心理セラピストのひとりごと

『象徴的イメージ統合療法』という心理療法を行っています。日々の中で感じたことを書いていこうと思います。

ヒゲ

2010年09月23日 | ひとりごと
8月後半にまとまった休みをとることが出来ました。

翌日から休みという日に、ふと、休みの間ヒゲを伸ばそうと直感的に思いました。

そして、それから手入れをしながらも伸ばしたままで1ヶ月を過ごしました。

妻やひげを生やしていない私を知っているクライアントさんは、似合っているといってくれるので、少し気をよくしています。

おもしろいもので、出来るだけ汚らしく見えないように、毎日ヒゲを手入れしていると、自分を大事にしている時と同じ感覚でよろこびを感じます。たぶん、女性はお化粧をしている時は、こんな感覚なんだろうかなあと勝手に思っています。

でも、雰囲気が少し変わっていますので、ひげ面を見てないクライアントさんはびっくりしないで下さいね。

このヒゲは、しばらくはやしたままで行こうと思っています。プロフィール写真も撮り直さないといけないなと感じています。


ホリスティック・セラピー研究所 http://holistic-ti.com
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この人の言葉(3)桜井章一さんの言葉

2010年09月14日 | この人の言葉
出張先で少し時間があったので、本屋さんに入りました。

入り口付近で目につく本があり、手にとりました。

表紙には、ちょっと強面の人が麻雀の牌を手にして写っています。大変申し訳ないのですが、タイトルが目に入らなかったら手にとらずにいたかもしれません。

タイトルは、「手離す技術」。著者は、桜井章一さんという方です。

桜井さんは、麻雀で20年間無敗のその方面では伝説の方のようです。あまりに強いので、麻雀の鬼「雀鬼」呼ばれたそうです。

写真では、強面ながら一芸に秀でた限界を突き抜けた人のようにも感じました。

さっそく購入して読み進めていて、感じた思いがあります。『おお~、これはタオではないか』・・・。

中国の老子が説いたプラスとマイナスの真ん中の思想、すなわち中庸の思想です。(今、タオは我家ではちょっとしたブームになっています)

今回ご紹介したい言葉は色々ありますが、購入しようと思うきっかけになったこの一節にします。(「手離す技術」 桜井章一著 講談社+α新書)


『 私が道場生たちに教えている麻雀は、「雀鬼流」と呼ばれている。そして、この雀鬼流は、一生かけても完成できないものだと思っている。

 なぜなら、ある程度達成したと思っても、そのときには雀鬼流そのものが姿を変えているからだ。だからまた、それまで築き上げてきたものを手離し、新たな一歩を踏み出すことになる。得ては捨て、つかんでは手離して・・・・雀鬼流とはその繰り返しなのだ。

 私の出した本にしても、先述したように、出来上がった瞬間にすでに手離している。私と道場生たちのやっていることは、いわば自然のサイクルとまったく同じなのである。

 ところが現代社会に生きる多くの人は、一度得たものをなかなか手離そうとはしない。それが苦労したものであればあるほど、握りしめる力はよりいっそう強くなる。

 自然界の中で、人間ほど得ること一辺倒の生き方をしている生き物はない。つまり、得たものを手離さない生き方は、自然に反する行為ともいえるのである。

 そして人は、得たものを強く握りしめるということが、どれだけ自分を苦しめているのかに気づかない。そうやって人間は自らを窮地へと追い込んでいるのだ。

 苦労して手に入れたものを手離したくないという気持ちは、私にもよくわかる。でも、雀鬼流でやっているように、手離すことで見えてくる新たな世界というものが必ずある。

 手離すことは、「終わり」ではない。

 手離すことから、すべてが「始まる」のである。 』


自然においては、四季が移り変わるように・・・、
植物が発芽し、成長し、実をつけ、種を残し、枯れてゆくように・・・。

誰もが変化を恐がりますが、変化こそが自然の法則、自然の流れなのですね。


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