ボスニア内戦から十余年。民族浄化の名のもとに、女性たちが受けた耐えがたい屈辱はその子供にまで苦悩を及ぼす。エスマは12歳の娘サラとサラエボで暮らしている。生活は苦しい。サラは、父親が殉教者として戦死したと信じているのだが……。
母娘の日常を淡々と描きながら、心と体から離れない過去の惨劇が浮かび上がる。痛みと向き合い、再生を願うヤスミラ・ジュバニッチ監督の思いは伝わる . . . 本文を読む
【ワシントン和田浩明】「離婚は地球環境に悪影響を与える」--。米ミシガン州立大の研究者らがこんな研究結果を3日発表した。離婚によって世帯数が増え、居住スペースや電力、水の消費量の増加をもたらすと主張している。研究結果は米国の有力学術誌「科学アカデミー紀要」に掲載される。研究者らはAP通信に「離婚を批判しているのではない。複数で住む方が効率がいいということだ」と話している。
同大の研究者ら . . . 本文を読む
◇「遊びじゃない」信じたが…
河北町の住宅地にある店舗。こたつ机の上に「お祝い代」と書かれた200万円の領収書や婚姻届、離婚調停の書類が次々と並べられた。「遊びじゃないと言ったから信じて結婚したのに。もう結婚はこりごりだ」。この店で自営業を営む男性(53)は、書類の山を見ながら疲れ切った顔で話し始めた。
結婚を考えるようになったのは、50代を迎えたばかりのころだった。世話をしていた高齢の . . . 本文を読む
日本の離婚件数は、2002年の28万9836件をピークに減少傾向を示していますが(離婚率も同様)、一方で婚姻率も低下しています。あらためて周囲を見渡せば、日本人は結婚という縛りから解放されたいと願っているように思われて仕方ありません。ちなみに、人口1000人に対する05年の婚姻率は5.7で、ベトナム(12.1)の半分、離婚率は2.08で4倍です。
このコラムに一コマ漫画を添えてくれてい . . . 本文を読む