ちょっといいな、ちょっと幸せ

映画、アート、食べ歩きなどなど、私のちょっといいなを書き留めました。

GARMIN Forerunner 405

2009-09-30 23:03:36 | ランニング
 

 「ガーミン・フォアランナー 405」。GPSを搭載したスポーツウォッチです。ジョギング中の走行距離、時速、心拍、消費カロリーが即時に画面に表示されます。毎回のデータは記録、蓄積されていきます。それまで感覚で捉えてきたものが数値となり、正確に記録されるのは励みになります。先月中頃から使い始め、今では頼りになる伴走者。パステルカラーのウェアとともに今月走った距離、251km。

モモ

2009-09-27 14:24:25 | ランニング
  
 ジョギングコースに愛らしい犬がいます。通り沿いの商店で飼われているゴールデンレトリバーで、いつも無防備な格好で寝転んでいます。この商店の前を通る度にその姿を見るのが楽しみで、勝手に「ハッピー」と名付けていました。
 先日のジョギングで、飼い主とお話しする機会に恵まれました。ハッピーの名前は「モモ」、8才の女の子だとのこと。モモはとても人懐こい性格で、撫でてあげると喜んで、床に伏せてチラッチラッとこちらを見ます。その顔としぐさがまた可愛い。去年の今頃モモのことを知って、この日初めて言葉を交わした、そんな感じです。新しい友だち、名前はモモ。

大山崎山荘美術館

2009-09-25 10:16:11 | おでかけ
  
 「アサヒビール大山崎山荘美術館」。京都府乙訓郡大山崎町、天王山の中腹に位置するこの美術館は、大正から昭和初期にかけて加賀正太郎によって建築された「大山崎山荘」を本館として、建築家・安藤忠雄設計による新館とともに公開されています。
 天王山の森の中、トンネルを抜けて緑のプロムナードを進むと瀟洒な門、その奥に赤い屋根の洋館が現れます。胸ときめく瞬間です。複雑に入り組んだ屋根。石とタイルを組み合わせた外壁。15世紀イギリスのチューダー・ゴシック様式の建物です。重厚な玄関を入ると、太い梁をめぐらせた高い天井と優雅なシャンデリア。その先の客間の暖炉には画像石(2000年前の中国の石の彫刻)がはめ込まれています。光によって表情を変えるマーブル模様のステンドグラス。大理石のサンルームには、シリアのパルミラ遺跡から掘り出された彫像。バルコニーからは、木津川、宇治川、桂川の三川を望む広大な眺め。天王山の山懐に抱かれていることを最も感じる場所です。
 長いガラスの回廊を下りて地下の展示室へ。入口にはバーナード・リーチの陶器がさり気なく展示されています。展示室にはクロード・モネの「睡蓮」の連作。静かで薄暗い円い空間は沼地のようで、睡蓮の花がよく似合います。
 この日、本館では「民藝と仏教美術~柳宗悦のこころうた~」展が催されていました。せっかくの展示物をあまり憶えていない。美しい洋館にすっかり魅了されていました。

西芳寺(苔寺)

2009-09-23 13:27:35 | おでかけ
 
 「西芳寺」は、京都市西京区にある臨済宗の寺院。境内一面苔に覆われていることから、通称「苔寺」という名で親しまれています。本尊は阿弥陀如来、開山は行基、中興開山は夢窓疎石。「古都京都の文化財」の一部として世界遺産に登録されています。
 夢窓疎石作庭の庭は上下二段にわかれており、上段は枯山水式庭園、下段は黄金池を中心にした池泉回遊式庭園になっています。120種類ともいわれる苔が作り出す緑の美しいこと。苔で覆われた地表は滑らかで静やか。庭園に木漏れ日が降り注ぎ、池と苔に映し出される陰影がまた美しく幻想的。上段に通じる向上関をくぐって石段を上がっていくと、そこは禅の境地。途中に須弥山の石組、指東庵、その右手には疎石の築いた枯山水の石組があります。静寂に包まれた幽玄の世界です。
 西芳寺の参拝は、往復はがきによる事前申込み制で、本堂での写経、読経などの宗教行事に参加することが条件とされています。こうした段階を経て臨んだ庭は、清々しく、ことさらに美しく感じられたように思います。

