野柳地質公園に行くのは今回が三度目。一度目は30年前でして、その時は余り観光客が居ない長閑な感じのする観光地でした。二度目は30年後の今年5月のゴールデンウイークを利用して息子と二人で訪問しておりますので、今回は僅か半年も経過していない時期での際訪問ですが、これには5月の息子との訪問の際の画像を嫁さんに見せたところ、是非とも行って観光してみたいとのリクエストがあり、それに応えるべく短期間での際訪問となった次第です
しかし来て良かったです!30年前の訪問時は確か真夏の暑い時期でして、観光していると海岸部地の更なる暑い天候でバテ気味になって、早く引き上げたいとの記憶があり、二度目の五月は小雨が降り始めると言った天候ですから、折角の美しい海岸の景色が鉛色の空となって野柳の奇岩の風情がいま一つでした
ところが今回の天候は秋の快晴でして多少気温は暑いものの湿度は低くまさに観光日和。最高の野柳観光が楽しめましたが、やはり大勢の大陸客が5月と同様に押し掛け、公園入口の入場券売場からして団体用の入場券を買求めるガイド氏が順番を並ぶと言った光景で、当然、入場券を待ちわびる大陸客はその間も大声と喫煙と痰吐きでの喧騒振り
公園内に入場して奇岩を順番に見学して行くのも前回の経験があるものですから、大陸客の移動の合間を縫って行動する事によって多少ともゆっくりと落ち着いて観光が楽しめた上に、この日の天気が良いものですから嫁さんはこの公園が気に入り、もう一度観光客の少ない時間帯に訪問してみたいとの希望を述べておられたのが???です
一時間半程度公園内を散策してここでの観光は終了です。次はバスに乗って基隆の街に移動なんですが、この公園からバスに乗車するには再度国道まで今度は上り坂を歩いてバス停に向かう必要があります。前日よりの深夜の移動による睡眠不足と暑さ、更に観光疲れもあって坂道を登るのは辛い試練でもあると感じていたところ、この周辺を巡回する無料送迎バスがやって来たものですからそれに飛び乗り、丁度坂道を上りきったバス停で下車が出来たもので最高のラッキー状態
野柳のバス停で待つ事15分、やっと基隆行きのバスに乗車しましたが、この日は土曜日の夕方の関係もあって途中より道路渋滞となり、楽しみにしていた基隆客運の運転手による高等ドライビングテクニックを十二分に味わうことが出来ずにほぼ一時間近くのノロノロ運転を強いられて終点の基隆駅前に到着
基隆駅前では二人の女性に会う予定です。この二人にはもちろん事前に訪問するなどとは連絡しておりません。一人は駅前の観光案内所に勤める日本語が堪能な職員。もう一人はその近くの食堂のカンバン娘
前回5月の基隆訪問の際にこのお二人との記念撮影をしたものでして、その写真を進呈すべく持参していたのです。観光案内所の女性は今日はお休みとの事でしたので、写真を預け退散。
次に食堂に行くとあのときのカンバン娘が今日も頑張って店先で蚵仔煎を焼いています。こちらを見て微笑んでくれたものですから『覚えているか?』と問うたところが『知らない!』との返事。それなら写真を取り出して見せると思い出してくれ笑顔で『アリガトウ』
嫁さんと相談した結果、今夜の夕食はここで食べていこうとの事になり、前回同様のメニューを注文して頂きました。嫁さんにしてみればここでの蚵仔煎は初めての経験であり、一口食べると『これは美味しい』と感想を漏らし、一人で全部平らげ、最後は焼いているカンバン娘の傍に行き、レシピと調理方法を真剣に眺めていました
画像は晴天の野柳地質公園