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思想の自由は不可侵

2008年10月23日 | スクラップ
2008年10月22日(水)「しんぶん赤旗」





「日の丸・君が代」強制予防訴訟/控訴審で憲法学者が指摘



 東京都教育委員会が「日の丸・君が代」を強制する通達を出したことに対し、都立学校の教職員約四百人が起立・斉唱の義務はないことの確認を求めて訴えた「予防訴訟」の控訴審第三回口頭弁論が二十一日、東京高裁(都築弘裁判長)で開かれ、憲法学者の渋谷秀樹・立教大学大学院法務研究科教授が原告側証人として証言に立ちました。

 渋谷氏は、戦時中、国民を戦争に動員することを背景に「教育が特定の思想を教え込む形で使われ、不都合な思想は排斥され、思想統制が厳しく行われた」ことへの反省から、戦後の憲法では「思想・良心の自由を人間が人間であることの基本的なものとして不可侵のものとして保障した」と指摘。「(処分という)威嚇を背景に強制するのは教育現場としては異様」だと述べました。

 教師への「君が代」のピアノ伴奏強制を合憲とした昨年二月の最高裁判決について、「思想・良心のとらえ方が浅い」と批判。「学者としての中立性を保つために、裁判の証言には立たないようにしてきたが、憲法の根本的なところをとりはずすようなことが学校現場でなされているのではないかと危機感を持った」と証言にたった理由をのべました。

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