秋風が緩やかに流れる トッカリショからの眺望です。一帯には、100メートル前後の凝灰岩の断崖絶壁
が連なっています。断崖の上に立つと、荒々しい岩肌や海面からそそり立つ奇岩とコバルトブルーの海面が
目に映り込んで来ます。
※太平洋の大海原を舞台に遠望のイタンキ浜から連なる景観は、国が定める名勝「ピリカノカ」の指定地
です。さらに、当市を代表する景勝地の一つとして「室蘭八景」にも選定されています。
高さは80メートルほどの断崖絶壁の上から見下ろす。緩やかに岩礁に寄せる波がコバルトブルーの
海面に波紋を描く。波の形状や光線の射し方などの条件が整いますと、息をのむような色合いの海面が、
出現します。
断崖の上で、コハマギク(小浜菊)が清爽な花を咲かせています。生育している場所は、凝灰岩の上の
薄い表土や岩の隙間。このような場所にと思うような、過酷な環境下で健気に花を咲かせています。
コハマギクは、茨城県以北から道内の太平洋側の海岸部の岩場や崖に自生するキク科の多年草です。
アキノキリンウ(秋の麒麟草)。断崖の上の草藪の中で、黄色の小花を密に付けて咲く草姿は、遠くから
でも良く目に付く野花です。
ユウゼンギクの白花が道路際で花を咲かせています。このように純白な花を咲かせるユウゼンギクは
市内では稀です。
すでに花の時期を終えたキリンソウ(麒麟草)が、早くも葉を色付かせ始めています。キリンソウは全国
の海岸地帯のやや乾燥した崖や、砂礫地に自生する耐寒性の宿根草です。
たくさん楽しむことができますね。
コバルトブルーの海なんて、南国の海のようです!
コハマギクは、今ちょうど瑞々しく咲いていて、
見ごろの花姿ですね!♪
海浜植物は旭川では見られなくて、ザンネンだ~!
コバルトブルーの海面が見えるのは高い位置から眺
めるためでしょうか。光線の射し方と波の立ち方、さら
に、海中から立ち上がります岩の近くでこのような色合
いの海面が出現します。
コハマギクの開花は例年に比べまして、やや早めで
す。これから暫らく、市内の他の場所でも花を楽しませ
てくれます。、初夏から続いていました野花の季節は、
コハマギクが咲き、キクイモの花が咲きますと、当地で
は、シーズンの閉幕となります。
すっかり秋の景色ですね。
波の動きも、花色も生き生きと見えて、さすがII.sanさんの写真ですね。
息をのむような色合いの海面…と表現されている、波紋とコバルトブルーはII.sanさんだからこそ写せたのだと思います。
私の旅の写真はボツばかりでした。
娘のスマホの画像の方ががきれいでがっかりしました。
開花の季節になりますと、数ヶ所の自生地の花の状態
を確認しながら撮影しています。
なかでも、トッカリショは、コハマギクの自生地としま
して、「いかにも」と思う環境下で花を咲かせています。
投稿画像のコハマギクが咲いている場所の直近は
は、そのまま垂直の断崖です。ただ、知る人は知る
場所ですので岩場は踏み固められ、それなりの足場
は確保されています。
眼下の岩礁の周りは浅瀬なのでしょうか、光線や波
立ちの状態によりまして、このような色合いの海面が
現れます。