Luna's " Tomorrow is a beautiful day "

こころは魔もの。暗い地下でとどろくマグマのような…。

「変えてゆく」のは「勇気」です!

2007年03月15日 | Weblog
「結論って言ったって、気持ちは100%にはならないよ。
(世田谷区議会議員選挙に)出たほうがいいという気持ちが、常に50%を超えているんだから、出るわよ!」

上川あや 「変えてゆく勇気」より

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偏見の目で見られたくないという恐怖から、これまで姿をひた隠しにして、息をひそめて生きてきた。
でも確かにこのままでは、事態を大きく動かしていくのはむずかしそうだ。
誰かが「性同一性障害」を公表して問題を訴えることは、
私たちの問題を社会に問う上で、きっと新たな起爆剤になる。
顔を出す「誰か」が確かに必要だ。

でも、誰が?
…私がやる?
それは怖い…。

でも「誰かに動いてもらおう」という姿勢は、違うんじゃないか?
「誰かに」ではなく、「自分が」と思わなければだめなのでは?



(「変えてゆく勇気」/ 上川あや・著)

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自分の状況を変えたい、
自分たちの暮らしを向上させたい、
カルト性の強い宗教団体を脱出したい、
行き詰った人間関係を打開したい、

わたしたちはこのようなとき、たいていは現状に甘んじて、今のままを維持することを選択するのではないでしょうか。現状維持は「横ばい」だと思われますか。わたしの四十数年の経験で言えば、それは実は徐々に下降しているのです。なぜなら現状維持を選ぶ人は、「ラク」な方を選んでいる場合が圧倒的に多いからです。「ラク」を選ぶということは、向上心を持たないということであるからです。またよりいっそうの努力をしないということでもあります。安全で失敗のない道を選ぶということは、下降・収縮・弱体化につながっていると、わたしは自分の人生からそう考えています。行き詰まり、危機、そのときこそ実は変化のチャンスだと、いま振り返ってみて感じるのです。

でも、行動を起こすとしても、今はまだ十分に機が熟していないと思う…。

そういう人にとって、「機が熟する」のは永久にないでしょう。100%都合のいい機会なんてないと思います。人が行動を起こそうとするときには必ずリスクが伴うものです。状況が「安全だと思えるほど」追い風になるのを待っていてはいつまでも行動を起こす機会はないでしょう。重要なのは、「もうこれ以上、現状に留まっていても事態は打開されない、どうしてもここから抜け出たい」という気持ちになったとき、そのときが「絶好の機会」です。モチベーションがポイントです。常に50%の、変化を希求する気持ち、その気持ちに従うべきだと、わたしは思うのです、悔いのない人生を送りたいのであれば…