【ワシントン大治朋子】米東部ロードアイランド州プロビデンスで、看護・リハビリセンターのネコが患者の最期をみとるような不思議な行動を繰り返し、全米の注目を集めている。オスカーと呼ばれる雄ネコ(2歳)の「特別な能力」は、世界的な医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」(7月26日発行)のコラムでも紹介された。
コラムを書いた老人病専門医のデビッド・ドーザ・ブラウン大准教授 . . . 本文を読む
29日の英紙サンデー・タイムズは、同国のブラウン首相の外交顧問が米英首脳会談の準備のため今月訪米し、イラクに駐留する英軍の早期撤退について米政府に打診したもようだと伝えた。
外交顧問は米政府の外交専門家と英軍が撤退した場合の影響について協議。米側は英国が近くイラク政策を変更するシグナルを受け取ったようだという。
英軍の早期撤退の可能性について同紙は「英国にはイラクとアフガニスタンで同時 . . . 本文を読む
ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領(69)が29日、日本の参院選で落選したことで、元大統領はペルー政界復帰の可能性を残したものの、敗戦は同氏と再興を目指すペルー国内のフジモリ派にとって失点となった。
サンティアゴ郊外で自宅軟禁下にあるフジモリ氏は、人権侵害や汚職事件の容疑でペルーへの身柄引き渡し審理をチリで受けているが、11年のペルー大統領選に再度立候補を目指すとの憶測が常に流れてい . . . 本文を読む
【ワシントン及川正也】自民党惨敗の参院選結果について米政府は「強固な日米関係は揺るがない」と強調し、冷静に受け止めている。米政府は与党大敗を織り込み済みだが、日本専門家などの間では日米同盟の強化路線が足踏みすることへの懸念も出ている。
国務省報道官室は29日、毎日新聞に「あらゆる2国間、多国間の問題について緊密な同盟国である日本と引き続き連携していきたい」とだけコメントした。選挙結果の評価 . . . 本文を読む
青山学院大の武藤元昭学長と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の滝澤三郎駐日代表が30日、東京都内で会見し、来年度からUNHCRが推薦する難民を対象に、青山学院大が奨学金を支給すると発表した。同様の制度は関西学院大に続き2例目で、関東地区では初めて。
UNHCR駐日事務所はホームページを通じて進学を希望する難民家庭の生徒を募集。日本語能力の成績と経済事情を考慮し1人を選抜する。推薦を受け . . . 本文を読む
安倍首相が意欲を見せる拉致被害者対策と教育の再生。関係者は今回の自民党大敗を複雑な思いで見つめている。
北朝鮮による拉致被害者家族会代表の横田滋さん(74)は、30日午前1時半ごろまで自宅で開票状況を見守った。「年金問題や閣僚の失言、説明責任不足に注目が集まり、拉致問題への関心は全般的に低かった。教育や外交の問題をもっと取り上げてほしかった」と残念そうに語った。
滋さんは、支援してきた . . . 本文を読む
(その1)
◇「退陣を」「誰でも同じ」
退陣すべきなのか、続投すべきか。自民党の参院選大敗から一夜明けた30日、「これからも責任を果たしていく」と続投宣言した安倍晋三首相の対応に、有権者や落選候補者からは厳しい声が起きた。
札幌市のタクシー運転手、古山繁さん(62)は「この結果は国民の怒りの表れ。大敗は安倍首相の責任であり、退陣すべきだ。総理大臣になるのが早かった」と冷ややかに語った。「 . . . 本文を読む
民主党の鳩山由紀夫幹事長 民主党の鳩山由紀夫幹事長は30日、秋の臨時国会で焦点となるテロ対策特別措置法の期限延長について「私たちが基本的に延長すべきでないと主張していることも含めて(参院選で)国民の審判が下った」と述べ、反対していく考えを明らかにした。
同法案は海上自衛隊がインド洋で米艦船などに給油することを可能にする内容で、11月1日に期限が切れる。これまで3度延長したが、民主党はいずれ . . . 本文を読む
参院選は自民党が歴史的敗北を喫した。与党は過半数を大幅に下回り民主党は参院で第1党となった。
安倍晋三首相にとっては、全国の有権者に審判を仰ぐ初の国政選挙だった。私たちは今回の参院選を「安倍政治」を問う選挙であるとともに、自民、民主両党による2大政党化の進展を占う選挙と位置付けてきた。
選挙結果について安倍首相は29日夜、「国民の声を厳粛に受け止めなければならない」としながらも、自らの . . . 本文を読む