初夏の風物詩。室蘭港の全域が、乳白色の海霧でスッポリと覆い隠されました。海霧は緩や
かに吹きよせる風に運ばれ、噴火湾の大海原から港内に流れ込んで来ます。海霧は普段見慣
れた風景とは、全く異なる幻想的な光景を繰り広げてくれます。
白鳥大橋の橋桁の高さは、海面から60mほど。海霧は、橋桁の下を潜り抜けるように港内
の奥深くへ流れ込んで行きます。
海霧に包み込まれていた大黒島が、海霧が薄れるに連れて徐々に姿を現わし始める。目を
見張る一瞬です。
絵鞆岬の最先端の景観です。海霧は、岬に建ち並ぶ家々を霞めながら噴火湾の大海原から
港内に流れ込んできます。