Luna's " Tomorrow is a beautiful day "

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マネジャーは、“愛されたい症候群”から脱却すべし

2009年02月07日 | Weblog
「最近のリーダーたちは男性も女性も、部下と摩擦を起こしてまで説諭できなくなってきています。嫌な雰囲気になるのも困るから…といって、言うべきことをきちんと言えていない」。しかし、部下に対してアサーティブに指導することが必要、と小林さんは指摘する。「アサーティブな対応というのは、特に日本人の女性が苦手なこと。嫌なことは嫌、やるべきことはやるべきだと、明確な意思表示をするべきなのです」


小林洋子/ OCNプロダクト・オーナー



(出典は「日経ビジネス・アソシエ」より)


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 ただし、部下を叱る時に「どうしても記憶に残してほしい時は、あえてイヤな思いをしてもらいます」と小林さんは言う。例えば、セクハラと勘違いされるような言動をする人をたしなめる場合、「もっとコミュニケーションの仕方を考えなさい」という言い方だけでは、本人の気づきを促せない。

 「セクハラ的発言は、言われた相手はとても傷ついているのに、言った本人はそれほど悪気がない場合が多いのです」。こういう発言をする人を叱る時は、「あなたは○月○日に、○○と言ってメンバーを傷つけた。その発言はチームの仲間として失格、退場だ。私のチームには、そういう人はいらない。なぜ仲間が傷ついたかを考えて、二度と繰り返さないこと」と手厳しく言う。具体的な言い方をすることが大事だ。

 「わざと、相手の心に突き刺さるような言葉を選びます。言われた本人は、とても嫌な思いをするはず。これがリマインドになって、次からはセクハラ的言動をしないよう、とても慎重になるのです」

 こういう叱り方をすると、時には部下から疎まれるかもしれない。上司は時として、悪役にならなければいけないのだろうか。「それはマネジャーとして当然」と小林さん。「マネジャーはまず、“愛されたい症候群”から脱却しないといけないのです」

 「最近のリーダーたちは男性も女性も、部下と摩擦を起こしてまで説諭できなくなってきています。嫌な雰囲気になるのも困るから…といって、言うべきことをきちんと言えていない」。しかし、部下に対してアサーティブに指導することが必要、と小林さんは指摘する。「アサーティブな対応というのは、特に日本人の女性が苦手なこと。嫌なことは嫌、やるべきことはやるべきだと、明確な意思表示をするべきなのです」

 喧嘩ごしでなく、論理的にきっぱりと、そしてできれば感じよく相手に伝えるべきことを伝える。リーダーはまず、こうしたアサーティブなコミュニケーションを心がけるべき、と小林さんは語った。


出典は上記。


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