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学校や子どもたちの活動の様子を日々更新していきます。お楽しみに!!

電気をつくるしくみ

2014-09-16 | 日記

9月16日(火)

 

朝の読み聞かせの時間、このクラスでは、保護者ボランティアによる「電気をつくるしくみ」のミニ講座が開かれました。

 

 

グループごとに、このような実験装置が配られました。

 

 

電気のはたらきによって磁石になったくぎに、クリップがくっつきました。

 

 

人力で電気を起こす、手回し発電機です。

できるだけ速く回すことで、豆電球に灯りをともすことができます。

みな交替で発電に挑戦しました。

 

 

「やった!ついたぞ!」

 

 

みんなで喜び合いました。

楽しく学んだ朝のひとときでした。

 


辰野金吾を巡る旅(1)

2014-09-14 | 日記

9月14日(日)

 

この連休の土日、私用で東京へ行くことになりました。

用事そのものは、土曜の午後からでしたので、それまでの時間、私は、辰野金吾ゆかりの場所を見てこようと思いました。

なぜなら、今年は、坊主町で生まれ耐恒寮で学び、やがて明治・大正期を代表する建築家となった辰野金吾が、東京駅を建築してからちょうど百年目にあたるからです。

そして、大志小学校の5年生が、総合的な学習の時間で、「辰野金吾に学ぶ」学習を行うからです。

 

 

羽田空港からモノレールとJRを乗り継いで東京駅で降りた私は、荷物をコインロッカーに入れ、丸の内中央口へと向かいました。

 

途中、早くも、辰野金吾に出会いました。

 

 

中央停車場(東京駅)の歴史展が、駅構内の赤レンガをバックに開かれていたのです。

 

 

百年前の建築当時のレンガも残されていました。

 

 

数年前から東京駅の改修工事が始まり、東京駅は、すっかり百年前、1914(大正3)年当時の姿に戻っているのだそうです。

 

 

この姿が見られるのは、丸の内側です。

 

 

丸の内中央口前から、道幅100mはあろうかという広い道路がまっすぐに伸びていました。

 

ふり返って見ると、向こうの方に、こんもりとした森が見えました。

皇居です。

 

 

丸の内中央口は、本来、皇室専用の出入口として設計されたものでした。

東京駅の正面口は、まっすぐ皇居の方を向いていたのです。

 

庶民は、丸の内北口や南口、あるいは、反対側にある八重洲口から出入りするようになっていました。

 

これは、丸の内北口です。

南口も全く同じ見かけをしています。

 

 

もう一度、丸の内中央口に入りました。

そして、天井部分を見上げました。

 

 

正八角形にデザインされたドームには、様々な生き物のレリーフが施されていました。

中でも話題になっているのが、この十二支のレリーフです。

下の写真左は辰(たつ)、右は巳(み)。

それぞれ頭を持ち上げた、龍と蛇です。

 

 

八角形なので、当然十二支のうち8つしかありません。

残りの4つがなぜないのか、長年、東京駅の七不思議のひとつと言われていました。

 

ところが、昨年4月、同じ辰野金吾の設計による国重要文化財「武雄温泉楼門」の天井から、東京駅に欠けていた4つの干支、子(ね)、卯(う)、午(うま)、酉(とり)の絵が発見されたのです。

 

「東京と佐賀と合わせて十二支というのは、辰野金吾の遊び心では?」

と、多くの学者や専門家は語っているとのこと。

そうだとすれば、辰野金吾の人となりを知る、重要な手がかりの一つになりそうです。

後日、武雄に行って、そのことも確かめてみたいと思いました。

 

 

東京駅をあとにして、2つ目の目的地、日本銀行本店へと向かいました。

 

 

休日ということで、丸の内界隈はとても人通りが少なく、犬を連れて散歩をしたり、ジョギングをしたりして楽しむ人たちや、私と同じような観光客がうろうろしているくらいでした。

 

日銀本店は、東京駅よりさかのぼること18年、1896(明治29)年の建築とされています。

見た目は石造り。

しかし、実は、2・3階はレンガ造りの石貼り構造になっています。

これは、耐恒寮時代の恩師で、当時日本銀行に勤務していた高橋是清が、5年前に起きた濃尾大地震の教訓から、2・3階の軽量化を図るために指示したからだと言われています。

 

 

高橋是清の判断と辰野金吾の技が、関東大震災や第二次世界大戦を乗り越え、今では国重要文化財の指定を受けながらも供用され続けているという堅牢さ、物凄さ、威圧感を感じる建物でした。

 

2つの目的地をまわり、まだ時間があった私は、帰り道にちょっと寄り道をしました。

 

「東京市道路元標」と記してあります。

 

 

