絵鞆半島の最西端、「絵鞆岬」からの眺望です。絵鞆岬は室蘭八景の一つ、市内を代表する景勝地です。
秋が深まるに連れて大気が澄みわたる。岬の突端の海に迫り出す展望台に立つと、噴火湾を前面に雄大な
景観が目の前に広がります。
絵鞆岬にほど近い室蘭港の入り口付近には大黒島が浮かぶ。さらに、遠方の左側には、2000年に大噴
火を起こした有珠山。灯台の後方に小さく見える三角錐の岩山は、1945年に火山性の隆起で出現しました
昭和新山。その右側に見える富士山型の山は、標高1、898mの日本百名山の一つの羊蹄山が秋空の下に
山容を表しました。
絵鞆岬は、今の時期から来春頃まで西からの季節風が強く吹き続けます。植栽されている樹木が、西風を
受けながら成長し、幹枝を風下の方向に樹形を傾ける。
絵鞆岬は、一見閑散とした場所に見えるかと思います。意外でしょうが、岬のすぐそばの港側には家々が、
このように密集するように建ち並んでいます。
絵鞆岬を後に、300mほど坂道を下る途中。絵鞆漁港を前景に対岸の室蘭岳や港内を跨ぐ白鳥大橋の
風景が目の前に広がります。絵鞆岬を訪れた時には、必ず立ち寄り レンズを向ける場所です。
絵鞆漁港は絵鞆半島の突端に位置しています。沖合の海域は良漁場。漁船が全速力で漁場と漁港を行
き交う。さらに、すぐそばの海域ではホタテ貝の養殖漁業が活況を呈しています。