3月29日(日)14時開演 東京オペラシティコンサートホール
指揮 ユベール・スダーン
曲目 武満 徹:弦楽のためのレクイエム
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調WAB107
武満徹「弦楽のためのレクイエム」は、恩師を追悼した作品であるとのこと。深い悲しみと、尊敬の念が漂う、純粋な曲。特別な曲であることを感じました。
ブルックナー「交響曲第7番」は、柔らかな音に包まれるようで、安らいだ気持ちになりました。霧が晴れてくるようにゆったりと曲が始まる第一楽章は、たおやか。厳かで哀愁の漂う第二楽章。張り詰めたものから解き放たれたように、のどかに広がる第3楽章は、時々、鳥の声が聞こえてきそう。第4楽章は、軽快で伸びやかで勢いがあります。この日の演奏は、雄大で寛大。素晴らしい演奏でした。
ブルックナー「交響曲第7番」は、車を運転しながらよく聴く親しみのある曲です。夕方の高速道路を、山の方へ向かって走らせている時がいいです。夕焼けで紅く色づいてくる空と、影を濃くしていく山々。そんな風景に音楽が溶け込んで、傾いた日差しと一緒にからだに沁み込んでくるみたいに感じます。この日、演奏を聴きながら、好きな風景が浮かんできました。こういう演奏が聴きたかったのだと、満ち足りた気持ちになりました。
指揮 ユベール・スダーン
曲目 武満 徹:弦楽のためのレクイエム
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調WAB107
武満徹「弦楽のためのレクイエム」は、恩師を追悼した作品であるとのこと。深い悲しみと、尊敬の念が漂う、純粋な曲。特別な曲であることを感じました。
ブルックナー「交響曲第7番」は、柔らかな音に包まれるようで、安らいだ気持ちになりました。霧が晴れてくるようにゆったりと曲が始まる第一楽章は、たおやか。厳かで哀愁の漂う第二楽章。張り詰めたものから解き放たれたように、のどかに広がる第3楽章は、時々、鳥の声が聞こえてきそう。第4楽章は、軽快で伸びやかで勢いがあります。この日の演奏は、雄大で寛大。素晴らしい演奏でした。
ブルックナー「交響曲第7番」は、車を運転しながらよく聴く親しみのある曲です。夕方の高速道路を、山の方へ向かって走らせている時がいいです。夕焼けで紅く色づいてくる空と、影を濃くしていく山々。そんな風景に音楽が溶け込んで、傾いた日差しと一緒にからだに沁み込んでくるみたいに感じます。この日、演奏を聴きながら、好きな風景が浮かんできました。こういう演奏が聴きたかったのだと、満ち足りた気持ちになりました。