長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

大山崎山荘美術館

2015年07月28日 | 山崎
大山崎山荘美術館は、天王山の南麓にあり、

約5500坪の庭園の中に、英国風山荘である本館と

安藤忠雄設計の「地中の宝石箱」、「夢の箱」

その他の建物で構成されています。本館は、

関西の実業家、加賀正太郎氏の別荘として

大正から昭和にかけ建設されました。







やがて山荘は、加賀家の手を離れます。老朽化した山荘を

京都府と、加賀氏と親交のあったアサヒビール株式会社

の協力で復元し、平成8年に美術館として開館しました。







今回の特別展「植物のものがたり」では、モネの睡蓮

に加えて、加賀正太郎氏が情熱を傾けて栽培した

1万本に及ぶ蘭を版画で残そうと300部限定で出版した

「蘭花譜」の中から36点が一挙に展示されています。

加賀氏がこの地で作り出した新種の中には

オオヤマザキの名前が付けられたものもあります。



暑い毎日ですが、目にも涼しい緑のお庭を散策し、

美術館で芸術に触れてみるのはいかがでしょうか?



詳しくはコチラから。


「聴竹居」から「観音寺(山崎聖天)」へ

2015年05月06日 | 山崎
4月29日は、昭和の名建築「聴竹居」で、新緑をめでる会が

開かれました。年2回、事前予約無しで入れるこの日は、

大勢の人で賑わっていました。


JR山崎駅で降ります。


少し京都方面に歩いて踏切を渡ります。


左手の山側へ上る道を進みます。


新緑の美しい道の先に「聴竹居」があります。



京都帝大教授で建築家の藤井厚二氏の自邸で、

すぐれた意匠と夏を快適に過ごすための

様々な工夫が凝らされた実験的エコ住宅です。

先進的なエコ機能は今でも高く評価されています。



そこから、踏切まで戻り、右手の道を進むと観音寺に行けます。

途中、奈良時代に行基が建立した山崎院跡や

平安時代前期の瓦を焼いた瓦窯跡などの史跡もあります。







観音寺(山崎聖天)は寛平法皇(宇多天皇)が899年に開創し

本堂には聖徳太子作といわれる十一面観音が安置されています。





天王山の登山口にもなっています。



ゴールデンウィークも今日で終わりますが、これからの

さわやかな季節に出かけてみてはいかがでしょうか?








山崎散歩 4月8日

2015年04月09日 | 山崎


JR山崎駅を出て、すぐ目の前にあるビルには

ビジネスホテル、ランチもできるおしゃれなカフェ、

可愛い雑貨やこだわりの食材を販売しているお店

などが入っており、色々楽しめます。



また、駅前には、千利休が造り、唯一現存している

国宝の茶室「待庵」のある「妙喜庵」があります。

こちらの拝観には、往復ハガキでの申し込みが必要です。



線路に沿って京都方向に踏切まで歩く途中に名残の桜がありました。



踏切を渡って、山側に少し歩くと分かれ道があります。



そこを右に折れて10分ほどでアサヒビール大山崎山荘美術館に着きます。



通常の展示に加えて企画展として「テンプス・フーギット」が

開催されています。鉛筆で書いたデッサンに実際の映像を重ね合わせた

ヤマガミユキヒロさんの動く絵画です。目の前に朝から夜へ

また季節が移り変わっていく幻想的な風景が広がる不思議体験

ができます。芸術を堪能した後、気持ちのいい風を感じながら

雄大な景色を臨むテラスで頂くビールやコーヒーブレイクは最高です。






(テラスから臨む)
室内の写真は撮れませんので、屋外の風景です。











桜が終わっても新緑の季節も素敵です。是非訪れてみて下さい。



すぐ裏には、奈良時代、聖武天皇の勅願で僧行基が建立した

宝積寺があります。明智光秀との山崎の戦いの折、

羽柴秀吉が本陣としたとされ、その後、天王山の頂上から宝積寺

までを含んだ「山崎財寺城」を築いたと言われています。







秀吉が一夜にして建てたと言われる三重塔や秀吉が腰掛けた

とされる出世石、大黒天と共に打出と小槌が祀られている

小槌宮など見所満載で、春のお散歩にお勧めコースです。







 問い合わせ 

大山崎山荘美術館 TEL (075)957-3123

宝積寺  TEL(075)956-0047