女」よりワルツ 

 この日のプログラムは、ロシア人指揮者とロシアの交響楽団による、ロシア人作曲家の曲の演奏。ロシアプログラムです。
 1曲目は、ロシアらしい抒情的で厚みのある”スラヴ行進曲”。濃い音とでも言ったらいいのか、音がいいのです。演奏はどんどん良くなっていって、”1812年”は、華麗で緻密な素晴らしい演奏でした。
 アンコールが楽しかった。1回目は”楽興の時”。2回目は”眠れる森の美女よりワルツ”。ユーリ・シモノフは、導入だけで止めて笑顔を見せたり、遊んでいる感じ。踊るような指揮というよりワルツを踊りながら指揮をしていて、とてもチャーミング。演奏する側も、聴衆も、とても楽しい雰囲気。演奏後も鳴り止まない拍手に、2度ステージに戻って、何度もキスを送りました。なんてチャーミングな。
 演奏会の後、同行者が、「チャイコフスキーが好きになった」「演奏を聴きながら、物語が見えてきた」と話していました。ほんとうに、そんな感じの演奏でした。「最初はちょっと心配だったけど・・・」とも。このコンサート、指揮者が、演奏者が気落ちしそうなほど、客席が空いていたのです。こんな素敵なコンサートだったのに、もったいない。

debut

2008-11-20 22:23:07 | ランニング
 先日、マラソン大会で走りました。マラソン大会デビューです。
 スタートラインに立った時、これまで走ってきた道のりが、ここにつなげてくれたのだなぁと、胸が熱くなりました。スタートを待つ間の緊張感は新鮮。号砲の後に、花火が上がると、ランナーの中から大きな歓声が上がりました。それは、とてもうれしい瞬間、幸せな瞬間でした。それからは、気持ちよく走っている時もあれば、苦しくて止めたくなる時もありました。そんな時、たくさんの声援が、背中を押してくれるのを感じました。ゴールした時は、とにかくホッとしました。私はここまで来られたんだなぁと、後から、じんわりと喜びと自信が湧いてきました。
 自分のことでこんなにも、そわそわしたり、ドキドキしたり、ワクワクしたりすることができるなんて、幸せです。この小さなステップの先に、目標が、憧れがあります。少しだけど、ちゃんと近づいています。

裏地をたのしむ

2008-11-18 20:52:00 | お気に入り
 上着を選ぶ時は、裏も大切です。縫製はもちろんのこと、表地とのバランスのとれた、きれいな生地やパイピングが施されていること。
 フォト左は、濃紺のベルベット生地の表地に、ラベンダーカラーの裏地で、袖部分には紺色とラベンダーカラーの縞模様の裏地が使われています。右は、青が基調のツイード生地の表地に、落ち着いた水色の裏地が使われています。見せたくなるような、きれいな色づかいです。
 外出先で上着を預ける時、裏地を褒められることがあります。そんな時はうれしい。ちょっと自慢したい部分なのですから。

生クリーム食パン

2008-11-13 17:53:30 | お料理・お菓子作り
 ”生クリーム食パン”は、生クリームを加えた食パンです。いくつか見つけたレシピを参考に何度か作ってみて、私のレシピが出来上がりました。
 生クリームを加えると、表面はサクッとしたきつね色。中は、ふかふかでやわらかい、弾むような食感のパンに焼き上がります。焼き立てをいただくよりも、トーストに向いた食パンです。1日置いてからトーストすると、一層美味しくなります。

Potluck Party

2008-11-10 23:20:57 | お料理・お菓子作り
 友人宅での、持ち寄りパーティ。私はデザート担当で、「マーブル・パンプキン・チーズケーキ」と「洋梨のタルト」を作りました。
 「マーブル・パンプキン・チーズケーキ」は、グラハム生地を敷き詰めた型に、ピューレ状のカボチャを混ぜたパンプキンチーズケーキ生地を流し込みます。その上に、少量のチーズケーキ生地をマーブル状にならして、オーブンで焼き上げます。「洋梨のタルト」は、タルト生地を敷いた型にアーモンドクリームを平に入れます。洋梨を並べて、アプリコットジャムを刷毛で塗り、オーブンで焼き上げます。どちらも、粗熱を取って冷蔵庫でよく冷やして出来上がりです。前日に用意できるので、今日のようなお昼時のPotluck Partyには、調度いいです。

プレゼント

2008-11-08 17:28:05 | 陶芸
 バースディプレゼントの陶器のカップ。彼女の好きな紅茶やハーブティーがたっぷり入る、日常使いのカップです。彼女がカップを手にする様子を思い浮かべながら作りました。内側と外側に、小さく名前を入れました。そして、カップの中には、小さなサプライズを。