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大志小ブログへようこそ!!
学校や子どもたちの活動の様子を日々更新していきます。お楽しみに!!

集会の準備

2016-06-29 | 日記

6月29日(水)

 

昼休み、用事があって、3階まで上がっていきました。

 

階段から一番近い、少し小さめの教室を児童会室と呼んでいます。

ここに、2つの委員会の子どもたちが集まり、作業をしていました。

 

話し合いをしていたのは、計画委員会の子どもたち。

代表委員会で決まった「海辺の集会」について、準備を進めていました。

 

ここ2年間、雨天中止になっている「海辺の集会」。

今年は開催を年度当初は計画していませんでしたが、代表委員会で子どもたちが話し合う中でやろうということになり、内容もこれまで通りではない、今年度の子どもたちが考えたものになっています。

今年こそは、7月19日(月)、全校のみんなで西の浜に集まり、ぜひ「海辺の集会」をやりたいと強く願っています。

 

広用紙に向かっていたのは、集会委員会の子どもたち。

8月9日(火)開催する「平和集会」のプログラムと、集会の歌「世界がひとつになるまで」の歌詞を広用紙に書いて、準備を進めていました。

 

 

「平和集会」では、6年生が長崎の修学旅行で学んできたことを、全校のみんなに伝えてくれることになっています。

唐津市ではほとんどの学校が、広島や長崎に原子爆弾が落とされた8月6日や9日に合わせて、登校日を持ち「平和集会」を開いていますが、これは全国どこでもそうではないということを最近になって知りました。

大志小では、「No More Hiroshima,No More Nagasaki!」の思いを決して忘れないように、これからもこの登校日を大事にしていきたいと思っています。

 

となりの少人数教室(グリーンルーム)では、6年生の実行委員会の子どもたちが集まって、「サラエボの子どもたちとの交流会」の準備を進めていました。

 

 

7月4日(月)に3人の女の子が、この大志小を訪れます。

平和の絵画展に入賞した子どもたちで、長崎、広島で平和学習をする途中に、この大志小学校を表敬訪問していただくことになったのです。

 

 

交流の時間は1時間。

そこで、全校のみんなとの交流はむずかしいので、長崎学習を進めている6年生と、

「長崎のことをサラエボのお友だちに伝えよう」

というテーマで交流しようということになりました。

 

「日本語⇔英語⇔ボスニア語」という、2段階の通訳をしながらの交流会。

ふつうに考える以上に、時間がかかることが予想されます。

 

 

しかし、言葉を越えて伝わる気持ちもあります。

そこで、どんなゲームをして、仲良くなれるか、話し合いを進めているところでした。

6年生の子どもたちにとっても、貴重な体験、思い出の1日となることでしょう。

 

それぞれの子どもたちが、思いを持ち、自主的に集まって集会や交流会の準備を進めている昼休みでした。

 

 


旧高取邸見学

2016-06-28 | 日記

6月28日(火)

 

小雨まじりの中、5年生の子どもたちは、北城内にある「旧高取邸」の見学に出かけました。

 

 

この旧高取邸は、平成10年に近代和風建築の見事さを残していることが評価され、国の重要文化財に指定されています。

 

 

広い邸内を、ボランティアガイドの方の説明を聞きながら回りました。

円い花びらのような形に切り取られた障子窓の向こうに見える部屋は、仏間です。

 

 

和風の庭園の向こうには、青い海も見えました。

 

 

旧高取邸は、高取伊好(たかとりこれよし/1850~1927)の邸宅です。

 

 

高取伊好は、多久の生まれ。

多久藩の東原庠舎や佐賀藩の弘道館などで漢学や国学を学び、明治になって上京して慶應義塾で英語と鉱山学を学んでいます。

唐津地方の炭鉱経営に乗り出し、三菱(三菱合資会社唐津支店は西唐津にある現在の歴史民俗資料館)に売却したのちは、杵島炭鉱の経営に携わり、巨万の富を得て「肥前の炭鉱王」と呼ばれるまでになった人です。

69歳で引退してから亡くなるまでの8年間を、この高取邸で過ごした伊好は、地域社会のために多くの寄附をした人としても知られています。

明治34(1901)年、辰野金吾の設計によって建てられたと言われる唐津小学校の建設費も、この高取伊好の寄附に大いに助けられたそうで、伊好の小学校への寄附は、佐賀県内15校に27回が記録として残っています。

 

 

能にも通じていた伊好は、邸内に能舞台を作りました。

杉戸絵は、京都四条派の絵師、水野香園の作です。

 

 

洋間にはグランドピアノも置いてありました。

 

 

高取伊好が開発に力を注いだ唐津の炭田から掘り出された石炭は、大島小太郎が敷いた鉄道や整備した港から全国に運ばれ、明治・大正期の唐津の経済発展の基盤となりました。

この二人の尽力がなければ、今の唐津の町はおそらく、平戸や松浦のような人口5万人もいないような町だったろうと私は思っています。

 

5年生の子どもたちは、「世界遺産」ならぬ「大志遺産」を選定して、その素晴らしさを選定理由として伝えようという流れで、この学習に取り組んでいます。

どんな「大志遺産」が選ばれるのか、楽しみですね!