場所は日本橋。

ここを基準に、日本中の道路が東京から何kmと計測されています。

 

 

江戸時代から、交通の中心となっていた日本橋。

しかし、今では、橋の上を首都高速が通っていて、広重の浮世絵にあるような明るく元気な面影はありません。

橋の下を流れる日本橋川(しばらく行くと隅田川につながる)も、巨大な橋梁が何本も打ち込まれ、まるで昆虫採集の虫みたいな感じがして、とてもかわいそうに思えてしまいました。

 

 

日本橋に行って、ある映画を思い出しました。

それは、東野圭吾原作の映画「麒麟の翼」です。

 

確か、双頭の龍があった・・・。

そこで阿部寛さんが倒れる所から、映画が始まったんじゃなかったかな・・・。

 

ありました!

 

 

このロケーションだったことを確認しながら、日本橋ともお別れです。

 

 

おのぼりさんみたいに、写真を撮ってまわった半日でしたが、辰野金吾のことを思いながら歩いた半日でもありました。

 

あとで調べてみると、福岡や武雄など、近くにも辰野金吾の建築物はいくつも残っているようです。

後日、第二弾として、辰野金吾を巡る旅をしてみようと思いました。

 


サラエボの子どもたちの絵画展

2014-09-13 | 日記

9月13日(土)

 

先週、9月5日(金)、志道地区駐在員会長の佐久間さんと、高校の同級生で現在は東京にお住いの伊藤登志子さんのお二人が、校長室を訪ねられました。

 

 

伊藤さんは、30年前、あるきっかけから、災害や戦争などにより苦労を強いられている人々や子どもたちのために、教育支援や人道的支援を行うボランティア活動を続けてこられました。

これまでに支援をされた国々は、フィリピン、ルワンダ、タンザニア、トルコ、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、エリトリアなど約10か国にものぼるそうです。

 

ボランティアグループの名前は、「イピル・イピルの会」。

「イピル・イピル」とは、最初に活動を始めたフィリピンの山に生育する木の名前に由来するそうです。

 

特に、戦禍に苛まれたボスニア・ヘルツェゴビナには、これまで5回も訪れ、1,750本もの桜の木を、サラエボなど5つの市に、平和のシンボルとして寄贈されています。

 

 

そして、今ではたくさんの桜が、美しい花を毎年咲かせるようになったのだそうです。

 

 

こうしたつながりから、サラエボの子どもたちを対象に、「平和への願い」と題したスケッチ会を今年初めて開催し、そこで入賞した作品の中から30点ほどを日本に持ち帰り、各地で絵画展を開かれています。

 

伊藤さんに縁の唐津市でも開くことになり、9月5日から1週間、唐津市役所で絵画展が開催されました。

 

 

今回の伊藤さんの来校は、お友だちの佐久間さんの紹介で大志小学校でも絵画展を開くようになったことのお礼を伝えるため。

市役所での展示が終わり、その足でまっすぐ来校されたのでした。

 

そして、唐津市役所での展示が終了した昨日の午後、佐久間さんら7名の方々がお見えになり、絵画展の準備に取りかかられました。

 

 

場所は、大志小学校の玄関です。

私たちも一緒にお手伝いをしました。

 

 

サラエボの子どもたちの、夢や平和への思いがいっぱいつまった作品が、いくつも展示されていきました。

 

 

展示を終えて、皆さんと一緒に記念撮影をしました。

 

 

来週金曜日まで絵画展は開催されます。

子どもたちだけでなく、どなたでもご覧になれますので、ぜひお出かけください。

 

なお、「イピルイピルの会」のホームページにも、準備の様子について掲載されています。

http://blogs.yahoo.co.jp/ipilipil_nokai/archive/2014/9/1

また、一緒にお手伝いいただいた大河内さんのホームページ(洋々閣ー女将のご挨拶#73)には、伊藤登志子さんの活動が紹介されていましたので、併せてご覧ください。

http://www.yoyokaku.com/sub7-73.htm

 

 サラエボは第1次世界大戦が起こるきっかけとなった「サラエボ事件」で有名な町。

今年はそれからちょうど100年目に当たります。

また、冬季オリンピックがサラエボで開催されたのは1984年なので、それから数えて30年目でもあります。

しかし、このメイン会場となった競技場は、1992年から3年間の内戦により、完全に破壊されてしまいました。

こうした歴史を持つサラエボのことも子どもたちに伝えながら、この絵画展を味わってもらいたいと考えています。

 

 

 

 


参観日の朝

2014-09-12 | 日記

9月12日(金)

 

今日は参観日。

おうちの方が学校に来られるということで、子どもたちは、朝から何となくハイテンションです。

 

 

