Luna's " Tomorrow is a beautiful day "

こころは魔もの。暗い地下でとどろくマグマのような…。

幸福になるのに結婚しなければならないわけではない

2024年02月29日 | Weblog

 

 

 

女性誌を中心に俳優山本陽子さんの死が今でも取り上げられているが、多くは「恋愛沙汰が多かったが生涯独身」というフレーズが入っている。結婚しないことが珍しいかのよう。

 

でもね、高い教育受けた女性やお金持ちの女性は恋愛は自由にしたいけど結婚はしたくないと考えている人が多いと思う。

 

日本人の結婚は、とにかくすることが大事で、した後は女の人はひたすら我慢、「結婚する前は目を大きく開いて男性を調べ、した後は眼をつむって男性支配の理不尽を忍ぶ」という慣習に同調するよう圧力がかかる。TVのCMが流す華やかな結婚式の画像は、結婚すれば幸福になれるというイメージを流すが、日本人の結婚の多くは、理不尽なしきたりを受忍することを強いられるから女性が不幸になっている。

 

日本人にとって共同体の中で生きるとは、決められた役割を果たすということ。大きな機械の中の部品と同じ。チャップリンの「モダンタイムス」を見て観客は笑ったが、それは自分たちの生の姿だった。「決められた役割」に就かなかったスター女性俳優たちは、独身だからといって寂しさなど感じていなかったと思う。寂しくなったらまた誰かと恋愛しただろうから。結婚して子どもができて家族が増えても、成員間に互いへの思いやりがなく理解しあえないなら、やはり人間は孤独だから。逃げ場がないだけ家族の中の孤独は苦痛が大きい。

 

ただ単に決められた役割を果たすだけのつながり=絆だけでは、家族ではなく大人と子どもと男女による合宿に過ぎない。ただの合宿でしかない結婚ならしないほうが幸福です。結婚がいまだに決められた役割を果たすだけの合宿に過ぎないのは、家制度への執着があるから。制度にしろ風習にしろ、日本の伝統は反民主的で封建的な性格だから、人間を幸福にしない。だから日本においては、伝統だから大切にするという考え方は、人間を不幸にする。

 

 

三四郎@kumi70jp

 

 


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