 

 


水泳の授業

2016-06-24 | 日記

6月24日(金)

 

6月になって、体育では、水泳の授業が始まりました。

中旬からは水温も高くなり、子どもたちは、水泳の授業が待ち遠しくてたまらないようです。

 

 

「う~、冷たい!」

がまんして、シャワーを浴びると、プールサイドへ。

 

 

 

プールに入る時は、必ず順番を守ります。

それは、いきなり入るのではなく、心臓い遠い部位から体に少しずつ水をかけていき、入る時も、足から少しずつ入るという順番です。

 

 

「さあ、入ったら、顔をぬらしましょう」

「そして、一度頭をつけますよ」

 

 

二人組で、潜ったり、浮いたりする練習をしました。

 

 

短く切ったゴムホースや輪投げの輪を拾うのも、潜る練習のひとつ。

 

 

プールに投げ入れられたホースや輪を拾うと、プールサイドにある青いバケツに向かって走ってきます。

 

 

体育の時間は、週3時間。

そのうち2時間が、平均的な水泳の授業の時間です。

 

 

 

水泳は、ほかの体育の授業と同様に、全身のバランスよい成長を促進し、体力をつけることが大きなねらいです。

もうひとつ、もしもの事故の時に、自分の命を自分で守ることができることも、大事なことだと思います。

そこで、大志小学校では、ふだんの授業はもちろんのこと、着衣水泳を毎年授業の中で取り入れたり、夏休みに水泳教室を開いて、全員卒業するまでには25m泳げるようにしたりと取り組んでいます。

 

 

こうした授業をしっかりできるのも、プール見守りボランティアのお母さんたちの協力のおかげです。

見守りをしていただく分だけ、子どもひとりひとりの指導に、安心して時間をかけることができるからです。

「読み聞かせだけでなく、プールや町たんけんなど、大志小では、ふだんの授業の中にも、たくさんの保護者の方からの協力をいただいていて、ほんとにありがたいですね」

これは、今年度大志小に異動して来られた先生の言葉です。

こうしたボランティアの方々への感謝を、私たち職員は強く感じながら、日々子どもたちと向き合っています。

 

 


うみまるくん

2016-06-22 | 日記

6月22日(木)

 

朝、学校にやって来た子どもたちに、敬礼をしながら挨拶をする白いお兄さんがいました。

 

 

唐津海上保安部からやって来た、うみまるくんです。

 

 

「これは負けられん」と、隣にいたたいっしーも参入し、うみまるくんと握手。

玄関前は、たくさんの子どもたちの人だかりができていました。

 

 

朝の読書タイムの時間を利用して、うみまるくんたち海上保安部の皆さんが、1年生のために、「海の事故に気をつけよう」というテーマで、お話と寸劇をしてくださいました。

 

 

海でおぼれた人がしがみついているのは・・・

 

 

それは、ランドセルでした。

海で誰かがおぼれていて、近くに何も浮くものがないときには、空っぽにしたランドセルを放り投げてあげると、浮き輪代わりになることを、教えてくださいました。

 

 

終わりの感想交流です。

 

 

最後は、敬礼をして、ありがとうの気持ちを伝えました。

 

 

体育館の出口で、見送りまでしていただきました。

 

 

寸劇をしてくださった海上保安部のお兄さんたちとも、ハイタッチ!

 

 

「うみまるくん、また来てね!」

 

 

海が身近にある大志っ子たち。

「海は怖いということも知りつつ、海に親しむ子どもたちになってほしい」

というのが私たちの願いですと、海上保安部の皆さんが、語っておられました。

小さい頃から西の浜で遊んできた私も、全く同感でした。

 

月に4~5回ある水曜日の朝。

そのうち、2回はPTA主催の朝の読み聞かせ、1回は学年朝会で埋まりますが、あとの1~2回は空いています。

何もなければ、朝の読書タイムの時間になりますが、こうした短い時間で子どもたちのために使える時間枠になっています。

クラスで、学年で、利用される場合には、担任の先生とご相談ください。

 


4年社会科見学

2016-06-19 | 日記

6月19日(日)

 

16日(木)は雨まじりの天気でしたが、4年生68名の子どもたちは、バスに乗り、元気に社会科見学に出発しました。

最初に見学したのは、北波多の山あいにある唐松清掃センターです。

 

 

センターの方の説明を聞いてから、まだ聞きたいことや疑問に思ったことを、たくさん質問しました。

ごみを焼却したあとに残る灰を圧縮して固めたペレットも見せてもらいました。

 

 

オリエンテーションが終わり、センター内を見て回りました。

 

 

ごみを積んできたトラックがごみを降ろすと、いろんな種類に分けられる様子を見ました。

 

 

巨大な磁石が、ごみの中から、鉄のような金属を取り除いていました。

 

 

このようにして、集められてきたごみは、リサイクルできるものとできないものに分別されることも学びました。

 

 

集中管理室です。

センター内に入ってくるトラックや、ごみの焼却の具合などが、たくさんのモニターに映し出されていました。

 

 

センターから広い敷地を見渡すと、敷地の隅の方には、分別された再利用できるごみの山がいくつもありました。

 

 

2つ目の見学地は、伊岐佐にある(株)Eco.ラインという、再生資源の回収をしている会社です。

これまで見学していた唐津市のペットボトルセンターが閉鎖され、民間委託となったため、その仕事を引き継いでいるこの会社を見学することになりました。

 

 

紙、段ボール、ペットボトル、アルミ缶などが、たくさん運び込まれていました。

 

 

そして、機械を通って出てきたときには、大きな四角い塊になっていました。

 

 

ここでも、子どもたちは、いくつもの質問をすることができました。

 

 

バスの中でお弁当を食べたあと、最後の見学地、久里浄水センターに向かいました。

 

 

近くには、久里小学校やうまかもん市場がありました。

 

 

広い池に貯められている水は、松浦川から汲み上げられたものでした。

 

 

川の水を飲めるようにするまでに、いくつものろ過の過程を通っていくことを学びました。

 

 

6時間にもおよぶ見学の旅。

事前学習をして予想していたことが、実際に自分の目で見たり話を聞いたりして、

確認できたり、修正したりと学びを深めることができたことでしょう。

この学習は、「新聞を作って伝えよう」というゴールに向かって、進んで行くことになります。