明太子のスパゲッティ

　「今朝摘んだ青シソなのよ」と、自家菜園の青シソをいただきました。新鮮で香りがいい。せっかくの青シソを活かせるメニューをと、あっさりとした和風の”明太子のスパゲッティ”を作りました。
　作り方は、大きめの鍋でスパゲッティを茹ではじめます。その間に、室温に戻して柔らかくしたバターと、薄皮を取り除いた辛子明太子を混ぜ合わせます。さらに、スパゲッティの茹で汁を少し加えてなめらかにしたところに、茹で上がったスパゲッティを加えて混ぜ合わせます。器に盛り、青シソと細く切った刺身用のイカを盛り付けて、出来上がり。イカは、スパゲッティを混ぜ合わせる時に一緒に加ええても、美味しくいただけます。

舟越 桂 夏の邸宅

　東京都庭園美術館で開催中の展覧会、「舟越桂　夏の邸宅」。
　楠を素材とした木彫彩色の半身像に大理石の眼。それらは凛として美しく、繊細で、肌の温もりや弾力までもが感じ取れます。見た途端、吸い寄せられるような、妖しさがあります。「私の中の緑の湖」「言葉をつかむ手」という彫刻に惹かれました。じっと見ていると、なにか喋りだすのではないか、そんな気持ちになったり、そこに”いる”と強く感じました。小さな部屋には一人。広い部屋には数人がいるのです。彫刻の醸し出す雰囲気と、歴史を重ねた美しい邸宅の雰囲気がが見事に調和した展覧会。東京都庭園美術館だから感じることのできた展覧会でした。
　この展覧会のドレスコードは「木から生まれたもの」。木で作られたものを身に着けていくと割引になります。私はバンブーの持ち手のハンドバックで行きました。木の温もりを感じながら、作品を鑑賞して欲しいという主催者の粋な計らいはすてきです。

無印良品・リップスティック

　”無印良品”のリップスティック。ローズピンクとベージュの２色を持っています。それぞれ外出先で困って選んだもの。細身でがさばらないシンプルなデザインと、控えめな色、ちゃんとリフィールがあるところが無印らしくて好きです。今頃になって気がついたのが、キャップの上の丸い部分が鏡になっていること。ここまで使う人の立場に立って作っているなんて、心憎い。

片岡 護 シェフ

　”リストランテ アルポルト”のオーナーシェフ、片岡護シェフの夏のメニューをいただきながら、シェフとお話をする会がありました。メニューは、前菜の盛り合わせ（アジのマリネ、オクラのアイオリソース、帆立貝のケッパーソース）。

　カツオの軽いスモーク
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　アランチーニ　香草ソース
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　２色ピーマンのスパゲッティ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　スズキのレモン風味　ズッキーニ添え
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　桃のマリネと赤ワインのグラニータ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　メニューは、家庭でもレシピを見て料理できるよう、季節感のある家庭的な味になっていました。繊細なプロの技の再現とはいかないまでも、ソースはいろんな素材に応用できそう。　　　　　　　　　　　　　　　　　

Christian Dior POISON

　クリスチャンディオールの香水、”プアゾン”。
　トップノートは、プラム、コリアンダー、アニス。ミドルノートは、ジャスミン、カーネーション、月下香、ローズ。ラストノートは、白檀、紫檀、シナモン、バニラ。むせるように濃厚で、魅惑的。晩秋から冬の夜に似合う、優雅な香水です。”毒”という名前のように、なにか秘密を持ったような、妖しさを含んだ香り。”ポイズン”を初めて手にしたのは、背伸びをしていた頃。あれからずっと、手放せない香水です。

2006 Passopisciaro

　”パッソピッシャーロ 2006”イタリア・シチリア産の赤ワインです。
　店主が「エレガントで力強いワイン」と薦めてくれたこのワインは、やや薄い明るめの色。香りは、ラズベリーを思い出しました。口に含むと、濃厚だけどサラッとした口当たり。そして酸っぱい。クランベリーのような爽やかな酸っぱさで、きりっとしとした印象。複雑な味だと思いました。750ml、5500円くらい。

　ワインにまつわる映画や小説、記事を読むのが好きになりました。ワインの記事を読むとき、書き手の豊かな感性と知識、それを表す繊細な言葉の使い方に驚きます。美しい音楽や絵を語るように、ワインを語る。詩のように流れる文からは、書き手のワインへの愛情を感じます。そして思うのは、ワインは自然の恵みであるということ。これほど人を幸せにするワインは、大地の贈り物なのだろうと。

MARKS＆WEB

　最近いいと思うのが”ＭＡＲＫＳ＆ＷＥＢ”。コンセプトは、自分らしく毎日の生活を楽しみたい人へのお気に入り（MARKS）の提案。安心して使える製品と、暮らしに溶け込むシンプルなデザインが好きです。
　ハーバルハンドクリームは、マカデミアナッツ油とスクワランがベースで、リラックス、リフレッシュ、ウェイクアップの３種類あります。愛用しているリラックスは、ゼラニウムとカモミールの香り。手によくなじんで、しっとりします。香りが控えめで、肌に優しい感じがします。

人生を歩け！

　「人生を歩け！」町田康 いしいしんじ 著　毎日新聞社発行。
　時々、すてきな会話を耳にすることがあります。電車の中とか、席が近いカフェとか。この本には、飾らないすてきな会話が詰まっています。
　町田康氏と、いしいしんじ氏が、歩きながら、食べながら、呑みながらの会話を録音したものが本になっています。お互いの縁の地を歩く所から始まって、電車で移動したり、懐かしい味を求めて店をはしごしたり。途中に収められた飾らない写真もいいです。「カバン」の話題では、電車の中でがさばるカバンが人の邪魔になるから、みんな頭の上に載せたらいいというから、電車の中で笑うのをこらえるのが大変でした。
　自分の気持ちをストレートに表現できる２人の会話は、時々はっとするほど深くて、心に響きます。自分の人生を歩く人は、何をやっても何を語っても、かっこいい。自分の信念で生きている人って、すてきです。
　「人生を歩け！」。直接言われたいような、いい言葉です。

夜のジョギング

　夜のジョギングは、昼間とは違うコース。そこそこ人通りのある明るい道。よく知っている街なのに、小さなお店を見つけたり、いつもとは違う街の表情が見られて楽しい。お寺の境内はほんのり明るく照らされて、開かれた門に、いつでも迎え入れてくれる所なのだと、改めて感じたりします。車の流れが途絶えて空を見上げると、美しい月。日常から離れて、別世界にいるような気持ちになります。うれしい。

エコバック

　”スターバックスコーヒー”のエコバック。大振りで、腕や肩にラクに掛けられるタイプ。茶と緑の落ち着いた色の組み合わせがいいです。たたむと、ポーチのようになってかわいい。今日はジーンズで近所の買い物だから、これとこれ、とか。出掛ける時のエコバック選びが益々楽しくなります。