9月3日(水)
91年前、1923年の9月1日は、関東大震災が起きた日。
今は防災の日として、多くの学校や事業所で、防災訓練が行われています。
9月1日(月)、大志小学校でも、地震か起きて津波が来る可能性があるという設定で、避難訓練を行いました。
地震速報が入った時点で、教室にいる子どもたちは机の下にもぐります。
地震の揺れは、速く到達するP波(縦波)と遅れて到達するS波(横波)の2回あります。
2回の大きな揺れが収まったところで、津波の恐れがあると判断された場合、子どもたちは先生の指示に従って、3階に避難します。
避難が終わりました。
1年生から4年生の子どもたちは、3階の廊下や特別教室に並びました。
ここで、津波が押し寄せ、引いていくまでの時間、待つことになります。
8月26日、国の有識者会議が、日本海側で起こりうる地震・津波について、報告書をまとめ公表しました。
これによると、唐津では、最も被害が大きいと想定される「西山断層帯」でマグニチュード7クラスの地震が発生した場合、最短38分で最大2.6mの津波が襲ってくるとされています。
2.6mの高さまで海水が来れば、学校は、1階の天井まで水没し、下の写真のような状況になります。
しかも、災害は想定外のことがしばしば起こります。
そこで、大志小では、最短20分で最大5mの津波が襲ってくるという構えで、「地震の揺れが収まったら、すばやく3階へ」避難することにしています。
また、念のために、それ以上の津波が襲うとなった場合には、学校よりさらに高い向かいのマンションに逃げるしかないと考え、「サーパス西城内1番館」の管理組合にも避難してよいという許可をいただいています。
いずれにしても、このような事態になれば、子どもたちの教育活動に大きな影響が出てきます。
こうした災害が起こらないことを願うばかりです。