7月21日(木)
青い空と青い海。
夏休み初日、5年生の子どもたちは、目の前にこの空と海が広がる波戸岬少年自然の家で、1泊2日の宿泊訓練をスタートしました。
入所式。
そして、野外炊飯のオリエンテーションを受けました。
最初の活動は、昼ご飯のカレーライス作りです。
食器や食材が揃っているか確認します。
野菜を切ったり、食器を洗ったり。
自分たちで決めていた役割の仕事に、さっそく取りかかりました。
家で手伝いをしている子も多く、慣れた手つきで作業を進めていました。
大なべの外に塗っている白いクリーム状のものは、クレンザーです。
鍋が真っ黒にならないように、そして、そのまま洗えるように、クレンザーでコーティングをすることになっているのです。
大なべの準備ができたところで、研いでいたお米を入れて、水の量を量ります。
「第2関節までって言わしたね」
と確認しながら、ご飯を炊く準備ができました。
まき小屋の前に集まったのは、まき係の子どもたち。
けがをしないように、軍手をはめて、しっかりとまきを握り、なたを振りかざすのではなく、まきに当ててから割るようにすることなどを、教えていただきました。
新聞紙に付けた火が、杉皮に燃え移り、細いわりばし状の木、そして、太めの木という順に燃やしていくこと、そのための木の組み方なども教えてもらいました。
まきを、わりばしのような細さまで割るのは大変だと思いましたが、子どもたちは上手になたを使って、まき割りを頑張りました。
まき係の子どもたちが戻ってきました。
かまどにまきを井げたに組んで、火を付ける準備を始めました。
試行錯誤しながら、ようやく火が付きました。
カレーの肉を先に炒めるグループもありました。
米を研いだ鍋やカレーの食材が入った鍋。
準備のできたグループから、煮炊きを始めました。
できあがり!
ご飯をつぎ分けて、カレーをかけます。
「いただきま~す!」
あちらからもこちらからも、元気な声が聞こえてきました。
そして、おいしいカレーライスをお腹いっぱいいただきました。
食べ終わったら後片付け。
これも、みんなで手分けして行いました。
黒いこげが残らないように、きれいに磨き上げました。
かまども炭を落とし、きれいに掃き上げました。
最後に、所員のお兄さんからのチェックです。
「合格!」
「よっしゃ!」
思わず、ガッツポーズです。
順調に進んだので、このあと、30分ほど時間ができました。
それで、まき小屋の少し先にあるアスレチック遊具で、遊ぶことができました。
こういう遊具を、子どもたちはほんとに大好きです。
このあと、2つ目の活動となる「ウォークラリー」へと、活動は続いていきます。