6月に入り、晴れ間が一日いっぱい広がったのは僅かに5日間。例年この時期は、蝦夷梅雨
の季節ですが、近年まれに見る天候が続いていました。一方、今日は午後になると 雨もやみ短
い時間でしたが雲間から陽射しが零れる。
庭のほとんどの草花は、長雨にあたり精彩を欠く草姿。その中、悪天候をものともせずに花を
咲かせている庭花たちです。
キリンソウ(麒麟草)のレモンイエローの花と深緑色の葉は、初夏の庭に絶妙な雰囲気を醸し
出してくれます。
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)。赤紫色の小花は独特の芳香を放します。株は、地を這いな
がらが広がります。グランドカバーに 最適な耐寒性常緑多年草です。
シコタンハコベ(色丹繁縷)。北方四島の一つ色丹島で発見された事が花名の由来。白い花び
らと赤い葯とのコントラストが美しい。花弁は10枚に見えますが、深い切れ込みが有り実際の花
弁の数は5枚。さらに、花に劣らず清々し葉も魅力的な植物です。
先日も、画像を投稿しましたヒダカミセバヤです。この時季、白緑色の葉と雨のしずくは、カメラ
に撮り込みたくなる被写体です。
ユキノシタが、独創的な花を咲かせ始めました。本来の自生地は、北海道を除く本州方面です。
道内の庭で、露地栽培しているのは稀かと思います。我家のユキノシタは、十数年前に新潟県
柏崎市から持ち帰り育て続けています。