ちょっといいな、ちょっと幸せ

映画、アート、食べ歩きなどなど、私のちょっといいなを書き留めました。

『 遠い太鼓 』

2016-01-22 18:36:13 | 読書

村上 春樹 著( 講談社 )

村上春樹の旅行記。

1986年の秋から1989年の秋までの3年間、
主にイタリア・ギリシアなど
ヨーロッパに滞在した日々が綴られている。

終始、好きな人の日記を読んでいるような気持ち。

レスボス島の美術館が出てくる。
Theophilos Museum。
いつか訪れたい。

『 シェルパ―ヒマラヤの栄光と死 』

2016-01-18 18:35:01 | 読書

根深 誠 著( 山と渓谷社 )

ヒマラヤ登山を支えたシェルパ族の人々の実像を
4年の歳月をかけて、
丹念に取材を重ねてあぶり出したルポタージュ。

伝説のシェルパからの証言は貴重。
桁外れの勇気と能力と忠誠心と栄誉に唸るとともに、
その陰で命を落としていった多くのシェルパと
国や宗教の諍いを知ることになり、
けっこうしんどい、
読むのに時間がかかった。

命を落とすシェルパは後を絶たない。
シェルパがいないと達成できない登山とはなんだろう、
そんな疑問が残る。

『 ELIANE ELIAS TRIO 』

2016-01-10 22:58:25 | 音楽

ブルーノート東京。

Eliane Elias(p,vo)
Marc Johnson(b)
Mauricio Zottarelli(ds)

ブラジリアンジャズとボサノバ。

イリアーヌ・イリアス、
情緒的で力強い。
ファンになりました。

マウリシオ・ゾタレリのドラムスも
よかったなぁ。

頭の中、
まだボサノバが流れてる。

『 読書会 』

2016-01-09 21:04:06 | 読書

課題本:神々の山嶺( 夢枕 獏 )

初めての読書会は、
4人のランニング仲間と。

食事をしながら呑みながら。

4人いれば4人の読み方があるんだな。

有意義で楽しかったなぁ。

ありがとう。

次回は、春。

『 浜田浄の軌跡-重ねる、削る 絵画- 』

2016-01-08 20:43:41 | 芸術鑑賞

練馬区立美術館。

アクリル絵の具、
鉛筆などを用いた抽象的な絵画展。

ただひたすらに鉛筆で塗り重ねたもの。
絵具を何層も塗り重ね、その表面を削り取ったもの。
絵画へのアプローチがおもしろい。
その製作の過程を想像するのも楽しい。

練馬区立美術館の展覧会は、
ユニークで質が高い。

こじんまりとした美術館は
じっくり観られるからいい。

『 会うまでの時間 』

2016-01-02 18:20:54 | 読書

俵 万智 著( 文藝春秋 )

俵万智さんの自選歌集。

『サラダ記念日』から
『チョコレート革命』まで
1400首あまりの中から
400首ほどが選ばれている。

定型のリズムがとても自然で
読みやすいのがいい。

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ

妻のこと「母さん」と呼ぶためらいのなきことなにかあたたかきこと

31文字のなんと厚いこと。