語り合ってみて、理性も好意も感じられない人間が多いのは、
自分の言いたいことで頭がいっぱいで、
相手のことばに耳を貸さない連中が多いからだ。
(「箴言集」/ ラ・ロシュフコー・作)
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人間は、自分が認められることを必要としています。だからひとりじゃ生きていけない。
じゃ、認められるのはどうしたらいいんでしょう?
自分のほうが圧倒的に強いこと、圧倒的に富裕なこと、圧倒的に名声があること、圧倒的に自分が優秀なこと、こういうことを見せつけてやればいいのでしょうか。
いいえ、そういう人は、反感を買うだけで、むしろ認めてはもらえません。だって、自分のほうが劣っていると思い知らせる人を、わたしたちは尊敬するでしょうか。
生身の人とつき合うときには、むしろ「引いて」、相手に花道を譲ってみてはどうでしょう。人は、自分をいい気分にさせてくれる人に親しみを覚えます。なぜって、そういう人は、自分を認めてくれたわけですから。
まず、話を共感的に聞く、というのは、相手を認め、喜んでもらえるようにする最大のおもいやりです。このことを効果的に行うためには、自分の心の中に、偏狭な考え方があってはならないのです。組織批判は一切口に上らせてはならないと、頑迷固陋に信じる長老は、信者の本当の気持ちを尊重できないでしょうから。
人間関係って、対等でなきゃ、ね。相手の人は、自分を賛美するために生まれてきたわけじゃないんだから。
自分の言いたいことで頭がいっぱいで、
相手のことばに耳を貸さない連中が多いからだ。
(「箴言集」/ ラ・ロシュフコー・作)
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人間は、自分が認められることを必要としています。だからひとりじゃ生きていけない。
じゃ、認められるのはどうしたらいいんでしょう?
自分のほうが圧倒的に強いこと、圧倒的に富裕なこと、圧倒的に名声があること、圧倒的に自分が優秀なこと、こういうことを見せつけてやればいいのでしょうか。
いいえ、そういう人は、反感を買うだけで、むしろ認めてはもらえません。だって、自分のほうが劣っていると思い知らせる人を、わたしたちは尊敬するでしょうか。
生身の人とつき合うときには、むしろ「引いて」、相手に花道を譲ってみてはどうでしょう。人は、自分をいい気分にさせてくれる人に親しみを覚えます。なぜって、そういう人は、自分を認めてくれたわけですから。
まず、話を共感的に聞く、というのは、相手を認め、喜んでもらえるようにする最大のおもいやりです。このことを効果的に行うためには、自分の心の中に、偏狭な考え方があってはならないのです。組織批判は一切口に上らせてはならないと、頑迷固陋に信じる長老は、信者の本当の気持ちを尊重できないでしょうから。
人間関係って、対等でなきゃ、ね。相手の人は、自分を賛美するために生まれてきたわけじゃないんだから。