心理セラピストのひとりごと

『象徴的イメージ統合療法』という心理療法を行っています。日々の中で感じたことを書いていこうと思います。

次元

2008年03月29日 | 自分の体験からの気づき
今日は、少し不思議な話になります。

過去にセッションの中で不思議な体験をされた方が何人かおられました。それはインナーチャイルドを癒している中で起こりました。

ある人は、子供の頃の自分が長い階段を上の方から落ちたときに、今現在の大人の自分が落ちてゆくチャイルドを怪我をしないように空中で抱きとめて、下に無事降ろしてあげました。

降ろしてあげてからふいに、その人は言いました。

「ああ、そういえば私は子供の頃こうやって本当に階段の一番上から落ちました。でも、誰もいないはずなのに、誰かに抱えられたように、下に無事に降りて怪我も何もしなかったのです。とても不思議に思っていましたが、あのときに助けてくれたのは、大人になった私だったのですね」と・・・。

それから、ある人は、家の前でひとりぼっちで地面に絵を描いているまだ小学校に上がる前ぐらいの子供の頃の自分を上の方から見て、愛情を込めて「○○ちゃ~ん」とその子の名前を呼んであげました。

そして、セッションが終わるとその人はおもむろにこう言われました。

「私、実際にこういう場面がありました。家の前でさみしさをこらえながら絵を描いていたら、上の方から私の名前を呼ぶ声が聞こえたので、上とか周りを見たのですが誰もいませんでした。確かに聞こえたので、あれは大人の自分の声だったのですね」と・・・。

たぶん、催眠療法などを受けられた人の中には、こういう例と同じような体験をされた人がいるのではないかと思います。一例だけならイメージの中の出来事が現実にあったように感じただけかもしれないと気軽に思うことができるのですが、何例か同じようなことがあったのでそんな言葉では片づけられなくなりました。

時間は、過去から未来へと一定方向にひとつひとつ積み上げられてゆくと感じていますが本当はそうではないのかもしれません。

たとえば、ビデオテ-プでは、ある場面を見ようとしても早送りしたり巻き戻しをしないといけませんが、DVDならすぐにピンポイントでその場面を見ることが出来ます。

今我々がいるこの3次元は、縦、横、高さの3つの向きの広がりしかありません。それに時間という要素が加わった4次元では時間の流れを自由に扱えるので、過去のある時点でも未来のある時点でも、DVDのように一足飛びにアプローチが出来るといいます。

驚くことに、最新物理学の超ひも理論では26次元まで出てきます。

どうも我々人間は感じている以上に、多次元的な空間の中で生きているようです。


ホリスティック・セラピー研究所 http://holistic-ti.com
コメント
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