Luna's " Tomorrow is a beautiful day "

こころは魔もの。暗い地下でとどろくマグマのような…。

監督やコーチの責任とは?

2013年04月07日 | Weblog






 

 最近、メルマガ読者の方から、次のような相談がありました。よく受ける質問ですので、皆さんにも紹介したいと思います。



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 4月で小5になる息子は、少年野球に入部しています。そこで、同級生にからかわれたり、けられたり、殴られたりしています。もちろん、大人のいない所で。主人や義父は「男なら、やられたらやり返せ」と言うのですが、息子は、「絶対に暴力はしたくない」と言います。理由は、兄弟ゲンカをした時、痛かったから(自分も相手も)。あと、またきっと倍返しで仕返しされるから、余計嫌だとのこと。


 多少のケンカは必要なのですか?
 やり返さない息子がいけないのですか?



 実際その場を見ていませんが、暴力を振るってくる子に、大人がきちんと注意すべきですか? もしくは見守るべきなのでしょうか?
 やられるたび毎回モヤモヤしています。



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 私は、まず子どもには、「暴力を振るいたくない、という気持ちは素晴らしいね。応援するよ。ただ、甘んじて暴力を受け続ける必要もない。『逃げる』という形で暴力を拒否することもできるんだよ。あるいは、大人に助けを求めるとか。それは決して弱いことでも、卑怯なことでもない。自分を守るために、大切なことなんだよ」と言えばどうかと思います。「やられたらやり返せ」という対応は、この子が言っているように、暴力の連鎖を生むだけで、私は間違っていると思います。



 あとは、大人の対応です。少年野球も、教育の一環としてやっているものだと思います。それなら、教育にふさわしい環境を整えるのが大人の責任だと思います。監督やコーチの責任は、ただチームを強くすればいい、技術を教えればいいというものではなく、その場が、教育にふさわしい環境になるように、配慮する。誰も傷つかず、子どもたちの自己肯定感を下げないように、安全を保障することが、大人の責任だと思います。




 暴力を振るうような子は、決して見逃さない。きちんと注意して、保護者にも伝える。そしてみんなで見守っていく。それが大人の役割だと思います。ですから、監督やコーチの体罰などもってのほかです。体罰は、暴力を振るってもいいことを、大人が体にかけて教えているようなものです。




 少年野球の監督(特に強いチームの監督)は、けっこう強い権力を持っていて、何か意見しようとしても、ほかの保護者から止められることもあったりしますが、同じ思いでいる保護者もいると思います。ぜひそういう人と手を取り合って、環境を改善していってもらいたいと思います。

 

 

 

 


明橋大二メルマガより




 





もし、新しい服を買った日に…

2013年04月06日 | Weblog






わたしの曾祖母は75歳を過ぎると、新しい服を買わなくなりました。


だれかが服をプレゼントしてくれると、

 「そんなことにムダなおカネを使うんじゃないよ。わたしはどのみち、そう長くないんだからね」

 …と言ったものです。




もし彼女が、

 「もし新しい服を買ったその日に死んだとしても、それでいいじゃないの。だって、新しい服を着るのって楽しいじゃない」

 …と考えることができたら、どんなにかすばらしかったことでしょう。






「私がわたしになれる本」/ テリー・コール・ウィッタカー・著