臆病なビーズ刺繍

 臆病なビーズ刺繍にありにしも
 糸目ほつれて今朝の薔薇薔薇

日暦(10月5日)斯界関係者の心魂を震撼せしめる鬼才・鳥羽省三氏の力作を当ブログ画面上にて、連日一般大公開!乞う、一読三嘆!

2016年10月05日 | 我が歌ども
○  安倍の〈躁〉二島返還為しむるや年頭解散渦巻く噂  鳥羽省三

○  厨房の酢牡蠣生牡蠣腐敗せむ稲田朋美よ外せ伊達眼鏡!

○  究極は東京五輪の返上にありオプティミストら決断せよ!

○  大隅氏ノーベル賞受賞の報流るるも秋茄子の尻の罅割れ

○  こころざし述べなば吾は〈憤〉と述ぶ九条廃棄の〈憤〉ならざりや!

○  朝まだき外套厚きコザック兵露都モスコーの街頭に立つ

○  引き絞る弓弦ふるはせ立つ雁に敵勢伏すと気負ふ景政

 本日付け朝日新聞朝刊第一面上辺の片隅に、「民進が典範改正案検討・生前退位巡り、野田幹事長表明」というタイトルの記事が掲載されていた。
 是に拠ると「民進党は4日、天皇陛下の生前退位を実現するための法整備について議論する皇位検討委員会の設置を決めた」とのこと。
 蓮舫代表や野田幹事長をはじめとした民進党幹部とすれば、「国民世論が此処に在る以上は、自公連立政権や自公両党に遅れをとってはならじ」との思いでの決断でありましょうが、「折も折、他にするべき事が山積しているだろう!馬鹿も休み休み言い給え!一体全体、お前たちは何処に目線を置いて国会堂の赤絨毯を踏んでいる!」との思いで、私は、件の記事を読んだ次第でありました。

○  私たち国民大衆それぞれが重い負担に苦しんでいる  鳥羽省三


日暦(10月5日)

2016年10月05日 | 我が歌ども
○  飲み過ぎて管巻く酒は男山爛漫抱へ乗る花筏  鳥羽省三

○  乳房ひとつ喪ひ咽ぶ妻と聴く片割れ月の夜の最弱音(ピアニッシモ)     

○  伊藤野枝乳房(ちちふさ)熱く脚細き女なぜ死ぬ青き鞜履き

○  逝く時は醜聞背に負ひ逝くならむ悪名高き森喜朗氏

○  溜口に稲田朋美が語る夜は恵比寿は苦し生牡蠣臭し

○  墓碑に散る紅葉ひとひら再びは遇ふを叶はぬ秋にやあらむ

○  過ぎ行くは金波銀波のだんだら野わびしき生と言ふこと莫れ

○  過ぎ行くは薄穂波のだんだら野生の辛さを嘆いてならぬ

○  血縁の紐帯断ちしこの夕べ颱風寄せ来とサイレン止まず