心理セラピストのひとりごと

『象徴的イメージ統合療法』という心理療法を行っています。日々の中で感じたことを書いていこうと思います。

自分のほんとうの思いをわかって選択する

2013年04月17日 | 思うこと
私が提唱している『トラウマ心理学』では、「過剰に反応するところにはトラウマが隠されている」とお伝えしています。

先日、クライアントさんからお聞きして、あるアジアのサウンドヒーラーの方の音楽をネット上で聴きました。きれいないい音楽ですが、エネルギーの流れを上へ上へと上げていくようなものでした。

過剰に上にばかりフォーカスすると、気が頭の方に上がって、地に足がつきにくくなってしまいます。いい音楽でいいエネルギーなのですが、例えば、プラス(+)とマイナス(-)という表現でいうと、+の方ばかりに片寄っている状態だと思いました。

地球では、+と-で一セットになっていますから、片方ばかりに片寄ると、当然バランスが崩れてしまいます。二極のバランスをとることは、とても大切なことだと日々実感しています。

今、セラピーにしろ音楽にしろ本にしろ、様々な分野でほんとうに色んなものが出てきています。選択肢が多いのは、色々なタイプの人に対応が出来るので、とてもいいことなのですが、選ぶ人にトラウマがあると、気づかないうちに、逃避のため、自分の中の問題や課題から目をそらすために、上へと意識を向けるようなものを選んでいる場合が結構あります。

昨年末から人の流れが変わっていて、自分の内に向き合う人と向き合わないようにする人の二つのタイプに大きく分かれ出しました。

私には、どちらがいいとか悪いとかいう権利はありませんが、ただ一つお伝えしたいことは、逃避する人は「逃避したい」と思っていることをわかりながら、逃避を選ばれていたらいいなあと思います。自分が自分の思いを理解しながら、選択したことは、それはその人にとっての紛れもない「正解であり、真実である」からです。でも、わからずに選んでいると、それは「トラウマからの選択」になってしまいます。

私も、日常のすべてのことに対して、自分のほんとうの思いを感じ理解しながら、自分で自分の流れをしっかりと選択をしていきたいと思っています。


ホリスティック・セラピー研究所 http://holistic-ti.com
コメント
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