長澤英俊展 ー夢うつつの庭ー

2009-09-22 22:12:42 | おでかけ
  
 遠山記念館で開催中の、「NAGASAWA IN KAWAJIMA 長澤英俊展ー夢うつつの庭ー」。
 イタリア・ミラノを中心に活躍する造形作家、長澤英俊が、幼少期から大学に入学するまでを過ごした川島町の伝統的日本家屋の内外に、10の作品を展示しています。
 のどかな田園地帯に建てられた邸宅は、長屋門、渡り廊下でつながる木造茅葺平屋の東棟、木造瓦葺2階の中棟、木造瓦葺数奇屋造の西棟から構成される伝統的な日本建築。華美な装飾が施されていない邸宅は、洗練され、もの静かで趣があります。
 欅造瓦葺の表門を入ると、木と真鍮、鉄で創作した「ドラーゴ」に迎えられます。表玄関を上がってすぐ左の八畳間に、銅と鉄、ワイヤーで創作した「6つの羽」。その先の内玄関に、木と鉄、ワイヤーで創作した「稲妻」。廊下天井に真鍮の「舟ーマンドルラ」。かつて、この地域の農家は水害に備えて舟を持っていた、そんな記憶が作品に表れているのだといいます。中棟廊下からは「夢うつつの庭」を眺めることができます。廊下に正座して見るのがいいです。古いガラス越しにわずかに歪んで見えるので、夢うつつです。
 長澤の作品が、この日本家屋と調和するのは、多感な時期を過ごした故郷への想いがあるるからなのだと思いました。その想いを快く迎え入れているような、日本家屋の柔軟さと懐の深さを感じる心地よい展覧会でした。    ~9月23日まで

光 松本陽子/野口里佳

2009-09-19 14:21:43 | 芸術鑑賞
  
 国立新美術館で開催中の「光 松本陽子/野口里佳」。松本陽子(絵画)と野口里佳(写真)による二人展です。それぞれ独立した個展として展示されており、どちらを先に観るかは来場者の自由です。 
 松本陽子の作品は、ピンクを主調とした抽象絵画。色彩のみで構成される抽象世界です。色と色とが、重なり、絡み合い、溶け合い、戯れます。絵の前に立つと、色がうねり、膨らみ、揺らめき、変化し続けているかのような錯覚をおこします。霧を透して見える太陽のように、絵の奥から漏れ広がる柔らかい光を感じます。近年描き始めたという「緑色の絵画」にはたじろぎました。清新で奥深い。何かが潜んでいるような妖しさを感じました。
 野口里佳の写真には、一途な輝きがあります。「太陽2005-2008」と題された黒い展示室。時間と場所を変えて太陽を写した写真がぐるりと並びます。四方から太陽の光が照らす空間です。太陽とその光の照らし出すものを、一つひとつ観て歩き、部屋の真ん中に立つと、体の芯まで照らされているような温かい気持ちになりました。
 その一瞬の感動を分かち合っているような気持ちになれる写真はいいなと思います。野口の写真には、そんな感動がたくさんありました。   ~10月19日まで

