臆病なビーズ刺繍

 臆病なビーズ刺繍にありにしも
 糸目ほつれて今朝の薔薇薔薇

日暦(10月1日)

2016年10月01日 | 我が歌ども
○  貌の皺、薬石功無く増えました。サプリメントはもう飲みません。  鳥羽省三

○  速報の開始以前の当確に厚化粧する小池百合子氏

○  画面には小池百合子の化粧顔この頃彼女受けに入つちよる

○  『惑亂』は堀田季何氏の歌集にて売価百円ブックオフにて

○  我が庭に毛虫這はせむ為なれど目にも鮮やか黄揚羽の舞

○  満月をそれと意識し得ざるまま照らされ歩み帰宅後気付く

○  上田字豚小屋といふ地の在りて歌詠み驍二のかつて棲めると

○  新橋に田宮二郎を追つ掛けし夜こそ吾らの青春最中

○  ものの芽の芽吹く季(とき)とはなりにけり監視カメラに視られつつ行く

○  おばんです決して乙女でありません保育園落ちた日本よ死ね

○  生きたしと願ふ気持ちは変はらねど希望持てざる今の世なるも