金曜日の朝のあいさつ運動は、1,2年生が当番です。

7時40分ごろから、たくさんの子どもたちが、玄関前に集まってきました。

 

 

「おはようございます!」

元気いっぱい、あいさつの声かけを続けてくれました。

 

 

8時過ぎ。

8時10分の始業まで、もう少し時間があります。

運動場の子どもたちの様子を見に行きました。

 

 

上級生の子どもたちが、サッカーを楽しんでいました。

 

 

2つのグループが同じゴールを使ってしているので、ボールも2つ。

敵味方ばかりでなく、別のグループまで入り乱れていますが、そんなのへっちゃらで遊んでいます。

 

こちらはキックベースのグループ。

サッカーもそうでしたが、男の子にまじって、元気な女の子も一緒に遊んでいるのがいいですね。

 

 

こちらは、ハンドベースボールのようです。

ただし、ボールがデカい!

でも、これも面白そうです。

 

 

体育館の周りでは、低学年の子どもたちが、鬼ごっこのような遊びで楽しんでいます。

 

 

雲梯では、へびへびと同じように両側からやって来てぶつかったところでジャンケンをする、雲梯ジャンケンを楽しんでいます。

 

 

上からも下からもやって来れるのが面白いですね。

 

 

8時10分になりました。

今日は、いつもの朝とはちょっと違って、たてわり掃除の進め方を、グループごとに話し合う時間になっていました。

 

各学級で、朝の取り扱いを簡単にすませ、たてわりグループごとに教室に入ります。

1年生がちゃんと並んで、準備をしています。

 

 

5,6年生は、1年生のお迎えもしてくれます。 

 

 

教室では、話し合いが始まりました。

 

 

6年生のリーダーシップのもと、学校をよりよくしていく取り組みが、自主性を大事にしながら進められていくことになります。

 


児童集会

2014-09-10 | 日記

9月10日(水)

 

昼休みと5校時目の間の時間は、通常は掃除の時間です。

しかし、月に1~2回、この時間を利用して、全校集会や児童集会を行います。

以前は、全校朝会、児童朝会として朝の時間に行っていたのですが、朝は落ち着いた1日のスタートが毎日切れるようにと、午後の時間に変わったのです。

 

今日は、児童集会。

 

 

集会委員の子どもたちから、バス旅行や修学旅行前という時期にちなんだ寸劇が行われ、集会が始まりました。

 

 

はじめに、全校のみんなで、今月の歌「世界が一つになるまで」を歌いました。

 

 

担当の徳田先生がマイクを回します。

みんな思わずそちらの方を向いてしまいましたが、みんなもマイクを向けられた子も、一緒に楽しく歌いました。

 

 

続いて、3年生の登場です。

 

 

習いたてのリコーダーを使った「あいさつクイズ」。

「♩ ♩ ♩ 」 なら「おはよ~」

「♩ ♪♪ ♩ 」 なら「こんにちは」

言葉にもリズムがあることがわかる、なかなかおもしろいクイズでした。

 

 

続いて、4年生。

音楽の時間、特別非常勤講師の山下都代子先生と一緒に練習した「エーデルワイス」の二部合唱を披露しました。

 

 

指揮は、今井先生です。

 

 

一緒に指導に当たった4年担任の先生たちも、

「とっても上手だった!」

「今まででいちばんきれいな歌声が出ていて、思わずゾクッとしました!」

と、子どもたちの頑張りに大喜びでした。

 

最後に、6年生から全校のみんなへアピールがありました。

 

 

平和集会のときに一緒に折った折り鶴を束ね、千羽鶴ができました。

この千羽鶴は、9月25~26日の長崎修学旅行で、平和公園に捧げます。

そして、全校みんなの「平和への誓い」を、6年生が代表として伝えてきます。

 

こうしたことを、千羽鶴のお礼とともに伝えました。

 

 

児童集会が終わり、いつものように、集会委員の子どもたちが、今日の活動のふり返りをしていました。

 

 

4年生も、実行委員の子どもたちが前に出て、ふり返りをしました。

こっそり応援にお出でいただいていた山下先生からもお話を聞き、お礼の気持ちを伝えました。

 

 

こうしたふり返りを行い、頑張れたこと、よかったことや課題を確認し合い、次の目標に向かう気持ちを高めることが、子どもたちの成長につながります。

 

また、3年生も4年生も、授業で学んだり身に付けたりしたことを発表する場として、6年生も、平和集会の取り組みを修学旅行へとつなげる場として、この児童集会を活用しています。

 

ひとつひとつの授業や取り組みをつなげて、子どもたちに目標を持たせながら取り組んでいる大志小の先生たちの姿がよく伝わった児童集会でもありました。