あの人の食器棚

2009-09-17 11:18:31 | 読書
   
 「あの人の食器棚」。伊藤まさこ著、新潮社発行。
 料理や雑貨、テーブルまわりのスタイリストである著者が、漫画家や写真家、陶芸家、編集者など、職業も年代もさまざまな19人の家を訪ねて食器棚を見せてもらい、台所で料理を作ります。食器棚には、それぞれの個性が表れていて実に魅力的です。そこで著者が作る料理がまたいいのです。食べてくれる人のことを思いながら作った料理はシンプルで多くは語らなくとも、心に触れる言葉のようで温かい。食事風景からは、親友との他愛のない会話のような心地よさが伝わってきます。
 その人らしさは、毎日使うモノににじみ出てきます。日常的に使う台所道具のひとつひとつから、温かいエネルギーが伝わってきます。食器棚の中にあるのは、食器とその人の生活ぶり。台所は、家の中でその人の素顔を一番よく映す場所なのかもしれません。 
 すてきな一冊です。料理本として、写真集として、ライフスタイルを紹介する本として。そして何より、”食”の大切さと楽しさを思い起こしてくれるものとして、いつも手の届くところに置きたい本です。

歌舞伎座さよなら公演 九月大歌舞伎

2009-09-12 14:44:20 | おでかけ
  
 【 歌舞伎座さよなら公演・九月大歌舞伎 】 昼の部 9月9日(水)

   竜馬が行く 最後の一日
        配役 坂本竜馬      市川染五郎
            近江屋女房すみ 市川高麗蔵
            近江屋新助    市川猿弥
   時今也桔梗旗揚
        配役 武智光秀      中村吉右衛門
            四王天但馬守   松本幸四郎
            桔梗         中村芝雀
            園生の局      中村吉之丞
            皐月         中村魁春
            小田春永      中村富十郎
   お祭
        配役 芸者         中村芝翫
            鳶頭         中村歌昇
            鳶頭         中村錦之助
            鳶頭         市川染五郎
   天衣紛上野初花 河内山
        配役 河内山宗俊     松本幸四郎
            腰元波路       市川高麗蔵
            松江出雲守     中村梅玉


 幕開きの司馬遼太郎原作「竜馬がゆく」は三部作の完結編「最後の一日」。染五郎演じる坂本竜馬は清々しく豪放で華がありました。近江屋新助を演じる猿弥の芝居の巧さが目を引きました。「時今也桔梗旗揚」は、武智光秀を演じる吉右衛門の陰影に富んだ演技と、滋味のあるセリフがとても良かったです。小田春永を演じる富十郎のきっぱりとした口調と間のとりかたは格別でした。「お祭」では賑やかに歌舞伎座との別れを惜しみました。芝翫演じる芸者の舞は艶やかで、流れるようで美しかった。そして、この日の目当ての「河内山」。粋でおとこ気が売りの河内山宗俊を演じる幸四郎がとにかく素晴らしかった。のらりくらりとやり過ごしたり、凄みを効かせたり、流石と思う場面が続きました。宗俊がふてぶてしく啖呵を切る場面は痛快でした。最後の「馬鹿め」も流石幸四郎と惚れ惚れとする重厚な形で見事でした。
 歌舞伎座は、歴史を重ねた美しい建物です。私は、歌舞伎座の日常からかけ離れた雰囲気と、随所に日本らしさを感じられるところが好きです。この日で建て替えの為閉館まであと234日とのこと。やはり惜しいような気がしました。

Pasdal Jolivet SANCERRE Chateau DU NOZAY 2007

2009-09-11 23:43:15 | ワイン
 
 「パスカル・ジョリヴェ サンセール シャトー・デュ・ノゼ 2007」 。フランス・ロワール地方の白ワインです。品種は、ソーヴィニヨン・ブラン。
 レモンのようなフレッシュな香り。酸味が効いてさわやか。清涼感と果実のコクとのバランスがいいです。すっきりした飲み心地、きれいになくなるような後味もいいなと思いました。3500円くらい。

今日のお弁当

2009-09-10 08:29:57 | お弁当
  
 今日のお弁当の献立は、ご飯と、肉団子と野菜の甘酢あんかけ、れんこんと人参のきんぴら、厚焼き玉子、ブロッコリーのごま酢しょうゆ和えです。肉団子と野菜の甘酢あんかけは、肉団子と野菜(干し椎茸、玉ねぎ、ピーマン、かぼちゃ、なす)を甘酢あんで和えたもの。野菜をたくさん食べてもらえるお弁当です。